maronさんの「ドイツのお菓子ランキング」

日本では有名なお菓子

バウムクーヘンは、小麦粉にバター、卵、バニラエッセンスなどを加えて混ぜた生地を、少量ずつ棒に巻き付けて作られるお菓子です。焼きあがった後に芯を抜いて輪切りにすると、バーナーで炙った焼き色と内側の白い部分が樹木の年輪のように見えるため、日本では結婚式や祝い事の引き出物として贈られています。しかし、認知度は高いものの作り方が非常に特殊かつ専門装置や技能を要するため、ドイツでは扱っているお店が少なく、駐日ドイツ大使館によれば日本に赴任して初めて食べる職員も多いそうです。また、神経を要する作業とオーブンの直火の熱を正面で胸に受けるという理由から、ドイツでは「バウムクーヘン焼きは長生きしない」とも言われています。
本場ドイツではそこまでメジャーではないですが、日本ではバウムクーヘンはドイツのスイーツの代名詞的存在です。スポンジケーキとは違う密度やしっとりふわふわ食感はとても美味しいので選びました。日本で販売されているものは、プレーンからチョコレートコーティングされたもの、抹茶や桜などと種類豊富なので選ぶ楽しさもあります。また、年輪のようなおめでたい見た目や比較的日持ちする商品が多いところも良いところです。日本で手軽に買えるものなら「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」のバウムクーヘンがお気に入りです。ドイツで定められた製造基準を守って本格的に作っているところや、種類豊富な商品展開が好きで、よく自分へのご褒美に買っています。