タイトルの強さに引かれて観はじめたけれど、ただの復讐劇ではなく、喪失と再生を描いた人間ドラマとして引き込まれました。娘を理不尽な事故で失った母親が、その悲しみと怒りを抱えて加害者の娘を奪うという導入は衝撃的。でも物語が進むにつれて、奪ったはずの少女との関係が変化し、単なる復讐する側される側では終わらない深みがある。

北川景子さんの演技が本当にリアルで、感情の振れ幅が細かく伝わってきます。怒りと迷い、哀しみと希望が入り混じる表情に何度もグッときました。大森南朋さんも、ただの悪者で済ませない複雑な父親像を丁寧に演じていて、視点によって善悪が変わる怖さを感じさせてくれます。

だいちゃん！さんの評価

2025年春ドラマランキングでの感想・評価

血の繋がらない親子愛に涙

親子の絆は、親は子どもを愛おしく思いながら愛情を注ぎこみ、子は親の愛情を感じながら育った変えようのない歴史があり、その中で築き上げられるものであることを痛感しました。実は私自身、血の繋がらない父親の背中を見て育ってきたので、このドラマには心が深く動かされました。このドラマでは、理屈や道理で割りきることのできない人間の繊細な感情の揺れ動きが大切にされていて、心の葛藤の様子がよく伝わってきました。とても感動しました。

発電野郎さんの評価

歴代フジテレビドラマランキングでの感想・評価

壮大な親子愛

物語の構成がマジで良かった。親子愛を題材にして描かれたドラマで、すごく泣けた。みんなハッピーエンドだったけど、事件に巻き込まれ最後まで恨みを持ち続けた玖村くんだけバットエンド…という終わり方から、恨み続けてもいいことはないよ、という制作者側からのメッセージを感じた。最後まで見てよかったと感じられるドラマだった。

ただのドラマ好きさんの評価

2025年春ドラマランキングでの感想・評価

最終回は良い結末だった

フジテレビ
1年前：保育園で給食を作っている調理師の中越紘海（なかごしひろみ/北川景子）は娘の灯（あかり）と夫の景吾と仲睦まじく暮らしていた。
ある日、灯は惣菜店・Yukiデリで買ったピザを食べて発疹を起こし、そのまま死亡してしまう。紘海はその現実をうまく受け止められず、ショックで茫然自失となった。
灯は甲殻類アレルギーを持っていた。紘海がピザを買った時、甲殻類の表示はなかったが、灯の死因はエビなどの甲殻類アレルギーと思われるアナフィラキシーショックだった。
Yukiデリ社長の結城旭（ゆうきあさひ/大森南朋）は会見で何を思ったのか、「子供に何かあったら大人（親）の責任」と発言して大炎上。紘海はTVで会見を見ながら怒りに打ち震えた。
紘海は葬儀後に保育園に復帰するが、灯が忘れられず他の園児を抱きしめてしまう。
紘海は夫・景吾との離婚を選択した。
アレルギーで灯が死亡した事件は、甲殻類を材料に使った覚えがないというYukiデリ側の主張が通り不起訴となった。しかし会社自体は倒産した

結城旭の過失は本当にあったのか、あったとしても本当に悪人なのか、謎が深まるばかり

エンドウさん(男性)

7位(94点)の評価

2025年春ドラマランキングでの感想・評価