1分でわかる「手塚治虫」
“漫画の神様”と称された手塚治虫
石ノ森章太郎や赤塚不二夫に並ぶ、トキワ荘出身の漫画家のひとり「手塚治虫」。戦後の日本における漫画界の草分け的存在として大活躍しました。彼の漫画家としてのキャリアは、1946年に4コマ漫画『マアチャンの日記帳』で漫画家としてデビューを果たし、1950年より漫画雑誌に登場し、『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』といったヒット作を次々と手掛けました。1963年には、日本初となる30分枠テレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』を製作、日本のキャラクター・マーチャンダイジングも本作から始まりました。その後、青年向け作品『奇子』シリーズ、1970年代にも後世に残る名作を世に送りだし、漫画家を志す多くの人々に影響を与えました。
生涯に手掛けた作品数は、約500作品!
長期連載作品を数多く手掛けている手塚治虫。32年間連載がされた『火の鳥』をはじめ、17年間連載が続いた『鉄腕アトム』、11年間続いた『ブッダ』など生涯を通して約500作品を描いています。しかし、「一人の著者が描いたコミックの出版作品数が世界で最も多い」としてギネス世界記録に認定されているのは、実は、石ノ森章太郎。彼の全作品を網羅した“石ノ森章太郎萬画大全集”は、770タイトル500巻、総ページ数12万8000ページにもおよぶとのことですが、作品数としては石ノ森が手塚を上回っています。が、生涯描いたページ数は15万ページと手塚が上回っています。
無免許ながら完璧な手術で人々を救います。
手術を確実に成功させる代わりに、高額な報酬を受け取るのですが、ずいぶん自分の腕に自信があるのだなと、感心したものです。それでいて、心優しく、ユーモアがあって、仕事ができる男、ブラックジャック。そんな人に出会ってみたいと読みながら思っていました。
usaさん
1位(100点)の評価
いくつになって読んでも色あせない。
この作品が手塚治虫氏の漫画ランキング1位であることに異論を唱える方は、殆どいないでしょうね。
一話完結かつ、各話がほんのわずかなページ数で、このような物語を描ける作家は手塚治虫氏をおいて他にいないでしょう。しかも各話がいずれも面白い。最高の漫画です。漫画の神様の異名は伊達じゃないですね。
それにしても、手塚治虫氏の引き出しの多さには脱帽ですね。本当に長く生きてほしかった方です。
漫画の神様はひとりだけさん
1位(100点)の評価
医療漫画の最高峰
大体一話完結のスタイルで話が進んでいきます。
メインキャラクターであるピノコやキリコなどは度々登場しますが、その他のキャラクターたちは大体それっきりの登場です。
そのあっさりした登場の中で激しく燃える命の葛藤に天才医師のブラックジャックが立ち向かいます。
善人悪人の区別は読んだ話によって大きく変わってきます。なぜなら彼の手術には法外なお金がかかるためです。通常より上の階級の人たちからガンガンむしり取っていきますが、通常の人からも容赦なくむしり取っていきます。
お金持ちはこれで治るなら安いもんだ!って金額でも一般人は一生かけて払っていかなきゃなりません!これなら本当に悪徳医者なんですが、読めば読むほど感じるのは、治す人の覚悟を見極めているような感じでした。
なのでこの人の優しさは冷たい感じがしますが、芯に届くような気がします。[続きを読む]
ケイさん
1位(100点)の評価