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青木 俊介さんの「好きなジブリ映画ランキング」

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更新日: 2020/11/30
青木 俊介

ロボットクリエイター・経営者

青木 俊介

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ランキング結果

1風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ

引用元: Amazon

あらすじ・スト-リー巨神兵が地上のありとあらゆるものを焼き尽くした"火の七日間"から千年。世界は瘴気を発する腐海とわずかに残ったセラミックに覆われ、文明は崩壊し生き残った人類も腐海に住む巨大な蟲に脅かされ衰退の一途をたどっていた。
風の谷は酸の海から吹く風により腐海の侵略を受けることなく、のどかに暮らしてる集落。族長の娘であるナウシカは蟲笛などを用いて、蟲たちとも心を通わせることができる心優しい少女だった。
原作宮崎駿
監督宮崎駿
プロデューサー高畑勲
メインキャスト島本須美ナウシカ)、納谷悟朗(ユパ)、松田洋治アスベル)、榊原良子クシャナ)、家弓家正(クロトワ)ほか
制作会社トップクラフト
公式サイト-
動画配信サービスU-NEXT:なし
Amazon Prime Video:なし
Netflix:なし
Hulu:なし

漫画原作から映画化にこぎつけた名作

宮崎駿さんは今でこそ「アニメ映画界の巨匠」ですけど、実は不遇の時代がすごく長かった方でした。1980年代はSFアニメの全盛期で、特に「マクロス」や「ガンダム」に代表される「宇宙でロボットが戦う!」ような作品が求められていた時代。さらに「原作がないと映画化できない」という状況もあって企画がなかなか通らず、映画制作に必要な予算がもらえない日々を過ごしたそうなんです。

相当苦しい期間だったようですが、まず宮崎さんは『風の谷のナウシカ』を漫画で描き、いよいよ映画化までこぎつけることになります。ご存知の通り「ナウシカ」は宇宙とロボットをメインに描かれていません。どんなに認められなくて苦しくても、安易に世間のニーズに迎合せず自分を貫く姿勢は、モノづくりに携わる人間としてすごく勉強になります。

2崖の上のポニョ

崖の上のポニョ

引用元: Amazon

あらすじ・スト-リー海の女神である母と魔法使いの父に育てられている魚の女の子ポニョ。ある日海岸にやって来たポニョは、空き瓶に頭が挟まってしまい大混乱。たまたま近くにいた保育園児の宗介に助けられると次第に二人はお互いに惹かれあっていく。
制作年2009年
上映時間101分
監督宮崎駿
プロデューサー鈴木敏夫
メインキャスト奈良柚莉愛(ポニョ)、土井洋輝(宗介)、山口智子リサ)、長嶋一茂(耕一)、所ジョージ(フジモト)、天海祐希グランマンマーレ)ほか
主題歌・挿入歌海のおかあさん / 林正子
崖の上のポニョ / 藤岡藤巻と大橋のぞみ
制作会社スタジオジブリ
公式サイト-

ポニョの登場シーンは衝撃的!

『崖の上のポニョ』は、物語中にストーリーの説明が一切ないので、内容をちゃんと理解できる人が大人でも少ないんです。それでも、子供がめちゃめちゃハマる作品に仕上がっているのが、宮崎駿さんのすごいところだと思います。

日本のアニメ映画は、説明的なセリフが多いのにも関わらず、テーマが哲学的すぎて理解できない、という作品が多いように感じます。その点「ポニョ」は、ストーリーを説明するセリフこそないですが、セリフ自体でエンターテイメントとして成立させているんです。

『崖の上のポニョ』で1番衝撃的だったのが、半魚人の女の子「ポニョ」が波を走るシーン。ポニョが波の上を走っているんですけど、そこに大きな魚が波に被さるようにやってくるんです。次第にポニョが走っているのが波の上なのか魚の上なのかがよくわからなくなっていう……。「ぶっとんだ作画だなぁ」って思いました。

でも「ポニョ」をつくる前、宮崎駿さんはネタ切れで悩んでいたらしいです。苦難の時期を乗り越えて、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』とはまた違う作風を打ち出してきた……宮崎駿さんはやはりすごい方だなと再認識しました。

3となりのトトロ

となりのトトロ

引用元: Amazon

あらすじ・スト-リー母の療養のため、小さな農村の古い空き家に引っ越してきた草壁家。お隣のおばあちゃんに手伝ってもらいながら引っ越し作業をしていると、小学生の姉"サツキ"と妹の"メイは"不思議な小さい黒いお化けを見つけた。
制作年1988年
上映時間88分
原作宮崎駿
キャラクターデザイン佐藤好春
監督宮崎駿
プロデューサー原徹
メインキャスト日髙のり子(サツキ)、坂本千夏(メイ)、糸井重里(お父さん)、島本須美お母さん)、高木均(大トトロ)ほか
主題歌・挿入歌となりのトトロ / 井上あずみ
さんぽ / 井上あずみ
制作会社スタジオジブリ
公式サイト-

リアルな描写が心に刺さる

僕のなかで『となりのトトロ』で特に印象に残っているシーンは、幼いメイちゃんが病気で入院しているお母さんに会いに行って、行方不明になるところ。サツキちゃんとお父さんが必死になって探すけど、実はお母さんのところにいた……という場面です。

実は宮崎駿さんもお母さんが病弱で、子供のころにあんまり甘えられなかったようなんです。母親が恋しい幼少時代を体験したからこそ描けるリアリティのあるシーンだと思うと、すごく心に刺さります。

ちなみに『となりのトトロ』と『火垂るの墓』って同時公開だったんですよ。名作と言われる2つの作品を、スタジオジブリは同時進行で作っていたというのだから驚きです。

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