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ホント個人的な選曲をしたので、マジで異論・反論しかないと思います。。。
ランキング結果
1位ミカンが実る頃 / 藍美代子
引用元: Amazon
2位恋の五ヶ条 / ザ・シュークリーム
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数え歌形式の「粋」な佳曲!
阿久悠さん(作詞)による1971年の作品。セクシーな4人組の女性グループ「ザ・シュークリーム」が歌いました。歌声も色っぽいよ。
歌詞の特徴は、「ひとつ ひかえめは駄目よ」・「ふたつ ふられて泣くなよ」と言ったように、数え歌の要領で恋愛の掟を5つ列挙しているところ。「日本の女性よ!もっと積極的に恋愛を楽しんで綺麗になろうじゃないか!」という阿久悠さんの思いが伝わってきますね…。近代の哲学者・九鬼周造は恋愛を楽しむ女性の姿を「いき(粋)」と論じたけど、その「いき」の哲学に通ずるものがこの歌にはあると私は勝手に思ってます。
そして鈴木邦彦さんが作るメロディーがグルーヴィーでカッコよくて、中毒性がありありのあり!!
もっとこの歌を放送してほしいけど、1番の歌詞に「めくらめっぽう」というワードが含まれているから、放送はなかなか難しいのかなぁ。でも「特定の男性を好きになったら他には何も見えなくなる」という文脈で使われてるのであって、別に盲目の人を馬鹿にする意味合いで使われてないんだけどなぁ。
3位おーい中村君 / 若原一郎
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ジャズテイストの、軽やかな能天気歌謡曲!
「おーい中村君」という呼びかけから始まる、なんとも特徴的な1曲。高度経済成長期の真っ只中に発売された(1958年)。
同期のサラリーマン同士が仕事帰りに「ちょいと飲みに行こうぜ!!」と誘う。ニッポンの好景気時代のサラリーマンってこんな明るかったのかなぁ…、と思いを馳せながら聴ける。ジャジーな曲調がとても軽やかで、仕事終わりのウキウキした心が効果的に表現されているよ。作曲したのは中野忠晴さん。戦前の頃からジャズに触れていたんだって!納得!
4位もしもピアノが弾けたなら / 西田敏行
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不器用な男の微笑ましさ
70年代にピンク・レディーや沢田研二さんなどの作詞を手がけ、虚構の世界やファンタジーに満ちた作品を世に放ってきた阿久悠さんが、1981年、急に現実を見つめる作品を発表した。それがこの曲。
作曲・編曲は坂田晃一さん。『さよならをするために』・『鳥の詩』など、どこか寂寞で感傷的な音楽を作らせたら右に出る者はいない。
愛する人に思いを伝えたいけど、不器用だから上手く伝えられない。どうしても空回りしてしまう。そんな不器用男のもどかしさ・微笑ましさを歌った1曲。
自分の思いを上手に伝えられずに大切な人と喧嘩した日の夜、部屋を暗くした状態でベッドの上でこの曲聴いてみ?泣くぞ?
5位岬めぐり / 山本コウタローとウィークエンド
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素朴で明るく、でもどこか悲しい旅の歌。
中学3年生の時にテレビでこの曲に出逢って、一気に身体がしびれた!!!!!!なんだこのエモい歌は!!なんだこの温かみのあるアレンジは!!!なんだこの中毒性のあるメロディーは!!!!
岬をめぐるバスに1人で乗っている男性。本当は愛する人と2人で乗るはずだったけど、もうそれが叶うことはない。切ないね~。バスに揺られている男性は、1人でその悲しみを深く胸に沈めるのでした。
素朴な笛の音、波のきらめきを表現するかの如きフォークギターの音、そして思いのほか悲しい歌詞。こんなもん、名曲になって当然でしょ!!
6位熱き心に / 小林旭
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歌謡曲史上、最もスケールの大きい歌。
阿久悠(作詞)×大瀧詠一(作曲・編曲)という、珍しいタッグによる作品。まずこの組み合わせだけでもシビれちゃうよね!
大瀧さんの作るサウンドは壮大というか、世界がパァーっと開けるというか…。とにかく手をいっぱいに広げて歌いたくなるような、そんな感じ。曲全体にストリングスが使われていて、その音階がだんだん上がっていくさまを聞くと、「熱き心にエクスタシー」に達することができるよ!!
ちなみにストリングスアレンジをしたのは大瀧詠一さんではなく、前田憲男さん。
だがこの歌のスケールをでかくしているのは編曲だけではない!阿久悠さん渾身の作詞もスケールのでかいものであーる。「北国の旅の空」、「オーロラの空の下」が出てくるし、春・夏・秋・冬と季節を巡るし…。時間も空間も飛び越えた壮大な歌詞なのであーる。
そして小林旭さんの男らしく伸びやかな歌声も、スケールがでかいのであーる。大御所の貫禄が溢れ出てますよ旭さん!!!
松本隆さんってすごい歌詞書くよね~、の巻。
時は1985年。菊池桃子さん、倉沢淳美さん、尾崎豊さんが『卒業』というタイトルの歌をリリースしました。そんな「卒業インフレ」の中で私が一番好きなのが、斉藤由貴さんの『卒業』。
作詞は松本隆さん。彼がこの曲で描いた女の子はとにかく自律的。だって「卒業式で泣かない」って言うんだよ!?卒業式なんて泣いてナンボじゃん!?みんな泣いてるけど自分は泣かない。周りに流されてないよね。自分をしっかり持ってるよね。
特に好きな歌詞が、2番の「反対のホームに立つ二人 時の電車がいま引き裂いた」という部分。4月から東京に行ってしまう彼との別れを象徴的に表現した、秀逸すぎる歌詞ですよね…!!「時の電車」って……。。。エモい!!!エモすぎるよ隆さん!!!!
8位東京涙倶楽部 / リフラフ
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大丈夫!?Wham!に怒られない!?
1984年、4人組の男性ユニット「リフラフ」による歌。でもね…でもだよ…?この曲、すっごい大胆なの。
どういうことかというと、Wham!の『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』そのものなんすよね。作詞はSHOW(日本人)、作曲は平田謙吾(もちろん日本人)、編曲はTARO’S(日本のバンド)。純日本製の歌なのに、死ぬほど洋楽に似ている…。要するにパクr………おっと誰か来たようだ。
その似てる加減が凄まじすぎて、ついつい何回も聴いちゃうんだよな~。何回も聴くと癖になるよ(笑)
ちなみに「リフラフ」のメンバーにサムさんっていう人がいるんだけど、のちにTRFのメンバーとして大活躍する、あのSAMさんだよ!
拓郎節で明るく笑い飛ばす失恋。
風見慎吾さん(現・風見しんごさん)のデビューシングル。作曲は吉田拓郎さん!
ポップな曲ながら、中身は失恋の歌。「君の笑顔を勝手に恋だと決めてた」とか「真夜中写真にそっとキスしたせつなさ」とか、「好きになるほど君を困らせていた」とか、分かりみが深すぎて………(泣)。僕が相手のことを好きになればなるほど、「重たい男ね」と言われてフラれる。こんな恋愛、何度経験したことか!これだけ経験したら涙通り越して笑っちゃうし、笑い通り越して涙や!!
P.S.風見しんごさんは広島県出身なので、広島のテレビ局の皆さん、是非「噂の!東京マガジン」を放送してください…(土下座)
10位泣くなおっぱいちゃん / 星まり子
引用元: Amazon
この曲、AKB商法の元祖説。
1973年、セクシータレントの星まり子さんが歌った歌。作詞は漫画家の富永一朗さん。作曲は井上忠夫さん。『ブルー・シャトウ』とか『学園天国』とかも作曲してる人!
このメロディーの中毒性もさることながら、特に強調したいのは発売キャンペーン。レコードを1枚買うと星まり子さんと片手で握手でき、2枚買うと両手で握手できる。ここまではいいよね。でも問題なのは次から。5枚買うと片方のおっぱいを触ることができ、10枚買うと両方のおっぱいを触ることができるのだ!!そこまでして売れたいのか…?と思っちゃうけど…(笑)
これって今で言うところの「AKB商法」だよね。良いか悪いかはさておき、特典としてCDに握手券や投票権を付ける。『泣くなおっぱいちゃん』はこれを1973年からやってるんだねぇ~!
※のちに星まり子さんが言うには、あくまでこれは話題作りであって、実際には触らせなかったらしいです。そりゃそうだよね。
ちなみにこの歌、マニアック歌謡曲ながらDAMにもJOYSOUNDにも入ってます!!カラオケに行った際には是非歌ってみようー!
あとがき
ふざけてるように見えたかもですけど、真面目に選びました(笑)
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究極の純朴歌謡曲!
ミカン畑のある故郷にいる女の子が、街で働いている男性のことを想った歌。ミカンという甘酸っぱいアイテムにより、恋愛の甘酸っぱさが見事に表現されている。聴くだけでも、胸がきゅんと締め付けられる…。甘酸っぱいものは正義だよね。
しかも藍美代子(あいみよこ)さん、歌が上手すぎる!平尾昌晃さん(作曲)による、ジェットコースターのように急に上がったり下がったりする難しいメロディーを、見事に歌いこなしている…!そして伸びやかな歌声がとても心地よい!
とにかく一度聴いてみてほしい!できれば瀬戸内海の夕景とともに聴いてみてほしい!!
ちなみに私は藍美代子(あいみよこ)さんを、「昭和のあいみょん」って呼んでます。だって名前似てるじゃん。