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武田 健さんの「消しゴムランキング」

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更新日: 2020/11/10
武田 健

万年筆インクアドバイザー、文具ライター

武田 健

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まえがき

消しゴムは、筆記具の中ではどちらかというと地味な存在だと思います。主役となるのは、どうしても、鉛筆やボールペンのように「書くこと」を主体にした筆記具たち。でも、間違った文字を消してくれる消しゴムというのは、実はとても重要なポジションにあります。今回は影で筆記具の世界を支えてくれる、そんな消しゴムにスポットライトを当ててみました。

ランキング結果

シンプルだからこそ長く使える相棒!

消しゴムといえば、真っ先にこのトンボ鉛筆のモノ消しゴムを思い浮かべてしまうほど、定番中の定番。

どんなに小さな町の文具屋さんでも、いや、コンビニエンスストアにも並んでいるほど一般的に知られている消しゴムなのではないでしょうか。

青と白と黒のストライプのデザインにMONOというロゴもシンプルで、そのシンプルさが安心感にもつながります。

そして、もちろんのこと、機能面でも文句なし。きちんと字を消してくれるだけでなく、消しゴムのカスが飛び散ったり、ゴムがちぎれてしまったりする心配もあまりありません。

学生時代からずっと変わらずに使い続けることができるのには、基本的なそういう機能に対する絶大なる信頼感があるのではないかと思うのです。

細かいところをきっちりと消してくれるのが嬉しい

例えば、細かい文字を一字だけ消したいという時、使い始めの消しゴムだったら、角の部分を使って消すことができますが、使っていくうちに、どの角の部分が取れてしまうと、細かい文字を消すことができなります。
そんな時には、残った四隅を使って消していくことになるのですが、いつまでもその四隅の角が残るはずもなく、だんだんと細かい文字を消せる場所がなくなってくるのが今までの消しゴムの難点といえば難点でした。

そんな難点を克服してくれるのがこのカドケシです。これは8つの立方体が組み合わさったようなユニークな形をしていて、角がたくさんあるから、細かいところを消すのに最適なのです。

もっと昔からあったら、新しい消しゴムを何個もおろす必要はなかったのに!と今の学生さんたちをとても羨ましく思ってしまうアイテム。
でも、大人になっても、シャープペンなどで書いた細かい文字を消す機会はあるので、そんな時はこの消しゴムが大活躍してくれます。

アイディアの勝利!

初めてこの消しゴムを見た時、なるほど!と感心しました。今まで、こういう発想の消しゴムって、ありそうでなかったのですから。
両端を使って消していくうちに、真ん中の部分が残って、富士山のような形になる。たったそれだけのことなのですが、実に面白い発想だなと思いました。
これを思いついた人の着眼点に拍手を送りたいほどです。
この富士山消しゴムだったら、ぼくのような勉強が苦手な子でも、この消しゴムを使いたくなって、少し勉強に興味を持つようになるのではないかと淡い期待をしてしまいます。
筆箱の中に富士山のような形をした消しゴムが入っている、あるいはこれから富士山のようなシルエットを有するようになるであろう消しゴムがある、というだけで、何となく浪漫を感じてしまいませんか?
だから、この消しゴムは子どもだけではなく、大人も楽しむことができる消しゴムなんじゃないかと思うのです。

あとがき

定番中の定番の消しゴムから、痒い所に手が届くような消しゴム、そしてちょっと遊び心のある消しゴムなどを選んでみましたが、実はまだまだ最近は面白い消しゴムがたくさん出ています。これからもそんな消しゴムを色々と探していきたいと思います。

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