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沢木末彦さんの「男女総合ハイブランドランキング」

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更新日: 2024/05/07

沢木末彦

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ランキング結果

1エルメス(HERMES)

エルメス(HERMES)

エルメス(仏: Hermès)とは、フランスの株式合資会社 エルメス・アンテルナショナル社 (Hermès International, S.A.) が展開するファッションブランドないし商標である。 創業当時のエルメス社は馬具工房として始められたが、自動車の発展による馬車の衰退を予見し、鞄や財布などの皮革製品に事業の軸足を移して今日までの成功に至った。

高級感の極み(ランク S+)

1837年にフランスで創業され、高品質のレザー製品で世界中にその名を知られている高級ブランド・エルメス (Hermès)。世界的にも有名なタンナー(なめし革業者)と取引を行い、品質において厳密に管理されている。また、一人の職人が皮の選定から製造までのすべての工程を行うのが原則とされ、生産数が非常に少ない。その希少性や職人技が光る細部の美しさは他の追随を許さない。そして、エルメスの価値を高めている要素にはブランドのイメージそのものも含まれる。エルメスのバッグの所有者には、世界中のセレブや芸能人が多く存在することは一般的に広く知られている。また、“バッグの王様”として君臨し続けるエルメスのバーキンは、女優ジェーン・バーキンがエルメスの社長と飛行機で隣り合わせになったことで誕生したモデルだ。バーキンと並ぶくらい有名なケリーも、モナコ王妃のグレース・ケリーが所有したことで一躍有名となり改名されたというエピソードがある。こうした誕生エピソードにまつわる有名人とのつながりや、現在もハイステータスな層が多く所有することなどがブランドのイメージ・ステータスを高いものにしている。質の高いブランドは他にもあるが、希少性やブランドイメージを加味すると格的には頭ひとつ抜きん出ていると言える。

2シャネル(CHANEL)

シャネル(CHANEL)

シャネルSA (Chanel SA)は、ココ・シャネルが興したファッションブランド、および同ブランドを展開するフランスの企業。レディース商品を中心に展開しており、服飾・化粧品・香水・宝飾品・時計と展開分野は幅広い。現在はフランス人の大富豪アラン・ヴェルテメールと弟のジェラール・ヴェルテメールによって共同所有されている。

永遠のエレガンス(ランク S+)

1910年に設立されたシャネル (Chanel)は、ファッションデザイナーのココ・シャネルの生み出す女性らしさとエレガンスが凝縮されたブランドだ。特にマトラッセやボーイシャネルなどのバッグは、時代に左右されないデザインとメゾンの職人が1つ1つ丁寧に仕上げたことによる高い品質で世代を超えて愛されている。2019年以降値上げを繰り返したり、一部人気商品は購入制限を設けて希少性を高めたりといった取り組みで超高級路線へシフトしていってるため、ブランドの価値はますます高くなるだろう。

3ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)

ルイ ヴィトン(Louis Vuitton)

ルイ・ヴィトン(仏: Louis Vuitton Malletier)は、フランスのマルティエ(スーツケース職人)であるルイ・ヴィトン(Louis Vuitton、1821年8月4日 - 1892年2月28日)が創始したファッションブランド。LVMH(モエ・ヘネシー・モギビッシュルイ・ヴィトン)グループの中核ブランドである。LVMHの2008年の売上高は239億ドル。

旅と冒険の象徴(ランク S+)

1854年にフランスで設立されたルイ・ヴィトン (Louis Vuitton)。創業時から一貫して移動や旅行に便利な“旅”をコンセプトにした商品を展開し続けており、一生モノとして使える機能性・耐久性の高さが特徴的だ。長い歴史があり貴族や有名人などの富裕層の所有者が多いブランドだが、本格的にファッション業界に参入したのは1997年だ。デザイナーを雇ったり、コレクションで新作を発表したりといった取り組みの末、老舗カバンメーカーから一流ファッションブランドとしての地位を得た。また、ルイ・ヴィトンは受注してから生産する仕組みのため不良在庫を抱えないブランドとして知られる。そのため、希少価値があり値崩れしづらく、資産価値も高くなる。歴史や知名度、品質はもちろんだが、希少性もルイヴィトンの格を高めていると感じる。

当方のランク分けとしてはヴィトンを含めた上位3ブランドがS+となる。

4クロムハーツ(Chrome Hearts)

クロムハーツ(Chrome Hearts)は、アメリカのリチャード・スターク(Richard Stark)により1988年に設立された925シルバーアクセサリーの高級ジュエリーブランド。銀製品以外にも、22Kイエローゴールド、18Kホワイトゴールド、最高級品質の革製品なども取り扱っている。すべてのアイテムは、ハリウッドで作られている。

ロックと高級感の融合(ランク S)

1988年にアメリカで創業されたクロムハーツ (Chrome Hearts)。もとはバイク乗り向けのレザーアイテムを販売していたが、世界的なロックスターたちがクロムハーツのシルバーアクセを愛用したことで爆発的な人気を獲得したブランドだ。現在も世界中のおしゃれな有名人が身に着けているブランドで、コレクター層のファンも多く、シルバー界の帝王=クロムハーツというイメージは揺るぎないものとなっている。クロムハーツが多くの人を魅了する要素といえば、細かい装飾も実現する職人の高い彫金技術だろう。機械の型に流し込む過程までは他のブランドと変わらないが、使用感を出す黒ずみのような加工や、緻密なデザインはすべて手作業で行っている。手作業でやる関係上生産数も少なくなり、需要に供給が追い付かなくなるということが起こる。さらに、高級価格帯で販売しているシルバーアクセサリーブランドが他にないため、唯一無二性を高めている。ブランドイメージ・希少性を加味すると格付けはこの評価に落ち着いた。

5グッチ(GUCCI)

グッチ(GUCCI)

GUCCI Logo by Eric / CC BY

グッチ(Gucci)は、グッチオ・グッチ(Guccio Gucci, 1881年 - 1953年)が1921年に創業したイタリアのファッションブランド、および同ブランドを展開する企業である。バッグ・靴・サイフなどの皮革商品をはじめ、服、宝飾品、時計、香水などを幅広く手がけている。 ケリンググループの中核をなすブランドで、同系列にサン・ローラン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタ、セルジオ・ロッシ、ブシュロン、プーマなどのブランドがある。以前は「グッチ・グループ」として、これら系列各社を代表する存在であったが、1990年代に創業家のお家騒動と外資の買収に翻弄された経緯(後述)が関係し、フランスの流通大手企業であるPPRの保有会社となった。2011年にグループそのものがPPRグループの100%子会社化されたことで、系列会社を含めて「PPRラグジュアリー・グループ」所属、また2013年の社名変更により「ケリンググループ」の構成企業となった。 ブランドの元祖と呼ばれ、世界で初めて、品質保証のためにデザイナーの名前を商品に入れたことでも知られる。

伝統と流行の融合(ランク S)

1921年にイタリアで創業されたグッチ (Gucci)。最高級の厳選された素材と、丁寧なクオリティーチェックにこだわり、1度購入すれば何十年も使用できるほどの高い品質が特徴的だ。品質を保証する意図で、商品にデザイナーの名前を入れるという試みを行ったのもグッチと言われており、創設者のグッチオ・グッチの品質へのこだわりが感じ取れる。品質の高さはもちろんだが、ブランドの人気を作り上げているのは一流のデザイナーによって生み出される卓越したデザインやブランドのイメージだろう。グッチのコンセプトは、「最上の伝統を最上の品質で、しかも過去より良いものを現代に反映させる商品作り」。100年以上続く伝統を守りながら流行を取り入れたデザインは、男女関係なく幅広い年齢層から人気を得ている。グッチを愛用する人物のなかには、モナコ王妃のグレース・ケリーやサッカー選手のデビッド・ベッカムとその妻であるヴィクトリア・ベッカムなどをはじめとした著名人も多く、ブランドイメージを高めている。品質・知名度・イメージともに文句なしのハイブランドといえる。

6プラダ(PRADA)

プラダ(PRADA)

プラダ (Prada S.p.A.) は、イタリアを代表する高級ファッションブランドを展開するアパレル企業である。ミラノに本社を置く。 プラダ(レディース・メンズ)のほか、ミュウミュウ(レディース)を展開している。いずれもデザイナーは創業家3代目のミウッチャ・プラダ。 自社ブランド以外に、イギリスの靴メーカー チャーチ、CAR SHOEを傘下におく。かつてはジル・サンダー、ヘルムート・ラングも傘下にあった。

ミニマルなエレガンス(ランク S)

1913年にマリオ・プラダとマルティーノ・プラダ兄弟によって誕生したプラダ (Prada)。ワニや蛇などをはじめ当時では珍しかった革素材のアイテムを販売し、これがミラノの上流階級で評判になり、イタリア王室の御用達ブランドとしての地位を確立した。プラダの強みといえば、伝統を重視しながら素材や色使いなど現代的なニーズを取り入れ続けていることだろう。たとえば、軽くて丈夫なナイロン素材の「ポコノ」シリーズや、キズや汚れに強いレザー素材の「サフィアーノ」など独自の素材を用いたバッグが代表的だ。これらのアイテムは、高級感と機能性を兼ね備え、フォーマルなシーンからカジュアルなシーンまで使うことができる。また、シンプルで洗練されたデザインも人気を支えている要素の1つだ。色使いやディティールで個性を出しつつも、流行に左右されず長く使えるものが多いため、幅広い層に支持を得ている。今後も革新的で先進的なブランドであり続けると期待してこの順位と格付けとなった。

7フェンディ(FENDI)

フェンディ(FENDI)

フェンディ(FENDI)は、イタリアを代表する世界的ファッションブランドである。ローマを本拠地とし、フランスのLVMHグループに属する。 1925年ローマにて創業。当初毛皮工房であった。1990年代に一時経営難に陥るが、<プラダ>とLVMHの合弁会社に買収されて再建。その後、プラダが保有した全株式をLVMHが取得し、LVMHグループの一員となった。ブランドアイコンとして、縦縞の<ペカン>や<F>を組み合わせた<ダブルFズッカ>、文字盤にカラージュエリーを埋めこんだ美しい時計、<クレイジーカラット>がよく知られている。

イタリアの革新(ランク S)

アドーレ・フェンディとエドアルド・フェンディが1925年に設立したフェンディ (Fendi)。創業当初は皮革製品店としてスタートし、のちにファーを使用した革新的なデザインのアイテムで成功を収めたブランドだ。いつの時代もセレブたちから愛されているフェンディだが、最大の魅力の1つと言えばさまざまなシーンにマッチするデザインだ。トレンドや時代に左右されない美しいデザインは幅広い層から支持を得ている。見た目の美しさだけでなく実用性もフェンディの魅力だ。日常生活での使いやすさを徹底的に追求し、実用性や耐久性に優れたアイテムを展開している。そして、アメリカ女優のサラ・ジェシカ・パーカーやイギリスのメーガン妃などをはじめ世界中の有名人も多く使用していることも人気を支える理由の1つに挙げられる。デザインや品質、そこに裏打ちされた人気、どれをとっても間違いないブランドだと思う。

モードの帝王(ランク S)

1961年にフランスで誕生した、サンローラン (Saint Laurent) 。イヴ・サンローランとそのパートナーであるピエール・ベルジェによって設立され、ファッション界において一時代を築いたとされる名高いブランドの1つだ。「ニューモード」と呼ばれる、男性的なアイテムを女性のファッションに取り入れるというスタイルを生み出したことでも知られる。また、シースルー素材やパンタロン、ロングブーツなどの時代を先取りしたアイテムを取り入れることで、その時代を生きるセレブやファッショニスタに愛されるだけでなく、現代でも高い評価を受けている。このような時代を超えた斬新なスタイルだけでなく、品質へのこだわりも愛される理由の1つ。とくにバッグや財布などのレザーアイテムは、厳選された上質なものだけを使用し、高級感と耐久性に優れている。使えば使うほどに味が出てくるのも魅力だ。品質、ブランドの人気や知名度、ファッション業界で残した功績ともにここまで揃ったブランドはなかなか無いだろう。

9ジバンシィ(GIVENCHY)

ジバンシィ(GIVENCHY)

ジバンシィ (GIVENCHY) は、ユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy、1927年2月21日 - 2018年3月10日[1][2] )が1952年に設立したフランスのファッションブランド。ディオールやフェンディなどと同じLVMH系列に属する。

モードの神童(ランク S)

1952年にフランスで創業された、ジバンシィ(Givenchy)。創業者のユーベル・ド・ジバンシィが手がけた斬新でエレガントなデザインの洋服は、初期のコレクションから話題となり、「モードの神童」とも絶賛されていた。また、世界的大女優のオードリー・ヘップバーンが出演する映画の衣装の多くはジバンシィが手がけていることや、近年ではイギリスのメーガン妃がジバンシィのドレスを着用していたことなどからもその偉大さが感じ取れる。最近はコスメのイメージが強いと感じる人も多そうだが、もちろん現在もアパレルアイテムは高い人気を誇る。シンプルさのなかにエレガンスを取り入れたアイテムは、時代の流行に左右されずに愛され続けていくだろう。

クロムハーツからジバンシィまでがランク分けSとなる。

10ヴァレンティノ(VALENTINO)

ヴァレンティノ(VALENTINO)

Valentino logo.svg by Valentino S.p.A. / CC BY

ヴァレンティノ(イタリア語: Valentino)は、イタリアのローマで創業したファッションブランド。現在、ヴァレンティノ本社はミラノに拠点を置く。

イタリアのロマンス(ランク A+)

1960年にイタリアで創業された、ヴァレンティノ (Valentino)。1962年の初コレクションからロマンティックなデザインで頭角を示し、現在も高く評価されているブランドだ。モノクロカラーを基調としたアイテムや、Vのロゴを前面に出したアイテム、ゼブラやヒョウなどのアニマル柄やロックスタッズなどが代名詞となっている。高級ブランドとしての歴史は浅い方に入るが、高品質さとデザイン性を兼ね備えたアイテムは、セレブや若者など幅広い層からの指示を集めている。また、流行を抑えていることも廃れずに進化し続けている理由の1つとも言える。ただ、セールやアウトレットなどが多く、希少性や資産価値などの評価はあまり望めない印象。そのためランク分けとしてはA+という結果となった。決して格が低いわけではないのだが。

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