ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
知らない人はいないブラックなストーリー。
これも芥川龍之介の代表作です。
あまりにも有名なのでパロディも多い作品です。
作者は知らなくても、「蜘蛛の糸」と聞けばストーリーが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
実は児童文学として書かれているという衝撃。トラウマ必至です。
3位河童(小説)
引用元: Amazon
『河童』(かっぱ)は、芥川龍之介が1927年(昭和2年)に総合雑誌『改造』誌上に発表した小説である。 当時の日本社会、あるいは人間社会を痛烈に風刺、批判した小説であり、同じ年の芥川の自殺の動機を考える上でも重要な作品の一つであるといえる。芥川の晩年の代表作として有名で、芥川の命日7月24日が「河童忌」と呼ばれるのもこのためである。 副題には「どうか Kappa と発音して下さい。」という半ば不可解な言葉が記されている。 上高地の河童橋は本作以前に存在しており、むしろ「河童」橋の名称の方が本作の着想に影響を与えたと思われるが、本作の発表および芥川の自殺によって、より知名度が上がることになった。
愉快な河童たちの物語と思いきや……。
可愛い河童たちによる、少し社会風刺のきいたストーリー。
河童たちの名前も個性的で、暗めの芥川作品の中ではオアシスのような読みやすさ。
……かと思いきや、精神病者の独白という、現実なのか妄想なのかわからなくなる結末です。
精神病者の口から語られた物語として読み直すと、ゾクッときます。
4位藪の中(小説)
引用元: Amazon
「藪の中」(やぶのなか)は、芥川龍之介の短編小説。初出は「新潮」1月号(1922年)、初刊は「将軍」(1922年)。複数の視点から同一の事象を描く内的多元焦点化(ジュネット)の手法がとられ、殺人と強姦という事件をめぐって4人の目撃者と3人の当事者が告白する証言の束として書かれており、それぞれが矛盾し錯綜しているために真相をとらえることが著しく困難になるよう構造化されている。その未完結性の鮮烈な印象から、証言の食い違いなどから真相が不分明になることを称して「藪の中」という言葉まで生まれた。今昔物語集を下敷きにしたいわゆる「王朝物」の最後の作品であり、創作の度合いは最も高い。また今昔物語の他にもビアス「月明かりの道」、ブラウニング「指輪と本」などとの類似が指摘されている。
証言が増えるほど事件の輪郭が見えなくなってくるミステリー。
同じ1つの事件なのに、証言する人が増えるほど混乱してくるお話です。
黒澤明監督の映画では、さらに証言がややこしくなっています。
犯人は誰なのか?実はいまだに学者たちにも解明できていません。
「真相は藪の中」の元ネタになったお話です。
5位歯車
引用元: Amazon
『歯車』(はぐるま)は、芥川龍之介の小説。芥川は1927年(昭和2年)服毒自殺を図るが、生前に第一章が雑誌「大調和」に発表され、残りは遺稿として発見された。『河童』、『或阿呆の一生』、『西方の人』と並ぶ晩年の代表作で、遺稿中では唯一の純粋な小説である。執筆期間は1927年3月23日から4月7日までとされる。ストーリーらしいストーリーはなく、芥川を自殺に追い詰めたさまざまな不気味な幻視、関連妄想が描かれている。
晩年の芥川龍之介が見ていた世界。
芥川龍之介自身の体験をモチーフとしていると言われています。
しかし「暗い私小説」のような作品が流行った時代でもあるので、本当のところは不明です。
作中のような幻覚が現れていたら、確かに生きていくのは大変だと思います。
自殺後の遺稿で、芥川龍之介の最高傑作とも言われています。
国語の教科書に採用された芥川作品。
芥川龍之介の文句なしの代表作です。
教科書にも載っていたため、知らない人はいないでしょう。
「二キビは思春期の象徴」と授業で習い、衝撃を受けた学生も多いと聞きます。
下人の最後の行動は賛否両論。考えさせられる作品です。