鍵(谷崎潤一郎)の詳細情報
参考価格 | 478円(税込) |
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『鍵』(かぎ)は、谷崎潤一郎の長編小説。読まれることを前提にして書かれた日記をお互い盗み読みする夫婦の愛欲の物語。この日記形式の物語世界を読む者もまた窃視の主体となるという仕掛けの構図を持つ作品である。谷崎の代表作の一つで、翻訳も世界各国で行われている。たびたび映像化されている作品でもある。(引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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谷崎潤一郎の書籍ランキングでの感想・レビュー
谷崎潤一郎の書籍ランキングでの感想・レビュー
騙される幸せについて考えさせられる作品です
大学教授をしている男とその助手と教授の妻と娘の物語だが、4人の複雑にもつれあう関係性が悲哀に満ちているが美しくもあります。大学教授の男は日常的に日記をつけていて、妻もまた日記をつけているのだが、お互いに盗み読むという形式を取りながらも実は歪んだ愛情の交換をしていて、第三者の読者側からしても夫婦の密かなやり取りを盗み視ているような気分になり、最後まで展開が読めず、スリルを味わえた。
にゃおねこさん(女性・30代)
2位(85点)の評価