霊的ボリシェヴィキの詳細情報
制作年 | 2017年 |
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上映時間 | 72分 |
監督 | 高橋洋 |
脚本 | 高橋洋 |
メインキャスト | 韓英恵(橘由紀子)、巴山祐樹(安藤/由紀子の婚約者)、長宗我部陽子(宮路澄江/霊媒師)、高木公佑(浅野/実験の主宰者)、近藤笑菜(片岡/浅野の助手)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | https://spiritualbolshevik.wixsite.com/bolsheviki |
霊的ボリシェヴィキがランクインしているランキング
感想・評価
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邦画ホラーランキングでの感想・評価
そのシチュエーションに恐怖する
この映画の監督高橋洋さんが脚本で参加された「女優霊」と3位は迷ったのですが、より先鋭的な「霊的ボリシェヴィキ」を選んでみました。
タイトルになっている「霊的ボリシェヴィキ」とは日本のオカルティストとして70年代から大きな影響力を持つ、武田崇元さんによるオカルト概念。
元のボリシェビキとは、暴力革命を主張したレーニンが率いたロシアの左派の一派。
これだけ聞くと「なんのことやら?」となってしまいますが、映画の内容はけっこうシンプル。
廃墟のような施設に集められた男女が7人。
その全員が「人の死に立ち会ったことがある」という共通点をもち、みながそれぞれの恐怖体験を語り始めます。
そしてその目的とは、「あの世を呼び出すための実験」
実はこれ、僕も同じコンセプトのイベントを行ったことがあるのです。
よく「怪談を語ると霊が集まってくる」と言います。
その逆手をとって、「霊を集めるために怪談をする」というコンセプトで、数人の被験者に「自分が一番やばいと思う怪談、体験談」を語ってもらったのです。
そのイベントの名前は「オカルトロニカ」
各語り手には、鬼門から入ってもらい語り終わったら裏鬼門から出てもらう。
人間の脳を、幽霊を見やすくなる状態にもっていくという19ヘルツの低周波を会場にながし、何かが来たら分かるように、怪談をしている横では「こっくりさん」をやっていました。
映画「霊的ボリシェビキ」でも霊がきたときの判断として「確率変動」を使っていまいした。
映画はもちろんフィクションで衝撃のラストが待っているのですが、その不穏な空気感はイベントとかなり近く、緊張感があるシーンが続きます。
主演の韓英恵さんも強い存在感を放ち、観終わった後に放心状態になるような、とにかく「変わった」ホラーが見たい方におすすめです。
ホラーコンテンツプロデューサー
住倉 カオスさん (男性・50代)
3位(70点)の評価