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軍師・孔明の嫁視点
数多の婿に逃げられてきた月英が、変わり者と評される諸葛亮孔明と出会うという流れ。稀代の軍師・諸葛亮孔明が主人公ではない肩透かし感が面白い。しかし、タイトルで終わる、でオチではなく、内容もしっかりと面白い。
作者が相当な三国志フリークらしく、この時代の文化についてかなり詳しく描いており、三国志好きを自負していた私から見ても、初めて知る知識が少なくなかった。とはいえ、ほのぼのとした作風かつ4コマでわかりやすく進行していることから、重厚な三国志漫画にサジを投げたという人でも読みやすいのでは?と思う。
一風変わった三国志漫画
三国志時代の飯を再現した料理が登場する、三国志メシ漫画。三国志好きの中華料理屋の店主とその家族が、謎の爺さんによって三国志の時代にタイムスリップ。三国志の世界で料理したり、現代に戻って三国志時代の料理を再現したりする。ライトな三国志ファンにもわかりやすい。しかし食の要素を軸に諸葛亮孔明や劉備玄徳などの人物を掘り下げており、三国志フリークからしても面白い内容になっているのではないだろうか。作中に出てくる三国志メシは飯テロの類のものなので深夜に見る人は相応の覚悟で臨んで欲しい。
36巻の大ボリューム
横山先生の三国志の60巻には敵わないが、蒼天航路もなかなかのボリューム。
主人公は劉備玄徳、ではなく悪役として知られる曹操。三国志演義を読んだことのある人ならなおのこと新鮮で面白い視点なのではないだろうか。
私自身三国志といえば劉備が中心の物語というバイアスがあったので曹操が主人公という時点で興味を引かれて手に取った次第。悪と言われているのはあくまで一部の視点から切り取られた印象であるということを思い知らされた。何よりも曹操のカリスマ性はすごい。この作品、アモーレ!