1分でわかる「ウイスキー」
長きに渡って世界で親しまれている、ウイスキーとは
年代問わず世界中で愛されているお酒・ウイスキー。ストレートやロック、ハイボールやオン・ザ・ロックスなどの飲み方があり、自分にあったスタイルで楽しめるのが魅力です。そもそもウイスキーとは、“大麦やライ麦、トウモロコシといった穀物を麦芽の酵素で糖化したのち、アルコール発酵させ蒸留したお酒”のこと。穀類を原料にした蒸留酒には焼酎もありますが、焼酎の蒸留回数は基本的に1回で、熟成期間は最低数ヶ月と比較的短期間で製造されます。一方ウイスキーは、2回以上蒸留し、さらに樽の中で最低3年以上の期間熟成させて作られます。この長期熟成によって生まれたまろやかな香りとコク深い味わいはウイスキーならではの特徴です。
原料・製造方法で異なるウイスキーの種類
モルト・ウイスキー
モルトウイスキーとは、大麦麦芽を原料としたウイスキーのうち単式蒸溜器(ポットスチル)を用いて作られるもののこと。原料の発酵液を1度蒸留し、それをふたたび蒸溜器に戻して蒸留するという工程を複数回繰り返してアルコール度数を高めていきます。手間がかかる製法ではありますが、原料の風味を強く感じられます。
シングル・モルト
モルトウイスキーのうち1つの蒸溜所で製造されたものがシングル・モルトウイスキー。仕込みの際に使用する水や蒸溜器、熟成に使う樽や環境の違いなどが異なる蒸留所ごとの個性が味わいに大きく反映されているのが特徴です。たとえば、ハイランドはフルーティーでまろやか、アイラはピート(泥炭)の強い燻製香、スペイサイドはエレガントで華やかというような違いがあり、千差万別の美味しさを楽しむことができます。ちなみに、1つの蒸溜所の中の1つの樽で製造されたものは“シングル・カスク”と呼ばれます。
ブレンデッド・モルト(ヴァテッド・モルト)
モルトウイスキーのうち、複数の蒸溜所のモルト・ウイスキーをブレンドしたものがブレンデッド・モルト(ヴァテッド・モルト)。単一のモルトよりも複雑で調和のとれた味わいが特徴的です。
グレーン・ウイスキー
グレーン・ウイスキーとは、大麦以外の穀物(主にトウモロコシや小麦)を原料とし、連続式蒸留器を用いて作られたウイスキーのこと。単式蒸溜器で作られたモルトウイスキーとは違い、軽やかでクリーンな味わいや控えめなアルコール感が特徴的です。
ブレンデッド・ウイスキー
モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーを組み合わせたものがブレンデッド・ウイスキー。個性の強いモルトウイスキーが穏やかなグレーンウイスキーで中和されることによって、口当たりのよい飲みやすいお酒へと変化します。価格も比較的手頃です。
ライ・ウイスキー
アメリカンウイスキーの一種である、ライ・ウイスキー。名前の通りライ麦を原料に作られており、ライ麦特有のスパイシーで香ばしい風味とドライな後味を楽しむことができます。あっさりしたウイスキーが好みの人におすすめです。
コーン・ウイスキー
とうもろこしを原料とした、コーン・ウイスキー。ライと並ぶアメリカンウイスキーの代表格で、バーボンの主原料でもあります。甘みが強くまろやか味わいで、バニラやキャラメルのような香りも楽しむことができます。
世界の5大ウイスキーとは
世界的なウイスキーの生産地としてスコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本の5ヵ国が「5大ウイスキー」と呼ばれています。
スコットランド産の「スコッチウイスキー」
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ザ・マッカラン ダブルカスク
(引用元: Amazon)
ウイスキーの代表格ともいえるスコットランドのウイスキー・スコッチ。麦芽を乾燥させる際に使う泥炭の香りが強く、スモーキーなテイストが多くのファンを魅了しています。
長い歴史をもつ「アイリッシュウイスキー」
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ジェムソン スタンダード
(引用元: Amazon)
ウイスキーの元祖とも言われる、歴史のあるアイルランドのウイスキー。穀物の豊かな香りとすっきりとした味わいが特徴です。
香ばしさと甘さが特徴の「アメリカンウイスキー」
とうもろこしや大麦、小麦、ライ麦などが原料として作られるアメリカのウイスキー。味わいが独特で、香ばしい香りと甘さが特徴のウイスキーです。なかでも、バーボンは世界的に根強い人気を誇り、「ジャックダニエル」や「ジムビーム」などは歴史ある銘柄として有名です。
マイルドでクセの少ない「カナディアンウイスキー」
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カナディアンクラブ 20年
(引用元: Amazon)
比較的クセがなく、カクテルにも使われることが多いカナダのウイスキー。マイルドで飲みやすいため、初心者にもおすすめのウイスキーです。
洗練されたすっきりとしたうまみをもつ「ジャパニーズウイスキー」
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サントリー サントリーシングルモルトウイスキー 山崎
(引用元: Amazon)
スコッチウイスキーをベースに、日本人好みの味に合わせてアレンジした日本のウイスキー。口あたりがよく、クセの少ない銘柄が多くあるため、食事との相性がいいのも特徴です。なかでも「サントリー 山崎」は、世界的にもファンの多いウイスキーです!
まだ手に入りやすいニッカの本格ウィスキー
ニッカのウィスキーで手に入りにくいものが増え、価格も上がる中でまだ手に入りやすい部類です。
本格的なつくりで味の薄さなどを感じず、若すぎて当りが強い感じもしないのが気に入っています。
国産ウィスキーを飲むならこれと言う感じがあり、基準にしているウィスキーの一つです。
なりたかずおみさん
2位(87点)の評価
ガツンとくるウイスキー
ウイスキーの中の王道ウイスキーと言っていいほどに濃厚の味わいです。ハイボールにして飲んだことしかないですが、薄めても風味が損なわれることがありません。ボトルデザインがおしゃれでつい飲んでみたくなるウイスキーです。
おさるさんさん
2位(85点)の評価