ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアまえがき
大人になったら街中、いや家庭の中をロボットが普通に歩き回っているのだな、と夢と希望に溢れた世界を想像していたが、そんなことはなかったぜ!2001年にも宇宙の旅は始まってないし。
だが映像の中では多種多彩なロボットたちが活躍しているのだった。これは世界が夢と希望に満ち溢れていた時代のランキングです
ランキング結果
ブリキのおもちゃでおなじみの
これもまたSF映画が子供向けのチープな冒険もの、怪奇ドラマなみの扱いを受けていた時代に存在意識、自我という心理学のテーマを追求した知的ドラマであり、登場するロボット、ロビー・ザ・ロボットのキャラクターとデザインはのちのあらゆる映画、漫画、アニメに多大な影響を与えた。
先鋭的なテーマの作品であるにも関わらず、当時SFロボット映画のイメージは本作のポスターに代表されるような「ロボットが美女を抱えている」といった化け物映画のイメージのままでビジュアルだけで誤解されてしまっているのが残念
3位パシフィック・リム(映画)
引用元: Amazon
制作年 | 2013年 |
---|---|
上映時間 | 132分 |
監督 | ギレルモ・デル・トロ |
メインキャスト | チャーリー・ハナム(ローリー・ベケット)、菊地凛子(森マコ)、イドリス・エルバ(スタッカー・ペントコスト)、チャーリー・デイ(ニュートン・ガイズラー)、バーン・ゴーマン(ハーマン・ゴットリーブ)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | https://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/ |
巨大ロボットinハリウッド
巨大ロボット映画不滅の殿堂入り。
謎の侵略者から地球を救え!という日本のアニメではおなじみの物語がついにハリウッドのビッグバジェットによってつくられた!物語は『真ゲッターロボ 世界最後の日』のオマージュなので原作は日本のアニメだといっても遜色ない。
これが突破口になってハリウッドには巨大ロボット映画が溢れかえるな、と思ってたらそんなこともなかったのがショック。アメリカ人に巨大ロボット映画はまだ早かったか。
4位メトロポリス(1926年)
引用元: Amazon
『メトロポリス』(Metropolis)は、フリッツ・ラング監督によって1926年(大正15年)製作、1927年に公開されたモノクロサイレント映画で、ヴァイマル共和政時代に製作されたドイツ映画である。 製作時から100年後のディストピア未来都市を描いたこの映画は、以降多数のSF作品に多大な影響を与え、世界初のSF映画とされる『月世界旅行』が示した「映画におけるサイエンス・フィクション」の可能性を飛躍的に向上させたSF映画黎明期の傑作とされている。
マリア!
通路の端に人々が行列をなして並んでいる。通路奥のシャッターが開くと同じような行列の姿が見える。二つの両列なすれ違うように行進。彼らはこれから労働に向かう者たちと労働が終わって休息に入るものたちだ。
支配者階級と労働者階級の対立を描いた傑作で、子供のころ学校の授業かなんかで無理やり見させられて嫌な気分になることでお馴染み(?)なんだが、今見直すと見どころがある。労働者階級を煽動する女性型ロボット、マリアのデザインは1920年代の作品にして今なお輝く。
5位ロボ・ジョックス
引用元: Amazon
『ロボ・ジョックス』(Robot Jox)は、1990年に米国で制作された米国初の実写リアルロボット映画作品。 1990年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品作品。
ロケットパンチだ
『パシフィック・リム』の元ネタ。拳を掌で包むまったく同じポーズを取るシーンがあるので間違いない。これがなければ『パシフィック・リム』は存在しなかった!しかも類似作品がバンバンビデオリリース(ってあたりが悲しいな)されたのだから90年代は最高にクールな時代だったんだな。
CGが発達していない時代にストップモーション、ゴー・モーションを駆使したモデルアニメでド迫力の人型巨大ロボット対決を見せてくれて大興奮。微妙に「ダサカッコいい」ところが忘れがたい魅力である。
6位サイレント・ランニング
引用元: Amazon
無音潜行
『スター・ウォーズ』に誘われながら「参加しなかった男」ダグラス・トランブルとジョン・ダイクストラによるSFXも素晴らしい作品だが、本国で興行的に苦戦したため日本でも86年のリバイバルまで劇場公開すらされなかった(配給したのはカルト映画の殿堂、ケイブルホーグだ)。
未来の地球で失われた自然をよみがえらせようとする植物学者。それを「人工食物の方がウマいぜ」と一顧だにしない宇宙船の乗組員たち。地球から宇宙船のドームを破壊して帰還せよとの指令が。計画をあきらめきれない学者は乗組員を殺し、3体のロボットとともに植物をよみがえらせる実験にのめりこむ。
ヒューイ、デューイ、ルーイと名付けたドローン(ロボット)を人間のように扱う学者は植物を育てる知識を学ばせ、地球からの救出船から逃れるべくデューイだけを宇宙船のドームに残し、遠い宇宙の果てに旅立たせる。
今も宇宙のどこからで電源の続く限り植物に水をやっているデューイがいるかもしれないと思わせるあまりにも美しいエンディングだ
7位ショート・サーキット(映画)
引用元: Amazon
『ショート・サーキット』(Short Circuit)は1986年製作のアメリカ映画である。ジョン・バダム監督。偶然人工知能の中に感情が芽生えたロボットの逃走と、彼をかくまう人々の友情および、彼らとロボットを回収・破壊しようとする企業との対決が描かれる。 1988年には続編の『ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5』も製作された。
インプット!
軍事用兵器として作られたロボットNo.5に雷が落ち、彼を「宇宙からやってきた生命体」と勘違いする女性との出会いを通じてロボットには感情が芽生えてしまう。
開発者はNo.5の成長を見守ろうとするが、会社に命令された部隊がNo.5の破壊を目論む。感情を持ったことで回収→破壊→死を恐れるようになったNo.5は逆襲をはじめる。
「ロボット版E.T.」で、シド・ミードデザインによるNo.5はE.T.と違って愛嬌たっぷりに描かれている(そのせいで軍用にはとても見えない)のが可愛い。
8位クロノス(1957年)
引用元: Amazon
立方体ロボット
メキシコに飛来したUFOから巨大ロボットが登場。巨大ロボット、といっても人型ではない。二つの立方体を円柱で上下につないで、頭部には半球と二本のアンテナが伸びている。真下から4本の脚が出て真横にガッシャンガッシャンと動く。これはロボットなのか?しかし世界ではじめて「巨大ロボット」が登場した映画なのである!
ちなみに同年には日本で円谷プロが『地球防衛軍』を公開しており、こちらは「日本初の巨大ロボット(モゲラ)が登場する実写映画」なのだった。地球の資源を根こそぎ奪おうとするクロノスと土地をよこせ、地球人女性と結婚させろと迫るミステリアン、いい勝負だ。
動きがのろい
8位の『クロノス』より3年早いロボット映画。こちらは残念(?)ながら巨大ロボットではなく人よりちょっと高い程度の背丈です。
ロサンゼルスで人が消え、ゴーストタウン化する事件が発生。ビルには巨大な何者かの影は忍び寄る!その影からものすごく巨大な存在かと思ったら人間よりちょっとでかいだけなので拍子抜け。
そしてこのロボットが動きがスローモーで追いかけられてもすぐ逃げられそうです。階段を上る時も着ぐるみの中に入ってる人が足元が見えないらしく、不安げにのろのろと足を動かす様が可愛らしい。ロボットが二本指で拳銃をつかもうとする動きも情けなく、こんなやつに恐怖を感じる人類、もっと頑張れ!
友好的宇宙人の代表作
ワシントンD.C.に飛来した円盤から降り立ったひとりの宇宙人。彼が発砲され傷を負うと一体のロボットが現れるが宇宙人はロボットを制止させる。
宇宙人クラトゥは地球人類が戦争を続けることがやがて他の天体への侵略戦争につながることを危険視、戦争をやめさせるために数分間だけ地球の電力をストップさせる。クラトゥの存在を危険に感じた政府は彼を捉えようとするが、ロボット“ゴート”は主人であるクラトゥを守ろうとする行動に出る。
かつてSF映画に出てくる宇宙人は「危険な侵略者」という位置づけで、このこと自体が
「地球人は発展した科学力をやがて侵略戦争のために使うつもりなのでは?」
という逆説になっているのですが、そんなブームの真っただ中に「友好的な宇宙人」を描いた珍しい一本であり、宇宙人とのファーストコンタクトを知的レベル高めで描いた傑作。ゴートの一つ目様デザインも秀逸