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蜘蛛の糸(小説)に関するランキングと感想・レビュー

蜘蛛の糸(小説)

引用元: Amazon

最高評価

76.3

(13人の評価)

芥川龍之介おすすめ作品」で最も高い評価を得ています。

蜘蛛の糸(小説)の詳細情報

参考価格0円(税込)

蜘蛛の糸(小説)がランクインしているランキング

感想・レビュー

全 6 件を表示

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

善と悪について考えさせられる作品

1918年に書かれた作品で、ポール・ケーラスの因果の子車をベースに書かれた短編小説です。あらすじとしては、地獄に落ちたカンダダという男が、かつて蜘蛛を助けたことがあるという理由で、お釈迦様が蜘蛛の糸を垂らして助けてやろうとします。カンダダは糸を上り天国に行こうとしますが、他の罪人がぶら下がり始め…、という内容です。人の欲深い部分を浮き彫りにするこの作品は、善とは何か、悪とは何かを問いかける重い作品です。短編ながら、内容の濃い作品です。

ランプトン

ランプトンさん(男性・20代)

3位(75点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

人類の教訓

蜘蛛の糸で描かれるのはまさに人類そのものです。比喩されていることを意識しながら読むと、キリスト教でいう聖書、人生の教科書となると思います。自分のことばかり考えて行動する利己主義はときに自らを破滅に追いやってしまうことをわかりやすく、子供でも読めるような形にしてあり、おすすめです。

おかゆ

おかゆさん(女性・30代)

2位(85点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

仏もまた人間

ラストでほかの者を追い散らそうとしたカンダタはまた地獄に落ちてしまいます。しかしそれを決断したのは仏様です。一度は悪人の中に残る小さな可能性に賭けたのに、これまた小さな過ちのためにその可能性を斬り捨てるなど、仏様もまた感情のままに生きる人間くさい存在なのだと感じたからです。

桜井孝介

桜井孝介さん(男性・30代)

3位(90点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

何故か美術

小学生のとき、何故か美術(図工)の時間に「蜘蛛の糸」を読んで、頭に浮かぶ情景を描くように指示がありました。そのときに、作中の「助けた蜘蛛が出した糸をよじ登って地獄から脱出しようとしている途中で糸が切れてしまい地獄に真っ逆さまに落ちていく」という場面を描いたことを鮮明に覚えています。

JS

JSさん(男性・50代)

1位(100点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

人の業をテーマにしたユーモアな作品

突如目の前に現れた極楽浄土へ続く一本の救いの糸に望みを託し、ひたすら登り続ける男が主人公の作品。切羽詰まった状況で「あいつらが登ってきたら糸が切れてしまい、自分も助からないかもしれない」と男が感じるのは人の業。無慈悲なのはお釈迦様の方ではないのかと、人の立場としては突っ込みたくなるユーモアある短編です。

HTF

HTFさん(男性・40代)

3位(75点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

知らない人はいないブラックなストーリー。

これも芥川龍之介の代表作です。
あまりにも有名なのでパロディも多い作品です。
作者は知らなくても、「蜘蛛の糸」と聞けばストーリーが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
実は児童文学として書かれているという衝撃。トラウマ必至です。

はなのまい

はなのまいさん(女性・30代)

2位(95点)の評価

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