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shutoさんの「谷崎潤一郎の書籍ランキング」

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更新日: 2019/11/15

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ランキング結果

1痴人の愛(ライトノベル)

痴人の愛(ライトノベル)

引用元: Amazon

『痴人の愛』(ちじんのあい)は、谷崎潤一郎の長編小説。カフェーの女給から見出した15歳のナオミを育て、いずれは自分の妻にしようと思った真面目な男が、次第に少女にとりつかれ破滅するまでを描く物語。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた代表作で、「ナオミズム」という言葉を生み出した。

ゾクゾクします

初めて読んだとき、主人公に自分を投影してみると、ゾクゾクしてしまいました。真面目な男が小悪魔的な少女に翻弄されて破滅していくという内容は、特異と思いきや意外と普遍的な設定かもしれません。谷崎潤一郎が敬愛し、参考にもした「源氏物語」にも、幼い少女を自分の理想通りに育てるという設定がありますが、谷崎潤一郎においては少女のファム・ファタール的性質が強まっていると思います。

2陰翳礼讃

陰翳礼讃

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『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)は、谷崎潤一郎の随筆。まだ電灯がなかった時代の今日と違った日本の美の感覚、生活と自然とが一体化し、真に風雅の骨髄を知っていた日本人の芸術的な感性について論じたもの。谷崎の代表的評論作品で、関西に移住した谷崎が日本の古典回帰に目覚めた時期の随筆である。

外国に向けて紹介した日本の夢

ミシェル・フーコーはこう語っています。「本当に素晴らしいテキストです。美について語っているテキストがそれ自身美しいことは本当に稀です。美こそまさにこのテキストが語っていることです。しかも、このテキストには美の形そのものがあります。濁り水に差した光のような美が。」本当にその通りだと思います。

3鍵(谷崎潤一郎)

鍵(谷崎潤一郎)

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『鍵』(かぎ)は、谷崎潤一郎の長編小説。読まれることを前提にして書かれた日記をお互い盗み読みする夫婦の愛欲の物語。この日記形式の物語世界を読む者もまた窃視の主体となるという仕掛けの構図を持つ作品である。谷崎の代表作の一つで、翻訳も世界各国で行われている。たびたび映像化されている作品でもある。

4細雪(小説)

細雪(小説)

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『細雪』(ささめゆき)は、谷崎潤一郎の長編小説。1936年(昭和11年)秋から1941年(昭和16年)春までの大阪の旧家を舞台に、4姉妹の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品。

関東から関西へ

谷崎潤一郎の作品群を二つに分けると、関東地震を起点に、関東・関西の二つに分けられます。その中でも、細雪は関西で書かれた、船場言葉の美しい、日本文学の正統な血縁に当たる小説だと思います。

5春琴抄

春琴抄

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『春琴抄』(しゅんきんしょう)は、谷崎潤一郎による中編小説。盲目の三味線奏者・春琴に丁稚の佐助が献身的に仕えていく物語の中で、マゾヒズムを超越した本質的な耽美主義を描く。句読点や改行を大胆に省略した独自の文体が特徴。谷崎の代表作の一つで、映像化が多くなされている作品でもある。

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