ランキング結果
2位鎌倉殿の13人
大河史上No.1 シリアス&コメディ で描く北条義時の激動の人生
教科書には出てくるけど、演説の尼将軍政子、鎌倉幕府の頼朝、悲劇の武将牛若丸こと義経、平家物語でも有名な平清盛などなど有名でよくドラマになったりする人物が多い時代の中で、特に人気でもなく「鎌倉幕府2代目執権北条義時」としかほぼ説明がない人物にスポットを当て、源平合戦から鎌倉幕府で将軍の源氏ではない北条氏が実権を握るようになった過程を描く人間の残酷さやどうしようもないもどかしさなどを三谷幸喜の手によってコメディを交えながら表現する事で切なくも笑えて、また時にその笑いが視聴者を絶望感に突き落としたりするようなお話です。最初はゆったり目に進むのかと思いきや、そこも伏線がはっていたりと中盤〜後半にかけてどんどんスピード感が上がっていき息つく暇もなく物語は終わっています。見た後に思う事はああもっと見たいが義時の人生は終わってしまったという寂しさ。俳優達の素晴らしい演技もあり少し多いと感じた登場人物全員に愛着が湧いてしまうような大河史を塗り変えたと言ってもいい作品。
毎回泣かせる名作 宮藤官九郎の技術光る作品
日本人で初めてオリンピックに出場した人物金栗四三 & 戦後日本にオリンピックを誘致する事に人生を賭けた男の2つの時代を主軸に、2つの時代を繋ぐ落語家など難しい題材になっているが脚本家の技術によりとても素晴らしく表現されていて、毎回泣いてしまうような話だった。低評価になりがちなのは、大河ドラマを見る層の年配の方には時代が変わったりするのが難しすぎたのかもしれない。戦国幕末ではないため王道を求めている人には評価されにくいかもしれないが、 “大河ドラマ”だと思わずに見てほしい。これまでのドラマで1番という人も増えるのではないかと思う