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1位激動の昭和史 沖縄決戦
引用元: Amazon
『激動の昭和史 沖縄決戦』(げきどうのしょうわし おきなわけっせん)は、1971年7月17日に公開された日本の映画。カラー、シネマスコープ。
負けを認めることの難しさ
1967年の岡本喜八監督作。ポツダム宣言の受諾はあっさり行われたわけではない。そこには壮絶なドラマがあった。それをドキュメンタリーチックに生々しく描く本作はまさに永遠に語り継ぎたい。戦争に勝つことよりも戦争の負けを認めることの方が難しい。それがよくわかる映画ではないだろうか。日本は確かに敗戦した。しかし、その敗戦というのは決して情けないことではない。
戦争は女を道具にする
『戦時下 女性たちは動いた (1914-1918)』と『戦時下 女性たちは動いた (1939-1945)』を合わせて観れば、戦争という強大な舞台の裏で生きていた女性たちが見えてくる。女性たちは健気に真っすぐ生きていたわけではない。笑顔で男たちが戦場から帰るのを待っていたわけではない。利用され、搾取され、捨てられた。プロパガンダではない、女性たちのありのままの姿が映し出されるドキュメンタリーです。
4位ナイチンゲール(映画)
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『ナイチンゲール』(原題:The Nightingale)は2018年に公開されたオーストラリアの映画。監督はジェニファー・ケント、主演はアイスリング・フランシオシが務めた。 本作は第75回ヴェネツィア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
2人の戦争の犠牲者
ジェニファー・ケント監督のオーストラリア映画。ブラック・ウォーの最中にあったタスマニア島を舞台に、囚人として酷い扱いを受ける白人女性と、故郷をズタズタにされた先住民の男の、複雑な交流を描く。暴力描写が凄まじいが、それは史実を軽視しないという姿勢であり、安易なエンターテインメント化を拒絶する作品の立ち位置に、歴史という重みと映画がどう向き合うべきか教えてくれる。
5位高地戦
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『高地戦』(こうちせん、原題:고지전)は、2011年公開の韓国映画。朝鮮戦争における南北境界線付近の高地をめぐる極限の戦いを描いた作品。第84回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作品。第48回大鐘賞最優秀作品賞、第32回青龍映画賞撮影賞、美術賞受賞作品。
なぜ戦わないといけないのか
朝鮮戦争末期、南北境界線をめぐる停戦協議は難航し、境界付近の高地では激しい攻防が続く。そこで行われる激闘と、戦うことになった両者の苦悩を描く本作は、日本人こそ観るべきものである。この映画に出てこないが、日本こそがこの戦争の引き金を作りだしており、戦争というものは連鎖的にどんどん際限なく拡大悪化していくことがわかる。戦いなくないものを戦わせる戦争は大罪だ。
必ず最期が来る
ドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーの総統地下壕における最期の日々。ヒトラーが極悪人だったかどうかは問うものではない。これは戦争というものを起こした者の末路を描く。戦争は栄誉が手に入ると思っているが、そんなものはエンディングには存在しない。あるのは虚しさと、何も残らない空虚な心のみ。役者たちの完璧な名演に圧倒される。
7位戦場にかける橋
友好の架け橋は作れるのか
デヴィッド・リーン監督作。第二次世界大戦中である1943年のタイとビルマの国境付近にある捕虜収容所。日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと、彼らを強制的に泰緬鉄道建設に動員しようとする日本人大佐との対立と交流を通じて映し出されるのは、異なる者同士が繋がることの難しさ。何度壊されても、また作る。そうやって努力するしかない。
8位ヒトラーの忘れもの
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『ヒトラーの忘れもの』(ヒトラーのわすれもの、Under sandet)は、マーチン・サントフリート監督による2015年のデンマーク・ドイツの歴史ドラマ映画である。 映画は史実に触発されており、第二次世界大戦後のデンマークに地雷撤去のために送られたドイツ兵が描かれる。地雷撤去を強要された2000人以上のドイツ兵のうち約半数が命を落としたり手足を失ったといわれている。
戦争は終わったが、残ったものがある
第二次世界大戦後のデンマークに地雷撤去のために送られた若きドイツ兵のいつまで続くかもわからない苦悩の日々が描かれる。戦争は終わればそれでめでたしめでたしではない。戦争は若者に最悪なモノを残す。それを除去する作業は終わりが見えない。地雷処理を通して、戦争という巨悪の恐ろしさが衝撃と緊迫の中で体に刻まれていく。
9位ブラックブック
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『ブラックブック』(蘭: Zwartboek、英: Black Book)は、2006年制作の映画。ポール・バーホーベン監督が母国オランダに戻って製作した、第二次世界大戦時、ナチス占領下のオランダを舞台にしたサスペンス。PG-12指定。
戦争は人を変えてしまう
ポール・バーホーベン監督作。第二次世界大戦時のナチス占領下のオランダを舞台にしたサスペンスであり、レジスタンスの緊迫したスリルが続く中、ふと見えるのは人間という生き物のおぞましさ。どの国か、そういうものは関係なく、人間は理由さえ与えられればいくらでも凶悪になってしまうのかもしれない。戦争は人を変えてしまうのか。
10位フルメタル・ジャケット
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制作年 | 1987年 |
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上映時間 | 116分 |
監督 | スタンリー・キューブリック |
メインキャスト | マシュー・モディーン(ジョーカー)、ヴィンセント・ドノフリオ(ゴーマー・パイル)、R・リー・アーメイ(ハートマン軍曹)、アーリス・ハワード(カウボーイ)、アダム・ボールドウィン(アニマルマザー)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
動画配信サービス | U-NEXT:配信中 Amazon Prime Video:配信中 Netflix:配信中 Hulu:なし |
軍曹は殺される、自らの報いで
スタンリー・キューブリック監督作。ハートマン先任軍曹の指導のもとで行われる厳しい過激な訓練は、よく各所でネタにされるが、大事なのはその後の描写である。若者たちの戦闘性を煽る指導者の顛末は『日本のいちばん長い日』にも通じるものがある。結局は全てが自分に跳ね返ってくる。それが戦争というものの揺るがしようがない法則なのかもしれない。
11位ハクソー・リッジ
13位この世界の片隅に(アニメ)
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あらすじ・スト-リー | 18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた『大和』も呉を母港としていた。見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。 |
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制作年 | 2016年 |
上映時間 | 129分 |
原作 | こうの史代『この世界の片隅に』 |
キャラクターデザイン | 松原秀典 |
監督 | 片渕須直 |
プロデューサー | 真木太郎 |
メインキャスト | のん(北條すず)、細谷佳正(北條周作)、尾身美詞(黒村径子)、小野大輔(水原哲)、岩井七世(白木リン)ほか |
主題歌・挿入歌 | みぎてのうた / コトリンゴ |
制作会社 | MAPPA |
公式サイト | https://konosekai.jp/ |
動画配信サービス | U-NEXT:配信中 Amazon Prime Video:配信中 Netflix:なし Hulu:なし |
あとがき
好きな映画は人それぞれです。
ぜひみなさんも自分のランキングを作ってみてください。
日本の戦争映画の傑作
沖縄は観光地として多くの日本人の憩いの場になっている。陸地ではショッピングが楽しそうに行われ、海ではリゾートを満喫している。しかし、そこではおびただしい数の死者がかつてはいた。太平洋戦争末期の沖縄戦。ここには日本の戦争の全てが詰まっている。沖縄はアメリカにも攻撃されたのはもちろん、日本にも蹂躙された。今の日本人はその記憶が薄れ、沖縄をいいように扱っている。常に思い出さなければならないことだろう。