EPO本人もどこかでコメントしていたが「土曜の夜はパラダイス」はキャッチーなメロディーとアレンジのくせに、実は失恋の曲。『踊ろうパラダイス、唄おうパラダイス』と夜遊びして失恋の憂さを晴らそうと、カラッとネアカに歌い飛ばしている。初期のベスト盤「THE BEST STATION JOEPO 1980-1984」ではリミックスされて、夜遊び感が増し増しになり、そちらのバージョンだと更に評価10点増し。詞は「う、ふ、ふ、ふ、」とテーマが被らず、曲はなんだか景気が良い感じ、そのうえ高視聴率番組のエンディング曲として毎週ガンガン流れるプロモーション付き。嗚呼もったいない。
「う、ふ、ふ、ふ、」とリリース順が逆だったらよかったのに
みなさんご存じの通り、EPOは曲の出来のわりにヒットの波に乗れないところがあって、「オレたちひょうきん族」のエンディング曲として知名度抜群のこの曲でも、シングル売上はサッパリだったのである。ヒット曲「う、ふ、ふ、ふ、」の数か月前にリリースされたが、「う、ふ、ふ、ふ、」の次のシングルとして、夏~秋曲としてリリースされてたらとつくづく思う。
EPOと前後してヒット曲を出した女性シンガーを思い出してほしい。渡辺真知子しかり、八神純子しかり、杏里しかり、ヒット曲をドーンと打ち上げ花火した後、続く2~3曲(良曲であることが前提ではあるが)は前曲の七掛けぐらいで売れるヒット法則があり、テレビ出演が望める旬の期間が長い歌手になれるのである。ま、EPOは黒柳さんに何か問われても、微妙な返しをしてしまいそうで、テレビ向きではなさそうだけど。
翻ってEPOの曲リリースはどうか?
「う、ふ、ふ、ふ」の後に、一年以上の期間を置いて、遡求力が低いテクノポップ「恋はハイ・タッチ-ハイ・テック」をリリース、しかも高見知佳に提供してスマッシュヒットした資生堂春のキャンペーンソングのセルフカバー「くちびるヌード・咲かせます(タイトルを微妙に変えている)」をB面に据える戦略付き。完全に時期を見誤っている。
EPO本人もどこかでコメントしていたが「土曜の夜はパラダイス」はキャッチーなメロディーとアレンジのくせに、実は失恋の曲。『踊ろうパラダイス、唄おうパラダイス』と夜遊びして失恋の憂さを晴らそうと、カラッとネアカに歌い飛ばしている。初期のベスト盤「THE BEST STATION JOEPO 1980-1984」ではリミックスされて、夜遊び感が増し増しになり、そちらのバージョンだと更に評価10点増し。詞は「う、ふ、ふ、ふ、」とテーマが被らず、曲はなんだか景気が良い感じ、そのうえ高視聴率番組のエンディング曲として毎週ガンガン流れるプロモーション付き。嗚呼もったいない。
Hatchi pussさん(男性・50代)
9位(79点)の評価