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Twitterでシェアまえがき
煌びやかなイメージの強い銀座は、古くから商人などが住む生活感のある街でもある。人々の生活に密着して来た食べ物であるラーメンは、銀座の街でも人々の生活に寄り添い続けている。
ランキング結果
2位共楽
住所 | 東京都中央区銀座2-10-12 |
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アクセス | 東京メトロ銀座駅より徒歩3分
東京メトロ銀座一丁目駅より徒歩4分 JR有楽町駅より徒歩5分 |
営業時間 | [月~金]
11:00~18:00 [土] 11:00~16:00 |
定休日 | 日曜日・祝日 |
半世紀以上愛され続ける力強い中華そば
銀座2丁目に創業したのが昭和31年と、半世紀以上にわたり人気を博している東京ラーメンの代表格。ビルの建て替えでしばらく休業していたが、再開後も変わらぬ味を守り続けている。
看板メニューの「中華そば」は、中太で食感も良い食べ応えのある麺に、適度に油分をたくわえて醤油の味も強めのインパクトあるスープ、柔らかくしっとりと仕上げられたチャーシューに、四日かけてていねいに戻す乾燥メンマの組み合わせで、一度食べたら決して忘れることのない存在感を持つ。
二代目ご主人の淀みない所作から生まれる一杯は、令和となったの今食べてもまったく古さを感じさせない力強さにあふれている。昔懐かしいラーメンと語る向きもあるが、共楽の中華そばは最新のラーメンと並べても全く色褪せる事がない。
3位中華そば 萬福
住所 | 東京都中央区銀座2-13-13 |
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アクセス | 東京メトロ東銀座駅より徒歩3分
東京メトロ銀座駅より徒歩6分 |
営業時間 | [月~金]
11:00~15:30(L.O.15:00) 17:00~23:00(L.O.22:30) [土] 11:00~15:30(L.O.15:00) 17:00~22:00(L.O) |
定休日 | 日曜・祝日の月曜 |
大正時代から変わらぬ永遠のマスターピース
屋台としての創業は大正時代。現在の銀座二丁目に店舗を構えてからも90年近く続く老舗中の老舗が「萬福」である。今も三代目がその暖簾と味を守り続けている。
中華そばという概念は、ラーメンのそれとは違う。ラーメンは日本蕎麦とも中華料理とも異なる料理だが、中華そばは遠因的に日本蕎麦や中華の麺料理を感じさせる。より日常に寄り添った存在が中華そばであり、構える事なくフラッと気軽に味わえる安心感がある。萬福の中華そばはそんな存在だ。
漆黒のスープに映える三角の黄色い卵焼き。屋台時代からその中華そばのビジュアルは一切変わらないという。しかしながら、素材や製法などは常にアップデートしている。大正から昭和、平成を経て令和の時代にも愛されている理由はそこにある。
ラーメンの新たな地平を切り拓く孤高の一杯
人気店「勝本」が手掛ける新業態店「八五」は、オープン初日から今現在まで行列が絶える事がない。
フレンチの技法を使ってタレを使わないスープに、パスタに使うデュラム小麦を用いた麺と、これまでのラーメンの常識にとらわれない構成でありながらも、しっかりとラーメンという料理に落とし込んでいる巧みさ。これは料理人でなければ創り出せない世界だ。
器、内装、サービスもラーメン店のそれとは一線を画し、料理店としての矜持が感じられるものがある。それは旧態依然としたラーメン業界の怠慢への警鐘でもあり、宣戦布告でもある。他のラーメン店が到達出来ない境地を、八五は力強く切り拓き続けているのだ。