【人気投票 1〜14位】金原ひとみの人気書籍ランキング!みんながおすすめする作品は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
2004年、20歳の若さで芥川賞を受賞した金原ひとみ。当時19歳だった綿矢りさ『蹴りたい背中』とのダブル受賞で、出版界の枠を超えて大きな話題となりました。というわけで今回みんなの投票で決めるのは「金原ひとみ作品おすすめ人気ランキング」です。先述の芥川賞を受賞して鮮烈デビューを飾った『蛇にピアス』はもちろん、Bunkamuraドゥマゴ文学賞『マザーズ』、織田作之助賞『トリップ・トラップ』といった受賞作が上位にランクイン!?あなたのおすすめ書籍へガンガン投票してください。
最終更新日: 2023/07/23
ランキングの前に
1分でわかる「金原ひとみ」
デビュー作で芥川賞を受賞した「金原ひとみ」
1983年、東京都出身の金原ひとみ。歪んだ愛、激しい性・暴力が描写されてる作品が多く、狂気じみた数々のストーリーは多くの読者に衝撃を与えています。デビュー作となる『蛇にピアス』では2003年に第27回すばる文学賞、翌2004年に第130回芥川賞を受賞。この作品は2004年に漫画化、2008年に映画化され、小説家『金原ひとみ』の名を広めるきっかけとなりました。その後、恋愛連作短編集『星へ落ちる』や、空虚の果てにある一筋の希望を描く長篇小説『軽薄』など、数多くの作品を出版しています。
「金原ひとみ」の受賞歴
デビュー作『蛇にピアス』ですばる文学賞、芥川賞を受賞した金原ひとみ。そのほかにも、2010年に『TRIP TRAP』で織田作之助賞、2012年に『マザーズ』でドゥマゴ文学賞を受賞しています。金原ひとみ独自世界観で描かれる書籍は多くの人を魅了しています。
ユーザーのバッジについて
金原ひとみの作品を全て読んだことがある。
金原ひとみの作品を5冊以上読んだことがある。
金原ひとみの作品を3冊以上読んだことがある。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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過激で歪んだ性愛の世界が描かれる
デビュー作の「蛇にピアス」にもマゾヒズム的要素が散りばめられていましたが、今作「アッシュベイビー」では、サディズムやペドフィリアなど、さまざまな歪んだ性の世界を描いています。一見過激でグロテスクですが、その根底には切実な渇望と愛への執着が描かれているのです。
報告歪んだ性愛
さまざまな性愛が見え隠れする作品です。こちらも描写や題材がなかなか衝撃的なので、読むのに気合がいることになります。ですが、尖った内容だからこそ他にはない魅力がるのも確かです。サディズムなどの過激な性愛がでるので注意しながら読んでください。
報告生々しい描写で、ディープな世界が垣間見れます。
ペドフィリアという言葉や考え方は、まだまだタブーに近いですし、知らない人の方が多いかもしれません。生々しい描写が多いこの作品は、読み進めることにエネルギーを消費します。目を背けたくなるくらいの表現力です。
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母親業の孤独や幸福を表現した金原らしい作品
金原作品は本当にこの人にしか表せない世界観があって目が話せません。
特に蛇にピアスと並んでこの作品は面白かったので紹介します。
母親の孤独や幸福をテーマに、リアルな性的な描写も含めた生々しいけど現実味のある作品です。読んでいる最中は、ハラハラドキドキさせられます。
やや後味の悪い作品ですが、読んで見る価値はありますよ。
母親の苦悩
まず、金原ひとみさんの作品で母親目線の話が珍しくそれだけでも惹かれました。金原さんご自身も母親になったこともあり言葉一つ一つがより深く感じられ揺すぶられます。
私自身も独身の時に一読し好きな書籍になりましたが、母親になった時また読み直しさらに好きになりました。
我が子がもう少し大きく成長したら、また読み直したいと思い今から楽しみです。その時にはまた違った感想を抱けると確信しています。
リアルに伝わる小説
専業主婦の先の見えない育児に疲れ果てている模様が、リアルに描かれています。とてもタイムリーな話題なので、共感できる人が多いと思います。男性が読んだ方が良いのではと思います。中には心苦しい部分もありますが、そこがリアルで目をそらさない所も良い。
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狂気の理由、必然がわかるような気がする
拒食症と錯乱癖がある女性が主人公。彼女は自分の狂気を錯乱時に書いた文章を読む事で認識しています。他者から見れば、彼女の平常時の食べ物に関する嫌悪感や、錯乱時の文章などはまったく理解も共感もできないものでしょうが、この作品を読むと彼女なりの、哲学や美学がそこにあるのだということを分からせられてしまいます。
報告ぶちまけられる言葉の奔流に酔いしれる
心を病みながらも何とか社会生活を送っている女性作家の日常と、彼女が綴る乱文とも散文ともつかぬ文章が織りなす得体の知れない空気を孕んだ物語です。
ストーリーはあるような、ないような。揺れ動く主人公の精神状態が紙面から伝わるかのように読んでいる間中ずっと胸がざわつきます。不快感すれすれの感覚が気持ちいいです。
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今の若者にぜひ読んで欲しい作品
金原ひとみの作品はどれも好きだけどこれはダントツです。
かつては若者文化というと、ギャルなど大人に対する反抗や抵抗から生まれた熱気やエネルギーを帯びたものが多くあった。
しかし、今のミレニアムZ世代は、そういったエネルギーをリアルでなくバーチャルな世界へ表現しようとする結果リアルの世界では脆く弱々しい若者の姿が多く見られます。
バーチャルの世界では承認欲求や自己愛の強さや共感力は高いのにリアルの世界では弱く鈍感。そんな若者の自己矛盾をテーマにした作品です。
オートフィクションという題名も秀逸で、自伝をフィクションの手法で描いている[続きを読む]
オートフィクション?フィクション?
1回は作品として読み、2回目は金原ひとみさん自身の自伝として読み2度楽しめます。
歪んだリアルさに共感出来ない人もいるかもしれませんが、いざ「共感出来てしまった時」その時が来たらこれは大切な大切な1冊になるはず。
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重くドロドロした話
主人公が、元恋人に刺さたことがあるというショッキングなところから物語が始まります。その後、主人公は旦那も息子もいる幸せな生活を送っているところに19歳の甥がきたことから崩れます。甥との不倫話なので共感はしにくいですが、気になって読んでしまうストーリーです。
報告心に傷を負いながらも成長していくシーンが印象的
主人公は元恋人から刺されるも、一命を取りとめた過去があります。見た目には分からないが、大きな心に傷を負ったまま生きていく模様が切なく心が痛みます。過去からの決別と必死に戦う心理が良く描かれている作品で、思わず頑張ってと応援したくなります。
報告いかにも金原ひとみらしい背徳小説です
アブノーマルな恋愛関係をテーマにした小説で、かなり刺激が強いですが、金原ひとみなら許される表現と領域だと思う。
綺麗事だけでは人間を語ることはできません。こういう世界は存在しているのです。肯定できるかできないかは読者次第。
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芥川賞史上最高に黒い小説
すごいの一言。こんな物語をまだ20歳そこそこの女性がよく書けたと思う。舌を改造するスプリットタンとか、とにかくアンダーグラウンド臭がすごい。
ラストには驚きの真相が用意されているのも、ミステリーテイストでさすがだと思いました。金原ひとみらしい、とても好きな作品。
まっくんさん
1位(100点)の評価
一気読み必至の金原ひとみの原点
言わずと知れた金原ひとみのデビュー作、芥川賞受賞も納得の鮮烈なインパクトを与える冒頭が印象的です。
痛みと流血を伴う身体改造を進めながら虚無的に生きる少女、ルイが最後に掴んだものとは何だったのでしょうか。
主人公が自らのからだに施す身体改造や度々出てくるセックス描写がセンセーショナルな印象を与えるものの、あまりにも切実な「生への実感」への渇望が読者にまで伝わってきます。
鯰定食880円さん
1位(100点)の評価
映画化もされた金原の代表作
吉高由里子の濡れ場で有名な「蛇にピアス」。
スプリッドタンに憧れる一人の少女ルイの話です。生きている実感ってどうやった湧くのだろうかということを考えさせられます。
特に震えたシーンは、ルイはアマにもらった二本の歯を砕いて飲み込む描写。それによってアマの愛の証を実感するという金原らしい独特の世界観がでていて一瞬で虜になりました。
ギャルみざわあゆ子さん
3位(75点)の評価