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1位ドカベン(漫画)
引用元: Amazon
作者 | 水島新司 |
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ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | 秋田書店 |
連載 | 週刊少年チャンピオン(1972年18号~1981年16号) |
巻数 | 全48巻 |
日本中の子供たちに大人の楽しさを教えてくれた作品
昭和のみならず平成までを駆け抜けた国民的漫画。200巻続いた名作はまさに日本文化の歴史の教科書。現代に過去の作品を読んでも全く色褪せないどころか、当時の時代の生活、時事問題をコミカルに伝えてくれます。両さんは遊びの名人。車、おもちゃ、ゲームのみならず、商店街の仕事やはたまた未来のテクノロジーなんかも全て面白くする。読者の子供たちは、大人になって色々なもので遊ぶってこんなに楽しいんだ、と思わせてくれた作品です。
食から学ぶ、「人間とは」
人間は植物にせよ、動物にせよ、自分以外の生物の生命を奪わなかったら、1日だって生きていけない動物なんです。俺は、それこそが人間の「原罪」というもの。主人公の山岡の言葉です。賛否両論ある漫画ですが、食を通じて、国際化とは何か、菜食主義とは本当に正しいのか、本当の美食とは何なのか、といった、現代に生きる人間が考える必要があるトピックが多くあります。本当に人にとって大切なものとは何なのか、考えるきっかけをくれる漫画ではないでしょうか。
日本社会が元気だった時代、ただただ羨ましい
松下電器、現パナソニックでサラリーマンとして働く島耕作のサクセスストーリー。のらりくらり、毎日銀座で飲み歩き、アメリカの映画会社を買収したりと今では考えられない会社員生活ですが、逆に今の時代失われてしまった人情、気の使い方など、会社員、一人の大人として学べることもあると思います(見習ってはいけないものもたくさんありますが・・)
頭を空っぽにして読めるこれぞ昭和漫画
超人プロレスでありプロレスではない。面白ければ良し、細けえことは気にしねえ!何となく勝てばよし、負けても命尽きてもまた立ち上がればいい!今では到底考えられない設定の粗さも、そこが昭和漫画の良さ。それでも皆憧れる。漫画ってこういうものでいいのかもしれないと思わせてくれる名作です。
野球漫画の常識を変えた金字塔!
昭和の野球漫画の代名詞といえば巨人の星。王長嶋率いる読売巨人軍はまさに子供のみならず全国民の羨望の的、野球をするならば巨人を目指し、そのためにはあらゆる努力を惜しまず、親子二代でその夢を目指す物語。高度経済成長期の日本の価値観にズバリマッチした、王道中の王道の漫画ですが、ドカベンは同時期の漫画でありながらその真逆を行く。必殺技もなし、因縁の血統もなし、そもそも野球一本ではなく柔道物語から始まる。理論を使い、回り道をし、野球をする子供たちがまるで教科書のように読める、まさに漫画を「夢の世界」から「夢と現実のつなぎ目」に変えてくれた、漫画史に残る偉大な傑作ではないでしょうか。