ランキングの前に…1分でわかる「木村多江」
舞台女優から演技派女優へ、’貞子役‘’で注目を集めた「木村多江」
木村多江は、1971年3月16日生まれ、東京都出身の女優。学生時代から舞台女優として活動し、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』に出演経験があります。1999年にテレビドラマ『リング〜最終章〜』と『らせん』で5代目・山村貞子を演じたことで注目を浴び、以降、『救命病棟24時 第2期』(2001年)や『白い巨塔』(2003年)、『大奥』シリーズ(2003・2004年)など数々の話題作に抜擢されることに。同時に、映画にも多数出演しており、2007年に放映された『ぐるりのこと。』では主演女優賞を総なめにし、高い演技力が評価されました。また、2017年には『ブラックリベンジ』で民放連続ドラマ初主演を果たし、翌年の『あなたには帰る家がある』でコンフィデンスアワード・ドラマ賞助演女優賞を獲得しています。
確かな演技力で独特の存在感を残す‘’幸薄顔女優’’
多くの作品で独特の存在感を残す、木村多江。演じる役柄から「幸薄顔女優」「不幸な役が似合う」と称され、ほかの女優とは一線を画す唯一無二のポジションを確立しています。また、CNNが2010年に発表した「まだ世界的に名前は売れていないが、演技力のある日本の俳優7人」のひとりに選ばれ、海外でも持ち前の演技力が評価されました。
豪華な着物に和顔が映える!
木村多江の「和」な顔立ちは、この「大奥」というドラマの世界観と相性が良かったように思えます。製作されるごとに描かれる舞台や登場人物が変わる本シリーズですが、彼女も度々のオファーに応え、シリーズごとに別々の役柄で出演しています。もともとこの2000年代の「大奥」シリーズは、それまで時代劇に出演することがあまりなかった役者を数多く出演させることでそのキャスティングが話題にもなっていましたが、人気女優たちの中にあっても彼女の存在感は決して埋もれることなく、本ドラマへの度々の出演が実力派としての地位を確立するための着実なステップとなっていたようにも思えます。
やきそばさん
2位(90点)の評価
最高の初島役!幸薄ぶりが素晴らしい!
文句なしの一位だと思う。初島が異性と逢瀬を重ねては男に溺れていく姿は見ている側にも伝わる情熱ぶり。大奥を出されて島流しになる日の後ろ姿や振り向きざまの表情は忘れられないシーンになっています。木村多江さんが幸薄女優と呼ばれる所以の作品かと。
花さん
1位(100点)の評価
愛、嫉妬、裏切り
将軍の妾たちが集まる大奥を舞台に、ドロドロの愛憎劇が繰り広げられる言わずと知れた人気シリーズ。テレビドラマ版第一章では松下由樹が主演を務め、木村多江が家光正室である孝子を演じています。
ナオミさん
2位(94点)の評価