ご当地ナンバープレート図柄一覧ランキング！全58種類のデザインで人気&不評なのは？

ご当地ナンバープレート（地方版図柄入りナンバープレート）とは？

ご当地ナンバープレートとは、車の図柄入りナンバープレートの一種で、正式には「地方版図柄入りナンバープレート」と呼ばれます。地域ごとにゆかりのある風景や観光資源が描かれており、各地域の魅力を全国に発信する、自動車の"走る広告塔"としての効果を狙った取り組みです。

ご当地ではありませんが図柄入りナンバー自体は、2017年4月に申込みを開始した「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」や、2017年10月に申込みを開始した「東京オリンピック特別仕様ナンバープレート」の導入のときに大きく話題になりました。

寄付金の有無によってデザインは変わります。

参考 ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート

参考 東京オリンピック特別仕様ナンバープレート

新たに17地域を追加！ご当地ナンバープレートは合計58地域に！

画像 今回追加された17地域の図柄デザイン

ご当地ナンバーは、2018年10月の交付開始当初は41地域でしたが、2019年10月、新たに17地域の図柄追加が発表されました。 新たに加わった17種類の図柄の交付は、2020年5月11日より開始となりました。

全絵柄のデザイン・イラストを一覧で見比べ

合計58種類に増えたナンバープレートのデザイン。各自治体内で公募コンペや投票も実施され、決定したデザインは強い思い入れやこだわりもあることでしょう。例えば北海道「知床」のイラストは「知床の雄大な自然」を表し、岩手県「岩手」のイラストは「銀河鉄道の夜」を表していたりと、それぞれ地域に根差したモチーフや代表的な風景・建造物、名産物や歴史も含まれています。みなさんはどのイラストがお好みでしょうか？

ご当地ナンバー人気ランキング（申込み実績）TOP10

これまでの申込み件数ランキングはこちら

順位	ナンバー	対象地域	申し込み件数
1	熊本	熊本県全域	1万2507件
2	福山	福山市など広島県内の8市町	1万347件
3	仙台	仙台市	5735件
4	愛媛	愛媛県全域	5205件
5	奈良	奈良県全域	4811件
6	富士山	富士宮市など静岡県内の5市町	4429件
7	つくば	つくば市など茨木県内の13市町	4299件
8	滋賀	滋賀県全域	3673件
9	富山	富山県全域	3654件
10	京都	京都府全域	3511件

ご当地ナンバープレートの交付から約1年が経過した段階で、国土交通省はご当地ナンバーの申し込み件数の上位地域を発表しました。

既存の41地域のなかで1位の座に輝いたのは、1万2507件の申し込みがあった「熊本」。全国的な知名度を誇る熊本県のゆるキャラ「くまモン」のシルエットをあしらい、右上を見ればくまモンがこちらを覗いている、かわいらしいデザインです。

2000件ほどの差で2位となったのが広島県の「福山」。プロ野球随一の地域密着型球団「広島東洋カープ」をモチーフにしている点に注目です。熱狂的カープファンが多数申込みをしたに違いないでしょう。

3位は、シンボルである伊達政宗公騎馬像の図柄が目を引く「仙台」がランクイン。以下、4位「愛媛」、5位「奈良」と続きます。

件数を見ると、1位「熊本」と2位「福山」が1万超えで3位以下を突き放しており、その地元愛の深さがうかがえます。

※申し込み件数は2019年8月31日時点

投票募集中！最新のナンバープレート地名人気ランキングはこちら

ご当地ナンバーの「図柄デザイン」の好き・嫌いをランキング！

ご当地ナンバープレートはお住まいの地域により図柄が限定されるため、自由に選べるわけではありません。しかしながら、デザインには良し悪し・個人の好みが存在し、『自分の地域のデザインが気に入った』『かわいくてラッキー』と思う人もいる一方、『他の図柄がよかった』『あっちのデザインだったら申し込んでた』という人もいることでしょう。

そこで今回は、20代から60代の全国のドライバー400人に、全58種類の図柄デザインの「好き」「嫌い」を投票してもらい、“センスの良い地方自治体”や、“大衆受けするデザイン・しないデザイン”等を調べたいと思います。

（アンケート結果）ご当地ナンバーのデザイン人気ランキング

富士山が圧倒的人気、因縁の富士山対決は山梨に軍配

「デザインが好きな図柄」または「自分の車につけたい図柄」上位3つを400人に聞いた結果、「富士山」をモチーフにした富士山ナンバーがワンツーフィニッシュ。山梨県側と静岡県側でそれぞれ富士山ナンバーが存在する事実も驚きですが、どちらも男女ともに多くの票を集め、「日本人は富士山が好き」ということがわかります。 山梨県と静岡県で因縁がある富士山問題、ご当地ナンバープレートに関しては山梨県側に軍配があがりました。

以下、富士山に対するコメント抜粋

富士山は縁起が良さそう、運気があがりそう（茨城県/女性/45歳） 山梨県側の富士山の方が、趣があって好みです（京都府/男性/38歳）

女性に絞ると「山形」が1位！

女性に絞ってみると、さくらんぼのイラストがかわいい「山形」が1位という結果に。

男性の投票のみをみると、「富士山」「知床」「つくば」「鹿児島」と、いずれもデザインに「山」が採用されていることがわかります。壮大で力強い大きな「山」に、憧れがあるのでしょうか。

以下、コメント抜粋

筑波山の夕日、見ていると自然のすごさを感じる（新潟県/男性/57歳） さくらんぼがかわいすぎます。山形の人うらやましい（茨城県/女性/27歳） 花火、最高じゃないですか、素敵（宮城県/女性/40歳）

投票募集中！最新のご当地ナンバープレート人気ランキングはこちら

（アンケート結果）ご当地ナンバーのデザイン不評ランキング

カープは納得の1位？

「デザインが嫌いな図柄」または「自分の車につけたくない図柄」上位3つを全国のドライバー400人に聞いた結果がこちらです。

広島カープを全面に出す「福山」が嫌いなデザイン首位に。全国のドライバーを対象にしたアンケートでは嫌われたかもしれませんが、「申し込み数ランキング」では全国2位なので、地元の人・カープファンには支持されているのがうかがえます。スポーツチームのイラストが入る唯一のナンバープレートなので、他の野球チームファンやスポーツファンからしたら非常に羨ましいことでしょう。

以下、福山に対するコメント抜粋

楽天ファンなのでどうしても…全球団でやってほしい（埼玉県/男性/41歳） 特定のチームは、ファンじゃないとつけれないかと（東京都/男性/29歳）

ポップな「板橋」が2位、くまモンはダブル入賞

他のナンバープレートと比べるとデザインが奇抜で目立ってしまったのでしょうか、「板橋」が広島に近い得票数で2位に。男性に限定すると最も嫌いなデザインになっています。公式のデザイン説明文は『躍動感溢れるカラフルな木・花・鳥』とのことです。

「熊本」が少し興味深く、「好きなデザイン」「嫌いなデザイン」どちらも10位でダブル入賞を達成。熊本のアイドル『くまモン』を採用しているので、好き・嫌いで意見が割れたのでしょう。

以下、コメント抜粋

全部のナンバーの説明文読みました。板橋が一番意味不明で中身も歴史もないと思いました（東京都/男性/51歳） 越谷、ちょっとまって、ひどすぎる笑、普通のナンバーにシールつけてるみたい（三重県/女性/32歳） 杉並のキャラクターよくみると怖い、気味悪い…（熊本県/男性/30歳）

ご当地ナンバープレートに関する「意識調査」も実施

図柄入りご当地ナンバープレート、実際にどのくらいの割合の人が興味をもっていて、申し込みを検討しているのか。はたまた、興味がない人がどのくらいいるのか、調査してみました。

（調査結果）ご当地ナンバーつけたい？つけたくない？

「興味あり」「無関心」「嫌」に三分

アンケートの結果、3割のドライバーが検討、3割のドライバーが無関心、4割のドライバーが否定的であることがわかりませした。

（調査結果）ご当地ナンバーに変えたくない理由は？

続いて、ご当地ナンバープレートに変えたくない理由を聞いたところ、約4割の人が費用面、車の見た目面を理由にあげており、手続きの面倒さを選んだ人は15％にとどまりました。

おまけ ご当地ナンバーでは「軽自動車の白ナンバー化」はできない？

ラグビーワールドカップと東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を記念して2017年から交付されている「特別仕様」のナンバープレートは、「軽自動車でも白ナンバーにできる」と話題を集めました。 ご当地ナンバープレートは寄付金を支払わないと図柄全体がモノクロになるため、白ナンバーとは言えないまでも軽自動車の“脱黄色ナンバー”“普通車風のナンバー”はできる？かと思われましたが、残念ながら、軽自動車（黄色ナンバー）や事業用車（緑ナンバー）と区別するため、ご当地ナンバープレートの軽自動車には「黄色の縁取り」（事業用車には「緑色の縁取り」）が導入されることになりました。

参考 対象車種・寄付金の有無によるデザインの違い

軽自動車の白ナンバー化があきらめられない…。という方は、ラグビーナンバーやオリンピックナンバーを選ぶとよいでしょう。どちらも「寄付金なし」を選ぶと絵柄が少ないシンプルなナンバープレートを取得でき、より普通車に近い白ナンバーにすることが可能です。

※交付申し込みは、「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」が2019年11月29日まで、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」が2020年11月30日までです。

申請費用は1万円ほど！手続き取得方法・交付までの期間は？

ここでは、ご当地ナンバープレートの取得方法を大まかに紹介します。気になる費用や交付期間などを解説しているので参考にしてください。

ウェブサイトから申し込み

まず、ご当地ナンバーの対象は、自動車（自家用・事業用）と軽自動車（自家用）です。事業用軽自動車とバイク（二輪車）は対象外となっています。

申し込みは「図柄ナンバー申込サービス」のウェブサイトから行います。これまでのナンバーを引き続き使う場合は「交換申込」を、新車購入時やナンバー変更の際は「希望番号申込」をしましょう。

なお、別途料金が必要になりますが、ご当地ナンバーの申し込みは代行サービスを利用することもできます。

費用は寄付金の有り無しで変わる

ご当地ナンバーを交付するには、通常のナンバーよりも多少費用がかかります。例えば、軽自動車・普通車の場合、寄付金なしで交付する場合は1万円程度（地域によって異なる）が必要となり、希望に応じて寄付金として最少1000円（上限なし）を追加で支払うことも可能です。

寄付金の有無によって交付されるナンバープレートのデザインが変わり、「寄付金あり」ならフルカラーとなり、「寄付金なし」ならモノクロとなります。

申し込みから10日ほどでご当地ナンバーを取得できる

サイトの内容に従って申し込みを行い、料金を指定の口座に振り込んだら、10日ほどでナンバープレートが完成します。必要書類を持って、各地域にある運輸支局へ行ってナンバープレートを受け取りましょう。

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