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JINさんの「歴史漫画ランキング」

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更新日: 2020/06/22

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ランキング結果

1蒼天航路(漫画)

蒼天航路(漫画)

引用元: Amazon

作者原作:李學仁 / 作画:王欣太
ジャンル青年漫画
出版社講談社
連載モーニング(1994年47号~2005年50号)
巻数全36巻

三国志の登場人物の見え方が変わる

三国志の漫画と言えば横山光輝さんの三国志が有名で、この漫画もその他の三国志漫画の主人公は劉備玄徳が多いです。
それは劉備が兄弟とする関羽、張飛の一緒に天下統一を目指し、劉備が下っ端から這い上がっていくのがドラマチックで、物語にしやすいところがあるのかもしれません。
しかし、蒼天航路は、多くの三国志で悪役とされる曹操孟徳が主人公です。
視点を変えると曹操は、三国志で一番の多く領土を支配していた人物で、それだけの大きな領土を支えるための才能もあり、実は現代につながる法の整備、食糧を確保するための施策、何よりも戦で勝つ強さ、頭を兼ね備えた人物でした。
その視点で描かれた三国志は今読んでもおもしろさを堪能できるのでオススメです。
ちなみに孫権も曹操の視点で見えることが新鮮ですよ。

現代に足りていない「変えることの熱さ」を感じられる

これまでの中国を舞台にした漫画は三国志が中心でしたが、中国の春秋戦国時代はこの人から平定が始まりました。秦の始皇帝です。
あまり知られていない秦の始皇帝の話を漫画で楽しめることが一番のおもしろさですが、主人公の信(しん)が天下の大将軍に下僕から上り詰めようとする這い上がる物語です。
漫画を読んでいて一番感じるのは、現代にどんな境遇だろうと困難を目の前に勝ち取る熱さを持った人たちが、身近にいるかな?と考えてしまうところです。
例えばブラック企業は法を逸脱しているから悪であることは変わりないですが、そのブラック企業をホワイトに変える力強さ、そういうものは批判ではなく、自力で行えているかを問われているように重ねてしまう……。
そんな熱さを感じる漫画です。ストーリーも登場人物に引かれるからオススメです。

3花の慶次‐雲のかなたに‐

花の慶次‐雲のかなたに‐

引用元: Amazon

作者原作:隆慶一郎 / 作画:原哲夫
ジャンル少年漫画
出版社集英社
連載週刊少年ジャンプ(1990年13号~1993年33号)
巻数全18巻

織田信長の見え方が変わる

日本の歴史でおもしろさを作っているのが戦国時代ですよね。
特に織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人を中心に物語を進めるのが醍醐味です。
その中でも織田信長は圧倒的な強さと非道さを感じますが、花の慶次から見た織田信長は圧倒的な強さだけではなく、人材に対する信頼と登用にあることが見えてとれ、家臣もその信頼に気付き、織田信長を信頼しています。
そういう織田信長の見え方をする漫画なので、歴史で学ぶ人物よりももっと人間味があるところがオススメです。

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