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なので今回は、「甘さ」のなかでも、個性の異なる魅力的なお酒をピックアップしました。
なんとなくお店で「辛口ください」と言っている方、思い切って「甘いお酒ください」と言ってみると、日本酒のイメージががらりとかわりますよ。
※貴醸酒などは省いています。銘柄として甘みの傾向が顕著なものをセレクト。
ランキング結果
1位東洋美人 一番纏 純米大吟醸
引用元: Amazon
酒蔵 | 澄川酒造場(山口県) |
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味わい | 甘口 |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 / 酸度 | - |
精米歩合 | 40% |
公式サイト | - |
2位栄光冨士 純米大吟醸 無濾過生原酒 星祭
引用元: Amazon
酒蔵 | 冨士酒造(山形県) |
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味わい | 甘口 |
アルコール度数 | 16%~17% |
日本酒度 / 酸度 | -4.0 / 1.8 |
精米歩合 | 50% |
公式サイト | - |
甘みがジュワーーーーーっと弾ける、無ろ過生原酒をぜひ
一部では「日本酒ビギナーホイホイ」ともいわれる(私の周辺です)「栄光冨士」。なぜかというと、じゅわっという飲みごたえと果実のようなジューシーな甘みに魅了され、日本酒の世界にハマる人が多いから。
同ブランドはいろいろな商品を出しているのですが、とにかく「無ろ過生原酒」という言葉だけを覚えてください。迷ったらお店で「むろかなまげんしゅ」といえばOK。
ひと口飲んだ瞬間、ぽってりした濃密な甘みを感じ、次の瞬間じゅわーーーーっと口いっぱいに広がります。
また、この栄光冨士はラベルにも注目(画像検索してみてください)。キラキラとした加工、壮大でSFやゲームの世界を連想させる凝ったラベルが多く、つい売り場でも二度見してしまいます。
僕の知り合いで栄光富士にハマっている人は「この中二病感がたまらないです」と言っていました。
3位町田酒造 特別純米 五百万石
引用元: Amazon
酒蔵 | 町田酒造(群馬県) |
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味わい | 甘口 |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 / 酸度 | - |
精米歩合 | 55% |
公式サイト | http://www.seiryo-sake.co.jp/index.html |
まるで「メロンソーダ」???爽快感のある青春の味
これをただ「甘いお酒」といっていいのかはわかりません。「町田酒造」(町田酒造店が醸す、町田酒造という名前のお酒です)の味は、他のお酒とはまったく異なる、まるで「メロンソーダ」のような甘みがあります。
特に無濾過生原酒はジュワッとした舌へのアタックがあり、口の中でジューシーな甘みが広がりキュッと切れる。しっかり甘いのに、なぜか爽快感があります。そしてついついお代わりしたくなります。
お酒なのに、ぐいぐい飲み進めたい、そんな不思議なお酒です。
あまりの美味しさにあっという間に1本(720ml)が空いてしまいました。
よく「大吟醸」などの上のクラスは甘い傾向がありますが、「町田酒造」は「特別純米」(デイリー価格のもの)でもたっぷり甘味を楽しめます!
4位射美 特別純米 槽場無濾過生原酒
引用元: Amazon
酒蔵 | 杉原酒造(岐阜県) |
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味わい | 甘口 |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 / 酸度 | - |
精米歩合 | 60% |
公式サイト | https://www.sugiharasake.jp/ |
「蜜」のような超甘のお酒。圧倒的な甘さの超人気アイテム
このランキングはあくまでも日本酒ビギナーを対象にと考えているため、できるだけレアなお酒、高級なお酒は出さないようにしています。
しかし、甘いお酒と聞いてこれだけはどうしても外せませんでした。なかなか手に入らないけど、なんとか書きたい…ということで4位に選出します。
蔵元の「杉原酒造」は「日本一小さい蔵」ともいわれる、家族経営の本当に小さな蔵。ここで醸される「射美」の味わいは、ひとことでいうと「蜜」です。
トロリとしていて強烈に甘く、濃厚で、飲んだ瞬間「なんだこれ!おいしい!!」と驚きます。甘み、甘み、甘み、で強烈に押し、余韻もしっかり。でもこの甘みが堪らない。
日本酒好きの間でもファンが多い「幻のお酒」とあり、地酒専門店でも取り扱いはわずか。しかも抽選販売される(つまり普通では買えない)ことも多い、本当に特別なお酒。
機会があればぜひ一度飲んでみてください。すごいですよ。
5位来福 純米大吟醸 超精米8%
引用元: Amazon
酒蔵 | 来福酒造(茨城県) |
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味わい | 甘口 |
アルコール度数 | 15% |
日本酒度 / 酸度 | - |
精米歩合 | - |
公式サイト | https://www.raifuku.co.jp/newraifuku.html |
「花酵母」を使った、可憐でスイートなお酒
「来福酒造」の特徴は、「花酵母」(自然界の花から分離した清酒酵母)を使ったお酒造り。ナデシコ、アベリア、月下美人、ヒマワリなど、さまざまな「花」の酵母を使ってお酒を作っています。
もちろん花の香りがするわけではないのですが、フルーティーで甘く、酸味、甘い、苦味もあります。甘さを中心に、いろいろな美味しさが一体になっているイメージ。初めて飲んだ時は「カクテルみたいに飲みやすい」と感じました。
花に関係ないとは思うのですが、しっとり可憐な印象もあります。
ちなみに「来福」ブランドの中には貴醸酒(ざっくりいうと甘さに特化したお酒)もあります。その名も「MELLOW」。濃厚な甘みと酸味が絶妙なデザート酒にぜひ。
「日本酒の甘さ」とはこのこと! 王道、華やか、絶妙な味わい
山口県・澄川酒造場「東洋美人」は、今の日本酒業界のトップをひた走る澄川杜氏(十四代の高木酒造で修業を積み、いまや天才杜氏と誉高い方です)が醸す、まさに日本を代表する美酒です。
甘さを楽しむなら「純米吟醸」以上。
青リンゴのような華やかな香りと、こっくりした白い果実のような甘さが絶妙。しっかり甘さはあるのにきれいでベタつかない味わい。するりと飲めてしまう。「甘さ」がありつつも、バランスがものすごくよいのです。
日本酒にはいろいろな「甘さ」がありますが、東洋美人は「日本酒の甘さとはこうだ!」というほどの、ど真ん中の美味しさを感じるはず。