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1位は文句なしの確定ですが、それ以外は同率2位が7〜8曲あるような状態です。その中から、強いて、敢えて、断腸の思いで2位と3位を選びました。
このランキングのチョイスに正しい・正しくないはありませんので、ぜひ皆さんも参加してみてください。
どんな曲が上位に選ばれるのか、オザワ部長も興味津々です!
ランキング結果
1位アフリカン・シンフォニー
引用元: Amazon
作曲・編曲 | ヴァン・マッコイ |
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演奏時間 | 約4:00 |
2位必殺!(必殺仕事人のテーマ)
引用元: Amazon
作曲・編曲 | 平尾昌晃 / 竜崎孝路 |
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演奏時間 | - |
スタンドの攻防、「仕事人バトル」にも注目!
♪チャララ〜ッと始まる、ド派手でクールなトランペットソロで知られる《必殺仕事人のテーマ》。
もとは、報酬をもらって弱者の恨みを晴らす「仕事人」という裏稼業を描いた時代劇シリーズのテーマ曲です。
ドラマの内容や雰囲気、曲そのものが持っている劇的な効果もあって、演奏が始まると球場が異様に盛り上がります。バッターはこの曲に乗って登場すると、まさに相手のピッチャーを打ち崩す「仕事人」の気分になれるそうです。
名トランペッターを多数輩出している東海大学菅生高校吹奏楽部(東京)などが得意とする曲です。
注目は、やはりハイトーン(高音)を大音量で吹きまくるトランペットソロ。
表の回の攻撃側が「必殺仕事人」を演奏したら、裏の回で相手が「必殺仕事人」をやり返してくる、といった「仕事人バトル」も勃発します。
ときどき、OBの音大生や社会人など、ハイトーン自慢の助っ人がソロを吹くこともあります。
《必殺仕事人のテーマ》を持ち曲にしている学校の試合では、「今日はどんなすごいソロが聴けるんだろう!?」というのが大きな楽しみとなっています。
3位サンバ・デ・ジャネイロ アゲアゲホイホイver
引用元: Amazon
作曲 | A.モレイラ、G.エンゲルス、R.ゼンケル |
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演奏時間 | 約2:40 |
スタンドの野球部員が青春できる「アゲホイ」ソング
強豪になればなるほど、試合でベンチ入りできるメンバーはひと握り。それ以外の大多数の野球部員はスタンドで応援することになります。
そんな悔しさと切なさを内に秘めたスタンドの野球部員たちが思いっきり青春できる応援曲が《サンバ・デ・ジャネイロ》です。
この曲は別名「アゲアゲホイホイ」、略して「アゲホイ」とも呼ばれています。その理由は、掛け声にあります。
曲に合わせて野球部員や応援団を中心とした男子が「エッサエッサ」と叫ぶとチアリーダーを中心とした女子が「エッサエッサ」と返し、男子が「アゲアゲホイホイ」と叫ぶと女子が「アゲアゲホイホイ」と返します。
このように男女が分かれて掛け声で呼応するタイプの応援曲は珍しく、男声と女声の違いがはっきり現れることもあって、なんともいえない「青春感」が醸し出されるのです(男女が混ざる学校もあります)。
交互に足を上げる踊り、サンバという音楽のお祭り的なノリもさらにそれを増幅させ、スタンドは大いに盛り上がります。
「アゲアゲホイホイ」が有名なのは北海道の北海高校です。
なお、この「アゲアゲホイホイ」は兵庫県の報徳学園高校が元祖だと言われていますが、報徳学園は男子校のため、掛け声は男子のみです。
《サンバ・デ・ジャネイロ》はもともと、ドイツの女性3人組ユニット「ベッリーニ」が発表したダンスミュージックで、原曲はエレクトロニック・サウンドが強め。「アゲアゲホイホイ」はかけらもありません。
もし「ベッリーニ」のメンバーが、自分たちの曲が日本の高校野球のスタンドで「アゲホイ」化されている事実を知ったら、さぞかし目を丸くすることでしょう。
野球部員にもっとも知られている吹奏楽曲!
《ハッスル》などのディスコサウンドで知られるヴァン・マッコイが作曲した《アフリカン・シンフォニー》は、演奏しない学校のほうが少ないのではないかというくらいの野球応援ド定番曲。
それゆえ、別名は「野球部員にもっとも知られている吹奏楽曲」。
中には、「その年のスラッガーのテーマ曲」として継承されている学校もあります。
比較的温和なキャラで知られているホルン奏者たちも、この曲を演奏するときは野生に目覚めたかのように荒々しくパオーッと楽器を吹き鳴らします。
なお、栃木県の野球と吹奏楽の名門・作新学院高校の場合は、《アフリカン・シンフォニー》を《OH作新》という独自の名称で呼んでいます。