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その頃、大手飲料メーカー様の市場に関するセミナーを受講した際、「ヨーロッパには様々なフレーバーウォーターがあり、これから日本でも増えてくると思います」とのお話を聞きました。
実際にヨーロッパに行きますと、ボルヴィックのフレーバーウォーターをはじめ、日本に輸入されている数多くのミネラルウォーターのフレーバー水やミネラルウォーターがベースになっているジュース等を飲むことが出来ます。
私が学んだセミナーから10年以上が経ち、講師の先生がおっしゃっていた通り、日本の市場ではフレーバーウォーターが増え、今では各地域の特産や季節の果物のフレーバーウォーターが無糖の炭酸あり、炭酸なし、加糖の炭酸あり、炭酸なしの4つのタイプで、たくさん出回っています。
健康の面を考えての水分補給という観点から選ぶとなると、私たちアクアソムリエがお勧めしたいのはどうしても無糖のフレーバーウォーターになります。特に中年以降の方はカロリーや糖分が気になります。
炭酸水のフレーバーウォーターがお好きな方も多いと思いますが、炭酸が苦手な人もいらっしゃることを考慮し、炭酸なしのタイプでランク付けをしてみました。
ランキング結果
天然水の甘味とイタリア産レモンの酸味が優しく同居
サントリー天然水の無糖のレモンフレーバーです。
この商品は2020年3月24日から全国に向けて販売が開始となりました。しかし、残念なことに、2020年11月下旬をもって市場動向等の理由で、製造を終了するとのことです。
もし、「飲んでみたい」という方がいらっしゃったら、見つけて即購入しましょう。
販売は終了になりますが、無糖の炭酸なしフレーバーウォーターは貴重なので、ランクインさせました。
クリアレモンを製造している工場は4か所。山梨県北杜市白州町、熊本県上益城郡嘉島町、鳥取県日野郡江府町、静岡県駿東郡小山町です。
イタリア産のレモン果汁が少量含有されています。更に飲みやすいように、ほんの少しの食塩、はちみつも使われています。ごく少量なので0kcalです。
サントリーの水源の水は、どの水源の水も優しい甘さが特徴的。その甘さを感じつつも、すっきりといただけます。スポーツ時の水分補給にも利用したくなるレモンフレーバーウォーターです。
乳酸菌の入った甘いヨーグルトフレーバー水
美味しさでお勧めしたいのは「ヨーグリーナ」です。糖分が入っていますが、美味しさ、飲みやすさの面でランクインさせました。ヨーグルトテイストで、乳酸菌の入っているフレーバーウォーターです。「飲むヨーグルトは濃いので飲みにくくて」という方にもおすすめ。
ヨーグルト味が濃すぎず飲みやすい。サントリーの天然水がベースです。私が最近東京都内で手にしたヨーグリーナには、採水地は静岡県小山町との記載がありました。流通している地域よってもベースとなっている水源の水は異なると思います。
静岡の水源は硬度は40㎎/L。水に含有されているミネラルと乳酸菌を摂取できます。
そして、ヨーグリーナのキャップには「この商品は冷凍も出来ます」という印字があります。
サントリーでは、ヨーグリーナ以外にも現在販売してるフレーバーウォーターで冷凍兼用の商品があります。「朝摘みオレンジ＆サントリー天然水」、「芳醇ぶどう＆サントリー天然水」、「はちみつレモン＆サントリー天然水」。すべて540mlです。中味の膨張による容器破損を防ぐためにこのサイズが作られ、ペットボトルも冷凍時の膨張に耐えうるようになっています。
これらの商品は糖分、塩分もありますので、真夏日の外でのお仕事や中高生が運動部の活動等の際などに凍らせて持参すると、熱中症対策にもなります。
気になるカロリーですが、1本飲むと約130kcal。数字で見るとちょっとカロリーは気になりますが、お菓子やケーキを食べるよりもカロリーは抑えることが出来て、甘いものを口に含んだ満足感はあります。ダイエット中にアイスが食べたくなった時、ヨーグリーナをシャーベット状にしていただいても美味しいですよ。
あとがき
ユニークなものでは、チョコミルクシェイク、ストロベリーパイ、マンゴーパンナコッタなど。甘そうだな、と思いつつも飲んでみたいという好奇心と欲求は出てきます。
日本でもこれからユニークなフレーバーが出てくるかもしれません。
いろはすの「メロンクリームソーダフレーバーウォーター」の販売時には、興味をそそられ、即購入しました。サントリーの「ミルクティー」「レモンティー」のフレーバーウォーター販売時も同様でした。季節や特産として販売されるフルーツのフレーバーウォーターがあるように、スイーツ系のものがもっと期間限定で販売されたら面白いですね。
私たちアクアソムリエは健康を維持するためにも、一日に最低でも1500ml～1700mlは水を飲んでいただきたいと伝えています。
しかし、味のない水を飲むのが苦手、という方はまだまだ多いのが現状。
そうした方は、フレーバーウォーターを水を飲むきっかけにして、水に慣れていくということも水好きになる一つの方法です。
また、フレーバーウォーターは家庭でも作ることが可能です。
お好きなミネラルウォーターにお好きな野菜や果物をスライスして入れて飲む。シンプルで健康的です。手作りのフレーバーウォーターはデトックスや美容効果も期待できますよ。
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フレーバーウォーター？ではなく特定保健用食品「キレアウォーター」
引用元: Amazon
2008年頃、ペリエのレモン、ライムやクリスタルガイザーレモン、ラズベリー以外の味のあるボトルウォーターとして、飲んで衝撃を受けたのは「キレアウォーター」という商品でした。今もこの商品は販売されています。北アルプスの天然水と富山の海洋深層水をベースに、「高純度乳果オリゴ糖」が添加されており、口の中で若干の甘味と乳製品を含んだような時のようなテイストを感じるお水なのです。
キレアウォーターはフレーバーウォーターではなく、おなかを整えるための特定保健用食品として作られているお水です。特定保健用食品は、生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、消費者長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示できる食品です。キレアウォーターに含まれる「高純度乳果オリゴ糖」がビフィズス菌を増やして腸内環境を整えてくれます。ビフィズス菌は、加齢やストレスなどでも減少するため、補ってあげることが大切ですが、ビフィズス菌を食品から直接摂取しても、生きたまま腸には届きにくいため、元々おなかの中にいるビフィズス菌を増やすことが効果的と言われています。乳果オリゴ糖を摂取することで、ビフィズス菌が増え、便通の促進効果も期待できるというわけです。
ミネラルウォーターを飲むなら単一水源のものが好まれますが、キレアウォーターは腸内を整えてくれる「機能的な水」なので、お得な感覚で飲むことが出来ると思います。私自身、水を飲み慣れない頃に出会った水ですが、ごくわずかに味がするお水だったので500ml をすぐに飲み終えてしまいました。機会がありましたら、一度飲んでみてください。個人差はありますが、おなかの調子も整うと思います。
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天然水とレモンのみ！
い・ろ・は・すのレモンと言えば、スパークリングレモン（無糖）を多く見かけますが、炭酸なしの「い・ろ・は・す天然水にれもん」（無糖）という商品があります。イトーヨーカドー、イオン等大手スーパーに並んでいることが多いです。この商品は、2019年4月に販売が開始されました。
気になる「れもん」ですが、瀬戸内産のレモン果汁とレモンエキスがわずかながら入っています。
※レモンエキスは水やアルコールで特定の成分を抽出して得られたもの
いろはすの天然水とレモンだけですので、お水のまろやかさにほんのりとしたレモンの酸味が加わり、すっきりとした飲みごこちです。糖分も入っていませんので、糖質制限されている方、ダイエット中の方、味のない水は苦手というご高齢の方も安心してお飲みいただけるのではないでしょうか。
水を飲むことに慣れるためのきっかけの水として、どなたにでも安心しておすすめできます。
また、含有されているのが「レモンのみ」ですので、氷にしてお酒をいただくのに使用してみるのも良いでしょう。わずかなレモン風味がアクセントにもなります。
フレーバーウォーターは全般にどの商品も天然水と比べると賞味期限が短く、い・ろ・は・す天然水れもんは製造から10か月です（通常のい・ろ・は・す天然水は18か月）。