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手に入る実力派のソーテルヌ
未だに確実に入手可能なソーテルヌの中で、リリース直後も楽しめ、古酒になっても大丈夫な貴重な存在。若い頃の白桃、バニラ、青梅のアロマは和食にもデザートにも重宝。色調が琥珀色になる頃には香ばしく焼き上げたフレッシュフォアグラや、ロックフォール、濃厚なデザートに添えたい。
堅実なソーテルヌはまさにこれ
実はイケムには「イグレック」リューセックには「エールドリューセック」と辛口のワインがある。これは貴腐化しなかったぶどうを手作業で分別し醸造して作られるもので、知る人ぞ知る存在なのだが、ギローにもそれがある。先の二つよりは、現時点で多少安く手に入る。おススメは一本の木から作られる二本を食事の中でそれぞれの料理に添わせること。二本の「ギロー」を食卓で楽しむことをオススメします。
王のワインにしてワインの王
言わずと知れた三大貴腐ワイン、トカイ。しかし15世紀以前からの名声も一時は衰えかけました。近年になりワイナリーの近代化や海外からの資本が参加することで、品質が急激の向上しています。味わいは、百花蜜、梅酒の古酒、ヴィンテージ・ポートを思わせます。これ自体が究極のデザートと言えます。
ドイツの貴腐を一本選ぶなら
古酒になってもきれいな酸が残る。あんずのニュアンスが強い。北限に近いからか、温かな料理やデザートとの相性が抜群にいい。近年には手に入りづらいものになってきたが、他国の貴腐ワインと比べて高騰はしていない。料理に合わせ楽しめる極上のドイツワインだと思う。
至高の一本。リリース直後も30年経っても美味しい。
この20年ほど、ハンガリーのトカイやドイツの貴腐が品質を落とすなか、魔法の様な高品質を維持している。本来、年による作柄の違いを、丹念な手仕事で驚嘆すべき技術で維持している。「通常の最高級ワイン」は一本の樹に5〜7房を実らせ一本のワインにする。イケムではそれが一本の樹からグラス一杯のワインとなる。気候変動で年々貴腐化が困難になる中もはや文化財レベルのワインだと言える。