1分でわかる「三浦しをん」
『舟を編む』が大ヒットした「三浦しをん」
三浦しをんは、1976年生まれ、東京都出身の作家。2000年に発表した『格闘する者に○(まる)』でデビューします。2006年には人気作『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞しました。この作品はのちに松田龍平・瑛太のW主演で映画化もされるほどのヒットを記録。続いて翌年には駅伝を題材にした作品『風が強く吹いている』を発表します。2018年にはファン待望のアニメ化が決定。そして2011年、『舟を編む』で本屋大賞を受賞し映画化のみならず、アニメ化もされるほどの大ヒットを記録しました。また、2013年には人間の闇を描いた作品『光』が執筆されます。『光』は2017年に映画化され、話題となりました。他にも恋愛短編集の『きみはポラリス』やボーイズラブを描いた『月魚』などの作品も人気です。
作家になったきっかけは入社試験
三浦しをんは大学4年生の時、出版社への就職を希望していました。就職活動をしていく中で、早川書房の入社試験を受けることになります。その入社試験で書いた作文が早川書房の編集者の目に止まり、作家の道を勧められました。そのことがきっかけで、WEBサイトにてエッセイの連載を始めることになります。
まさに編む。
「舟を編む」というのは本当に良い表現だなと思います。
まだ全体像も見えないまま、地道に一つ一つを編んでいく。それが意味のある一つの形になってくるのはずっと先の話。
とても根気のいる作業で、小さなミスも許されない。なぜならそれは舟だから。
「編む」のは何も直接辞書を作る人だけでなく、それを売る人、支える人、すべてが関わることなのだと思わされます。
はいとーんさん
2位(90点)の評価
スルスルと内容が入ってくる
わたしが三浦しをんさんに出会った、初めての本でした。母に勧められ、読んでみると、内容がスルスルと入ってきて、面白い面白い。あまり本に興味がなかった私でさえ、一時間ほどで読破。辞書にも興味を持ち、その後しばらくは紙の辞書を愛用したほどのお気に入り本。
こさきさん
1位(100点)の評価
本屋大賞受賞の大作
とにかく面白いなと思いました。先述した三浦さんの特徴も随所に出ているし、ストーリーが何より面白くて時間を気にせず次々とページをめくっていた記憶があります。テーマも癖がありますが、主人公もかなり癖のある人物で、癖がありつつも真っ直ぐ進んでいく姿には少し心を打たれるものがありました。
ナハマジャさん
2位(90点)の評価