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2位HANA-BI
刑事の心の闇が見られる
刑事が暴走する内容ですが、正気と狂気の狭間に生きる主人公を淡々と描いた傑作です。
今は亡き大杉漣さんの存在感が半端ないですけど、ビートたけしさんの演技も充実しているからこそ、ベネチアの映画祭で金獅子賞を与えられたのでしょう。
海岸に轟く銃声2発に続く、寒々しい冬の海のエンディングが最高。女房役の岸本加代子さんの演技にも大拍手。
北野監督の名を不動の物にした傑作です。
この人が撮ればこの程度は当然でしょう
現実のヤクザ社会がこうであるとは限らないでしょうけど、東映のヤクザ映画でなく、Vシネマのヤクザ物でもなく、北野武流のヤクザ映画だと思います。
アウトレイジ3部作中最も面白い作品だと思います。
この頃のビートたけしは現実でも凶暴だったろう
北野武監督作品でNo.1と問われれば、躊躇なく「その男凶暴につき」しかないと断言させてもらいます。
北野監督の表現したい暴力の原点がこの映画にあるのは間違いないです。本作以降に撮られた、北野監督自身がヤクザの設定で描かれた暴力とは背景が異なりますが、その恐ろしさを通して空虚な世界を描いていることに変わりはないと感じます。
この映画の監督は当初は深作欣二が撮る予定だったが、紆余曲折を経て北野武初監督作品となったわけだが、難産を経て生まれただけはある名作に仕上がっています。