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河童(小説)に関するランキングと感想・レビュー

河童(小説)

引用元: Amazon

最高評価

72.7

(9人の評価)

芥川龍之介おすすめ作品」で最も高い評価を得ています。

河童(小説)の詳細情報

参考価格0円(税込)

『河童』(かっぱ)は、芥川龍之介が1927年(昭和2年)に総合雑誌『改造』誌上に発表した小説である。 当時の日本社会、あるいは人間社会を痛烈に風刺、批判した小説であり、同じ年の芥川の自殺の動機を考える上でも重要な作品の一つであるといえる。芥川の晩年の代表作として有名で、芥川の命日7月24日が「河童忌」と呼ばれるのもこのためである。 副題には「どうか Kappa と発音して下さい。」という半ば不可解な言葉が記されている。 上高地の河童橋は本作以前に存在しており、むしろ「河童」橋の名称の方が本作の着想に影響を与えたと思われるが、本作の発表および芥川の自殺によって、より知名度が上がることになった。 (引用元: Wikipedia)

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感想・レビュー

全 4 件を表示

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

芥川龍之介最後の作品

人間社会に対する屈折した見方を感じるが河童にすることで
少しユーモラスな世界観になる。
皮肉や嫌悪を感じる一冊

simple読書会 前田

『simple読書会』主催者

simple読書会 前田さん (男性・30代)

5位(70点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

愉快な河童たちの物語と思いきや……。

可愛い河童たちによる、少し社会風刺のきいたストーリー。
河童たちの名前も個性的で、暗めの芥川作品の中ではオアシスのような読みやすさ。
……かと思いきや、精神病者の独白という、現実なのか妄想なのかわからなくなる結末です。
精神病者の口から語られた物語として読み直すと、ゾクッときます。

はなのまい

はなのまいさん(女性・30代)

3位(90点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

正気と狂気は紙一重

この小説の中では河童はまだ母親の腹の中にいる時に、この世に生まれてくるか・こないか自分で選ぶ自由がある。
そう考えるとそんな選択肢など与えられず、何がなんだか訳が分からないまま勝手にこの世に放り出され、そうして放り出された者たちだけで形成されている人間社会がやたら異様に思えてくる。

ユリ

ユリさん(女性・30代)

1位(100点)の評価

芥川龍之介おすすめ作品での感想・レビュー

人間社会を河童の目線で批判させる痛快な作品

一見、ファンタジーのような河童の世界を使い人間社会の不条理さ身勝手さ等を痛烈に風刺する作品。特に痛快に感じるのは河童の出産シーンです。産まれる前の胎児である河童が「自分の父親が精神病だから産まれることを辞める」と話す描写です。子供の頃に初めて読んだときに、人間にはこの選択肢がないのだな。何故ないのだろうと、考えさせられた最も印象に残った作品です。

HTF

HTFさん(男性・40代)

1位(100点)の評価

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