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1位カッコーの巣の上で
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引用元: Amazon
制作年 | 1975年 |
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上映時間 | 133分 |
監督 | ミロス・フォアマン |
メインキャスト | ジャック・ニコルソン(ランドル・パトリック・マクマーフィー)、ルイーズ・フレッチャー(ラチェッド)、マイケル・ベリーマン(エリス)、ウィリアム・レッドフィールド(ハーディング)、ブラッド・ドゥーリフ(ビリー・ビビット) |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
狂ってゆく様が映像技術を使って秀逸に描かれている
同じ監督の作品に『π』という映画があり、これを見て彼の世界観にハマって見始めた作品だった。正直『π』のストーリー自体はよく理解できなかったがおしゃれな映像作品として楽しんだ。
一方のこちらも同じようなおしゃれな要素は盛り込まれてはいるものの、精神的な狂いっぷりは増していた。それもあり得ないことではなく、世の中にあるものでどの人間にも起こりうる悲惨な状況というところにエンディングを迎えるまでもなく気分は悪くなってゆく。見終わった後は悪夢から覚めたときのあの安堵感のようなものが沸き起こった。
3位ヒミズ(映画)
「THE・園子温」の世界に翻弄される
園子温監督の作品で見た後に爽快感を感じる作品を見つける方が難しいと思うが、この作品もその傾向は結構なもの。
特徴として多いのが、登場人物が同じ人間で、共感できそうな部分が見え隠れするものの、どこか途中で裏切られる場面があり、思わず「え、そっち?」と言いたくなる行動をとる。そんな捉えどころのない浮遊感を味わわせられる。そんな役所に、当時まだ十代という二階堂ふみのキャスティングはまさに適役だったと思う。染谷将太も然り。急に訪れるバッドエンドという終わり方ではないものの、一貫して人間の不気味さが見られる作品。たぶんこの感覚が癖になってしまったら彼の作品にハマってるんだと思う。
4位タクシードライバー(映画)
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引用元: Amazon
制作年 | 1976年 |
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上映時間 | 114分 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
メインキャスト | ロバート・デ・ニーロ(トラヴィス・ビックル)、シビル・シェパード(ベッツィー)、ジョディ・フォスター(アイリス)、ハーヴェイ・カイテル(スポーツ)、ピーター・ボイルピーター・ボイル(ウィザード)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
ゴダール感のあるアメリカ映画
今こんな映画ウケないんだろうなという混沌としたハードボイルド映画だと思っている。最近のロバート・デ・ニーロしか知らない人が見ると、彼はこんなに色気のあるかっこいい男だったのかと思い知らされる。映画と同年代に大人気だったアメリカのバンド「The Doors」のボーカルだったジム・モリソンのように怪しくセクシーな雰囲気を醸し出している。この映画の何がバットエンドかというと、主人公のタクシードライバーは生き残ったのでそういう意味では悪くもなんともない。ただ彼の心の中が、映画が始まったときと何も変わっていないという、言ってみればとてもリアルであり、エンターテイメントとして見るならば気持ち悪さが残るという不思議なところです。
5位SAW(ソウ)
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引用元: Amazon
制作年 | 2004年 |
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上映時間 | 111分 |
監督 | ジェームズ・ワン |
メインキャスト | ケイリー・エルウィス(ローレンス・ゴードン)、リー・ワネル(アダム・フォークナー)、ダニー・グローヴァー(デイビッド・タップ)、ケン・レオン(スティーブン・シン)、ディナ・メイヤー(アリソン・ケリー)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
現実にないと思いながらも痛みでリアルを感じる
怖いもの見たさで見る映画の代表格かと思う。実際自分も食わず嫌いだったが、友達の誘いで見ると、最後まで見ずにはいられなくなった。それは最後は無事に脱出してくれという願いからだ。ジグソウと呼ばれる人物から仕掛けたゲームから抜け出せるかというストーリーだが、どう見ても無理ってわかっててやってるでしょという仕掛けばかり。命を確保するか、自分の体の一部を失くすかなんていうとんでもなく理不尽な選択が出てくるのだ。そのような精神的なグロさが増してきてとても見てはいられないところも正直出てくる。当然のことながらこのゲームの被害者となってしまう人物は連鎖するので後味は悪い。ただこういった映画を見る限りそれはある程度予測しているので5位に収まる。
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いまだにこの作品を言葉にするのが憚れるくらい哀しい
この作品を見てしばらくは何も言葉が出なくなった。悔しいというか、やるせないというか、虚しいというか。「ロボトミー」と呼ばれる過去に実際に行われていた精神疾患者に対する術式。こんな手術があったことだけでも相当な衝撃を受けたが、精神病院内の患者の扱いが人間の扱いではない。当時は実際に、精神がやられた人間は人間ではないと思われていたのではないだろうか。少しでも窮屈さから解放して楽しく過ごさせようとするジャック・ニコルソン演じる主人公の奮闘と、それを抑える病院側の度重なる食い違いで悲劇が起こってしまう。いまだに名作と言われていて確かにまた見たいとも思うが、辛すぎて見れない作品でもある。この映画の話が出てくるたびにその時の感情が呼び起こされるが十数年、もう一度見返すことは今のところできていない。