ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
1位銀河鉄道999(漫画)
引用元: Amazon
作者 | 松本零士 |
---|---|
ジャンル | 少年漫画 |
出版社 | 少年画報社 |
連載 | 週刊少年キング(1977年5・6合併号~1981年48号) |
巻数 | 全18巻 |
人と化け物の狭間で葛藤する主人公が人の醜さに触れてもなお人に寄り添う点
パンデミック系の展開を鉄道内をメインとした舞台で行った点が斬新だと思いました。
この作品世界では鉄道は移動手段というだけでなく、カバネという化け物が蔓延る地上においては生き残った人間達の生活の場である、という先入観を超えた設定が最高にいい。
主人公が正直弱いのですが、終盤ではきちんと強者とも渡り合う強さを身につけるのも爽快感があります!
どこか心が温まる猫と人との触れ合いに癒やされる
癒やし系の作品で、肩肘張らず気楽に読むことができるので、ふとした時、掃除中などつい手にとって読んでしまい、手が止まってしまいます。
心に傷を抱えた少女と無人駅に住み着き人語を解す化け猫の交流が、ほんとにあったら良いなと思わせるハートフルぶりで展開され、夢が膨らみます。
個人的に人と交流を持つ人ならざる妖怪、という構図が好きなので、余計にロマンを感じるのかもしれません!
鉄道モノといえばコレ!というほどの不朽の有名作
子供の頃に読んだときには、メーテルはミステリアスな魅力を持つ大人のお姉さん、といった具合に憧れの対象でした。
幻想的な星間旅行の旅路には冒険心をくすぐられますが、それはあくまでこの作品の一側面。成長してから読み返すとかなりシビアでディストピア気味な暗い部分も理解できるようになり、人間存在のあり方に訴えかけた哲学的な内容も含んだ深い作品だと未だに思います。