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歯車に関するランキングと感想・レビュー

歯車

引用元: Amazon

最高評価

62.3

(7人の評価)

芥川龍之介おすすめ作品」で最も高い評価を得ています。

歯車の詳細情報

参考価格462円(税込)

『歯車』(はぐるま)は、芥川龍之介の小説。芥川は1927年(昭和2年)服毒自殺を図るが、生前に第一章が雑誌「大調和」に発表され、残りは遺稿として発見された。『河童』、『或阿呆の一生』、『西方の人』と並ぶ晩年の代表作で、遺稿中では唯一の純粋な小説である。執筆期間は1927年3月23日から4月7日までとされる。ストーリーらしいストーリーはなく、芥川を自殺に追い詰めたさまざまな不気味な幻視、関連妄想が描かれている。 (引用元: Wikipedia)

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感想・レビュー

全 4 件を表示

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

病んでいる芥川の内面が、赤裸々に描かれた作品

この作品には、ストーリーらしいストーリーはありません。しかし、主人公が見る不気味な幻想や、それにおびえる主人公の内面を巧みに描き、読者に焦燥感を抱かせることに成功しています。あの、川端康成も「すべての作品に比べて断然いい」と絶賛しました。全体的に、暗い死のイメージが作品全体を支配していますが、実際にこの作品を書き上げた三か月後に芥川は自殺しています。また、生前芥川は片頭痛に悩まされていたそうですが、片頭痛に悩まされる人はよく歯車の幻想を見るそうです。この作品はまさに、芥川が命をかけて伝えたかった、内面の苦しみそのものではないでしょうか。

ランプトン

ランプトンさん(男性・20代)

1位(100点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

晩年の芥川龍之介が見ていた世界。

芥川龍之介自身の体験をモチーフとしていると言われています。
しかし「暗い私小説」のような作品が流行った時代でもあるので、本当のところは不明です。
作中のような幻覚が現れていたら、確かに生きていくのは大変だと思います。
自殺後の遺稿で、芥川龍之介の最高傑作とも言われています。

はなのまい

はなのまいさん(女性・30代)

5位(75点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

目蓋の裏に歯車が浮かんでくる

これは芥川の中でも難解に感じる作品。端的に言うと、目蓋の裏に歯車が浮かぶようになり、心身ともに疲弊してしまうストーリーなのだが、読んでいてあまりにも疲れる小説なので、こちらも歯車が見えるようになってしまいそうなほど影響を与える力がある作品。

ちゃそ

ちゃそさん(女性・30代)

4位(85点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

作者がどのように病んでいったかがわかる!

芥川龍之介が自殺する前に書き終えた作品です。本人の苦労や葛藤がこの作品に詰まっています。全体的に話の内容は暗いので、読んでいて疲れら人もいると思いますが、面白いです。個人的に芥川龍之介の色の描写は綺麗だなと思いました。

まつ

まつさん(女性・30代)

1位(100点)の評価

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