1分でわかる「江戸川乱歩」
平成の世に作品が漫画・アニメ化された江戸川乱歩
1894年生まれ三重県出身の江戸川乱歩。1923年に森下雨村、小酒井不木から高く評価されたことをきっかけに『二銭銅貨』でデビューします。海外の推理小説に影響を受け、自身も本格的な推理小説を書くように。その代表的な作品として明智小五郎の登場する『D坂の殺人事件』(1925年)や最高傑作と名高い『孤島の鬼』(1929年)、横溝正史に激賞された『陰獣』(1928年)などがあります。その一方で少年向けの人気作品『怪人二十面相』(1936年)を執筆したり、人間の恐ろしさを描いた『芋虫』(1929年)など、ミステリー作品以外も発表しました。
怖いけどハマる
恋人を殺された主人公が、友人とともに事件の真相解明に挑んでいく長編小説。乱歩ならではの怪奇・猟奇・復讐・同性愛などの要素が散りばめられています。全体的におどろおどろしいのですが、キャラクターの掛け合いが多いのでガッツリとしたホラーが苦手な人でも楽しめます。長編ではありますが、一気に読めました。
荒川さん
1位(100点)の評価