日本のいちばん長い日(1967年)がランクインしているランキング
感想・評価
全 3 件を表示
戦争映画ランキングでの感想・評価
昭和邦画ランキングでの感想・評価
わざわざモノクロにした映画
1967年。昭和42年の映画です。カラー作品がもう定着していた当時としてモノクロにしたのもいろいろ理由があるのでしょう。昭和20年という昔を表現したこともその1つですが、やはり残酷なシーンがあるため、赤い血をスクリーンに流すのは憚られたものだと感じます。しかしモノクロにしてもその驚愕のシーンは凄かったですね。そして俳優陣が個性派揃いだったもの魅力の1つ黒沢年男の迫真の演技、島田正吾や藤田進、山村聡そして三船敏郎。2015年にもリメイクされていますが、とてもこの映画の出来の足元にも及ばなかったです。凄い戦争映画だったと言えるでしょう。
戦争映画ランキングでの感想・評価
負けを認めることの難しさ
1967年の岡本喜八監督作。ポツダム宣言の受諾はあっさり行われたわけではない。そこには壮絶なドラマがあった。それをドキュメンタリーチックに生々しく描く本作はまさに永遠に語り継ぎたい。戦争に勝つことよりも戦争の負けを認めることの方が難しい。それがよくわかる映画ではないだろうか。日本は確かに敗戦した。しかし、その敗戦というのは決して情けないことではない。
映画ブログ『シネマンドレイク』管理人
シネマンドレイクさん
2位(96点)の評価