戦災や原爆などを題材としながらも温かい作風やタッチの画で見る人を感動させるのが、漫画家のこうの史代です。今回みんなの投票では「こうの史代の人気漫画ランキング」を決定します。2つの漫画賞を受賞した名作『夕凪の街 桜の国』や話題を呼んだ自身の代表作『この世界の片隅に』、成り行き夫婦を描いた『長い道』などから、どの作品がランクイン?あなたがおすすめしたいこうの史代の漫画作品も教えてください。
最終更新日: 2020/06/12
このお題は投票により総合ランキングが決定
こうの史代は1968年生まれ、広島県出身の漫画家。1995年に『街角花だより』でデビューします。その後2004年に『夕凪の街 桜の国』を発表しました。この作品は「文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」と「手塚治虫文化賞新生賞」を受賞。2007年には映画化されました。
そして2009年に自身の代表作で、呉に嫁ぐ女性を描いた『この世界の片隅に』を発表。「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞したこの作品は、アニメ映画化・ドラマ化され話題になります。他にも問題ある夫婦を描いた『長い道』や東北の被災地を鶏が旅する『日の鳥』など、こうの史代らしい温かい作風の漫画を世に送り出しました。
代表作である『この世界の片隅に』は2016年にアニメ映画化されました。その映画において、主人公すずの声優を担当したのが、『あまちゃん』の主役に抜擢された女優「のん(能年玲奈)」です。
ランキングの順位は、気軽に参加可能な3つのボタンによる投票と、自分の順位を決めて公開・投票するマイランキングの合計ポイントで決定します。マイランキングの方がポイントは高く、順位に及ぼす影響は大きくなります。
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日本人の歴史を感じられる作品です。
広島に生きる家族を通して、日本人にとって原爆とはなんだったのかを考えさせられる作品であり、「この世界の片隅に」に次ぐ、こうの先生の代表作だと思います。原爆投下という悲劇を、悲しいだけの事として扱わない先生の洞察が光る作品です。
こうの先生流の日常ほのぼの系漫画です。
ひょんなことから生活を共にすることになった男女の日常ほのぼの系漫画ですが、単純なほのぼの系に終わらない捻りの効いた作品です。こうの先生の作品の中ではあまり有名ではないですが、一人の女性の生き方が表現されていて読みごたえもあります。
世界中の人に読んでもらいたい、こうの先生の代表作です。
戦争という重いテーマを扱った作品ですが、未読の方にぜひ原作の漫画のやさしく繊細なタッチや、生き生きとした登場人物の織り成す物語を読んでほしいので1位に選びました。先日アニメ映画化もされ話題となりましたが、漫画独特の表現が光る作品です。