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「ガンダム史上最低の悪女を熱演!」
ガンダム3大悪女の一人として名高い「カテジナ・ルース」は、渡辺さんの代表作のひとつと言えます(ご本人は嫌っていますが)。序盤は主人公の憧れるマドンナ的な存在でしたが、敵に捕まってからは主人公たちと相対します。序盤のやさしい印象から、終盤では狂気を孕んだ極悪なキャラクターへと変貌します(「トチ狂ってお友だちにでもなりにきたのかい?」などのセリフから読み取れます)。Vガンダムはアニメ・漫画と結末が異なり、カテジナ・ルースも生存・死亡の2つに分かれます。どちらの結末が良かったかは個人の判断に委ねられますが、いずれも重い罪を背負うことになります。渡辺さんを初めて知ったキャラクターでもあり、強烈なインパクトを残していくだけに、忘れたくても忘れられない存在です。
「どこにでもいるフツーのお母さんを好演!」
渡辺久美子さんは代表作が多く、有名どころはケロロ軍曹などが挙げられます。ただ、個人的にはこの「母」の印象がとても強いです。強いというよりも、キャラクターにマッチしすぎている点が評価できます。渡辺さんは比較的高めのトーンで演じることが多いですが、この母はちょっと低めのトーンで演じられています。いい加減でハチャメチャに見えても、どこか共感できるフツーのお母さんを見事に表現されています。若い頃はトーンも高くなり、同じキャラクターでも演じ分けがしっかりと出来ています。渡辺さんが演じる「母」からは元気がもらえて、気持ちが明るくなります。