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なので、出張時は、どこでフルーツを手に入れるかが、いつも課題です。仕事がフルーツ研究家なので、暑い日に、果樹園などの視察を行うこともあります。
そんな時、重宝するのが、コンビニの冷凍フルーツです。
暑い日は、火照った体を冷やし、渇いた喉を潤してくれるものがベストです。一方で、冷凍フルーツ自体の味をじっくり味わいたいなら、食後はオススメできません。
食後だと、舌が他の食べ物でマヒしてしまい、繊細な味の比較ができないからです。
ということで、今回は、「暑い時、単独デザートとして食べるなら・・・・」をテーマに選びました。
ランキング結果
2位セブンプレミアム みかん
内容量 | 100g |
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カロリー | 63kcal |
生産地 | モロッコ |
公式価格 | 203円(税込)
※店舗により取り扱いがない場合があります。 |
文句なしの冷凍みかん
みかんは、外皮をむくと、通常、 瓤嚢(じょうのう)と呼ばれる、十数個の小袋があります。
セブンイレブンの冷凍みかんは、丁寧に一つ一つ瓤嚢に分けられているので、とても食べやすく、1房ごと、しっかり冷凍みかんを味わうことができます。
私が子供の頃は、大きな駅だと立ち売りがありました。
夏には、長細い赤ネットに、縦に数個入った冷凍ミカンがよく売られていました。
でも、正直なところ、冬の生みかんに比べると、おいしくありません。
食べた時、硫黄化合物系の加工臭がするからです(※)。
しかし、セブンイレブンの冷凍みかんには、その臭いが全くないので、初めて食べた時は驚きました。
「さすが、セブンイレブン!」と思わず口に出たほどです。
冷凍みかんは、モロッコ産のナドルコット種です。
ナドルコット種は、ほぼ種無しで、みかんとオレンジのハイブリッド系の品種。
アフォーラ、クレメンゴールド、クレムコットなどのブランド名でも呼ばれ、海外では人気みかんの一つです。
私は和歌山出身なので、みかんの味にはうるさいですが、酸味と甘みのバランスがよいので、冷凍みかんとしては、二重丸です!
【コスパ】100円当り49g
※J.japan.Soc.Hort.Sci. 61(2):453-459.1992.
マンゴー好きなら、間違いなし
私はマンゴーが好きなので、出張時に買う冷凍フルーツとして、まず選ぶのがマンゴーです。
セブンイレブンの冷凍マンゴーは、タイ産のマハチャノック種です。
マハチャノックは、タイ語でのこぎりと言う意味で、黄色がかっていて、刃のような細長い形をしています。
日本のスーパーでもよく売られている輸入マンゴーの一つです。
甘みだけでなく、ほどよい酸味があり、また香りが強いのが特徴です。
でも、セブンイレブンの冷凍マンゴーは、酸味は強くなく、甘みの主張が強いです。
冷凍なので、一気にたくさん食べることはできません。
でも、ひとかけらごとしっかりと味わって食べられます。
甘みがしっかりしているので、食べごたえも十分です。
また、1袋(110g)で72kcalしかないので、暑い時、小腹が空いたときにもオススメです。
【コスパ】100円当り54g
※注意:品名の「アップルマンゴー」について
日本ではアップルマンゴーと言えば、宮崎マンゴーを思い浮かべる方が多いかもしれません。
宮崎マンゴーは、主にアーウィン種であり、マハチャノック種ではありません。
4位セブンプレミアム ゴールデンパイナップル
内容量 | 120g |
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カロリー | 58kcal |
生産地 | フィリピン |
公式価格 | 203円(税込)
※店舗により取り扱いがない場合があります。 |
火照った体もスッキリ!
メロンと同じく、チャンクカットと呼ばれる、食べやすい一口サイズにカットされています。袋には「完熟のあふれでる甘さ」とありますが、冷凍しているため、完熟パイナップルのような、甘さや香りはあまり感じられません。
甘み、香り、ジューシーさを感じたいなら、やはり生パイナップルです。
でも、冷凍パイナップルは、甘ったるくなく、どちらか言えば、さっぱりしています。
なので、暑い時に、火照った体を冷やすために食べるなら、間違いなく冷凍パイナップルがオススメです。
【コスパ】100円当り59g
トッピングに最適
日本糖尿病学会の診療ガイドラインによると、フルーツは糖尿病の予防になり、特に、ブルーベリー、ぶどう、りんごは糖尿病の発症リスクを下げるとあります(※)。
健康のために、ブルーベリーも毎日摂りたい所ですが、いかんせん、国産ブルーベリーは時期が限られます。
そこで、コンビニなどの冷凍フルーツが重宝します。
私が食べた冷凍ブルーベリーの袋には「ほどよい香りと酸味」とありました。
ほのかな甘みはありますが、酸味はほとんど感じられません。
一方、香りは、食べる前はほとんど分かりませんが、食べた後は、ブルーベリーの香りが口の中に残ります。
粒の大きさは、まちまちで、直径が1cmから、大きいものだと2cmを超えるものもあります。
暑い時に、そのままパクパク食べるというよりは、袋裏面のアレンジレシピにあるように、ヨーグルトなどとのトッピングとして使うのがオススメです。
私は、特製の果実プレートに、よく冷凍ブルーベリーを数粒トッピングします。
【コスパ】100円当り64g
※糖尿病診療ガイドライン2019/日本糖尿病学会
食後のお口直しにGood!
冷凍グレープフルーツは、南アフリカ産で、果肉が赤いスタールビー種です。スタールビー種は、アメリカ・テキサス州が原産。ピンクグレープフルーツよりも、果皮も果肉も濃く、酸味や苦みが控えめで、甘味が強めなのが特徴です。
冷凍スタールビーグレープフルーツの味は、酸味がしっかりしていますが、甘味はほとんど感じられません。
なにより、苦みが強く感じられます。
また、冷凍みかんには感じられなかった、加工臭(硫黄化合物系)の臭いも少しありました。
でも、食後に食べるなら、酸味と苦みのおかげで、口の中がさっぱりしておいしいです。
またトッピングなら加工臭も気にならずオススメです。
【コスパ】100円当り59g
※グレープフルーツの注意※
①グレープフルーツは、高血圧や狭心症などの一部の薬について、薬効が効きすぎてしまうという副作用の恐れがあります。主治医や薬剤師さんなどに注意されている方は、食べ方や量について、その指示に従ってください。
②グレープフルーツには、紫外線に当たると、しみの元になる恐れのある、ソラレンが含まれます。気になる方は、UVケアの他、紫外線の少なくなる夕方以降に食べるようにしましょう。
フランス名産の赤肉メロン
ゴールデンパイナップルと同じく、チャンクカットと呼ばれる、食べやすい一口サイズにカットされています。
使われているのは、フランス産のシャランテ種。シャランテ種は、フランス・シャランテ県で生まれ、現在は南仏プロヴァンス地方でよく作られています。
ソフトボールサイズの赤肉メロンで、欧米で人気のメロンです。
実は、プリンスメロン(外皮が薄緑色した、つるつるメロン)は、日本の種苗会社のサカタのタネが、マクワウリの一種のニューメロンとシャランテ種を交配して作ったものです。
数時間何も食べずに、口の中がフラットの状態で、この冷凍メロンを口にしたら、おいしくないみかんにある、加工臭(硫黄化合物系)がしました。
でも、食後に食べれば、おいしく感じました。
まして、料理の食材として使うなら、全く気になりません。
セブンイレブンさんのことなので、きっといずれ気になる臭いも改善してくれると思います。
【コスパ】100円当り47g
ぶどう丸ごとシャーベット
私が住んでいる地域にある、セブンイレブンで手に入る冷凍フルーツの中では、断トツおいしかったのが、”冷凍ぶどう”でした。
一言でいうなら、シャリ感のある、おいしい”ぶどう丸ごとシャーベット”です。
チリ産の種なしぶどうですが、輸入ぶどうにありがちな、甘ったるいだけのぶどうではありません。
さっぱりした酸味があり、甘味とのバランスが絶妙です。
薄いので皮ごと食べられます。ただし、若干、皮が口に残ります。
なので、皮が残るのが気になるという人がいるかもしれません。
しかし、コスパもセブンイレブンの冷凍フルーツの中で最高ランクです。
味とコスパで選ぶなら、冷凍ぶどうが一押しです!
【コスパ】100円当り64g