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キョウジさんの「どんでん返しがすごい映画ランキング」

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更新日: 2020/01/15

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ランキング結果

1情婦

情婦

引用元: Amazon

制作年1957年
上映時間116分
監督ビリー・ワイルダー
メインキャストタイロン・パワー(レナード・ヴォール)、マレーネ・ディートリヒ(クリスチーネ)、チャールズ・ロートン(ウィルフリッド・ロバーツ)、エルザ・ランチェスター(ミス・プリムソル)、ジョン・ウィリアムス(ブローガンムーア)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

絶対にネタバレしてはいけません

どんでん返しがすごい映画で私は本作以上のものを見たことがない。ビリー・ワイルダー監督作品ということでも有名な本作だが、正直ラスト付近まではありがちなミステリー、サスペンス映画であり、かつそこに持って行くまでの流れも基本淡々としている。かつほぼラストまで勝ち目のない裁判であり、ここからどう劣勢をひっくり返すのか?と思わせてからのラスト5分の瞬間最大風速は本当に凄かった。タイトルだけを見るとさぞかしロマンポルノ系かと思われるが、中身は凄く手堅く、当時のハリウッド映画の文法に凄く忠実に作られた逸品。兎に角見た者だけが凄さを知っている。最後に一言…絶対にネタバレしてはいけません。

2サイコ(1960年)

サイコ(1960年)

引用元: Amazon

制作年1960年
上映時間109分
監督アルフレッド・ヒッチコック
メインキャストアンソニー・バーキンス(ノーマン・ベイツ)、ジャネット・リー(マリオン・クレイン)、ジョン・ギャヴィン(サム・ルーミス)、ヴェラ・マイルズ(ライラ・クレイン)マーティン・バルサム(ミルトン・アーボカスト)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

二度裏切られる傑作

言わずと知れたヒッチコック映画最高傑作。本作のどんでん返しが秀逸なのは決して単なる一発のネタバレに終始していない所だ。まず前半の段階では主人公を追いかけてくる車が何やら怪しいと思わせておいて実はそうではなく、寧ろ善良だと思われた宿泊先の管理人とその母親の方が…というお話。ミスリードはベタな手法だが、ラストで今度は観客側の感情すらも裏切ってしまうという徹底した脚本・演出の妙が光る。冷静に見れば主人公が出来心からやらかしたことに対する因果応報と言えなくもないのだが、そういう瑣末な感情を吹き飛ばす流れが兎に角凄い。

3セブン(映画)

セブン(映画)

引用元: Amazon

制作年1995年
上映時間126分
監督デヴィッド・フィンチャー
メインキャストブラッド・ピット(デビット・ミルズ刑事)、モーガン・フリーマン(ウィリアム・サマセット刑事)、グウィネス・パルトロー(トレイシー・ミルズ)、R・リー・アーメイ(警部)、ケビン・スペイシー(ジョン・ドゥ)ほか
主題歌・挿入歌The Hearts Filthy Lesson / デヴィッド・ボウイ
公式サイト-

日本のサイコサスペンスドラマにも影響を与えた名作

「七つの大罪」に準えられた本作は90年代に日本でも全盛期であったサイコサスペンスドラマ・映画の中でも不朽の名作であろう。デヴィッド・フィンチャー監督による徹底した暗い映像美もさることながら、何よりの魅力はブラッド・ピットとモーガン・フリーマンのバディぶりである。未熟で血気に逸るが正義感の強い若手刑事と老練のベテラン刑事との掛け合いが兎に角魅力的であり、一つ一つ事件の真相に迫るのだが、だからこそラストの後味の悪い結末の落差が凄く、単なる事件を解決して万々歳とはならない本作の特徴をより際立たせていると言える。その結末は是非とも各自で確かめて頂きたい。

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