美味しんぼ(漫画)の詳細情報
作者 | 原作:雁屋哲 / 作画:花咲アキラ |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 小学館 |
連載 | ビックコミックスピリッツ(1983年20号〜休載中) |
参考価格 | 759円(税込) |
『美味しんぼ』(おいしんぼ)は、原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる日本の漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、1983年20号より連載。1987年、第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。2014年より休載状態にある。 (引用元: Wikipedia)
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これが至高のサラダだ
海原雄山が、「これが至高のサラダだ どうぞ召し上がれ」と言い、トマトを鉢植えごと出して来た時は、「すごいな......」と思ったことを思い出す。
個人的に山岡と栗田が付き合うまでが1番好き。鈍感すぎる山岡といつのまにか山岡のことを好きになっていた栗田の攻防は、名作ラブコメに匹敵すると思う。その二人が自分たちの結婚式で究極VS至高の料理対決をした時は笑った。さすがに勝敗はつかなかったが。
あと、山岡の同棲前の畜生発言が好き。どんなに仲の良い友達でも1週間も経てば一緒にいられなくなるという。なんで結婚したんだよとも、確かにわかる気がする、とも思った。
山岡さんの鈍感さ
初期は料理にまつわる数多の問題を、東西新聞の落ちこぼれ社員「山岡士郎」が同僚の「栗田ゆう子」とともに解決していくテイストだった。その辺りの美味しんぼがすごく好きで、栗田さんと山岡さんの進展しない恋愛模様は、そこらのラブコメよりもよっぽど面白い。山岡さんがあまりにも鈍感すぎて、好意を匂わす栗田さんの発言だったり行動だったりに、まるで気がつかないのがキモ。
もちろん美味しそうな料理の数々も忘れてはいけない。結婚後の2人が住むアパートの住人・はるさんが作るステーキ丼や、100年もののポートワインを使ったカンガルー(?)のステーキなど。一生に一回でいいから、食べてみたいと思ったのが、「仏跳牆(ファッテューチョン)」。ツバメの巣やら干しアワビやら、贅沢な材料をこれでもかとぶちこみ煮出した絶品スープで、その匂いにつられて修行中の坊さんも塀を飛び越して飲みにきてしまうほど、と言われているらしい......。
「ブ男?料理人には関係ねぇだろ!」と山岡節が炸裂した、金沢のゴリの話、いつ見ても面白いんだよなぁ。
金字塔
グルメ・料理漫画の金字塔といえば「美味しんぼ」。序盤は、東西新聞の落ちこぼれ社員の「山岡士郎」が、「これは本当の〇〇じゃない」みたいな感じで、あらゆる料理人たちに喧嘩を売っていくのが基本的なスタイルだった。
物語が進むにつれ、同じく社員の「栗田ゆうこ」と共に、東西新聞の創立記念企画である「究極のメニュー」作りに励み、「至高のメニュー」に取り組む海原雄山と対決していく......
あと、栗田さんの山岡さんに対する恋心に気がつかない、山岡の旦那の鈍さっぷりは、今のラブコメ漫画の元になっているのではないかと勝手に思っている(多分違うだろう)。
個人的に好きなのは、ゴリを使った料理が得意なブ男料理人の話と、雄山が事故にあった時に山岡が代わりに美食倶楽部の料理を監督した回。特に後者は、本来腐乳を使う予定だった雄山が、八丁味噌を使った山岡さんのマトン料理を認めたところが、「2人の雪解けは近いな.....」と思わされて、なんかよかった。
グルメん漫画というよりギャク漫画
食を通じていろんな問題を解決するグルメ漫画ですが、私はギャグ漫画だと思って読んでいます。食に対して異常なこだわりをもったり歪んだ思想を持った登場キャラクター達がとても魅力的で個性的なのも作品の魅力の一つだと思います。そして、作者の政治的思想や偏った知識もツッコミどころ満載で、読んでいて飽きません。随分と長く連載が休止されていて連載再開を心待ちにしています。
クリーチャさん(男性・40代)
1位(100点)の評価