鏡は横にひび割れての詳細情報
参考価格 | 880円(税込) |
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『鏡は横にひび割れて』(かがみはよこにひびわれて、原題:The Mirror Crack'd from Side to Side)は、1962年に刊行されたアガサ・クリスティの推理小説。マープルシリーズの長編第8作目にあたる。 本作の題名は、アルフレッド・テニスンの詩『シャロット姫』 (en:The Lady of Shalott) を由来としている。(引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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アガサ・クリスティの書籍ランキングでの感想・レビュー
殺人の理由は風疹!
マープルが住む、セントメアリーミードにアメリカの女優マリーナが引っ越してきます。マリーナは、すでに引退をし隠居を決めてこの村にやってきますが、ここで彼女は自分の運命を狂わせた人物と再会してしまいます。
そして、殺人が起こります。殺されたのは、誰からも恨みを買うような可能性が低い、村の住人ヘザー。誰もがマリーナに恨みを持つ者の仕業と、考えます。
しかし、あまりにも意外な事実が判明してしまいます。
ココからはネタバレになりますが、ぜひ皆さんも注意をしてほしいので、良かったら読んでください。最近話題の「風疹」ですが、実は、ヘザーは若い頃、妊娠中のマリーナに会いました。その時ヘザーは何と、風疹に罹っていたのです。マリーナはその時風疹に感染してしまい、生まれた子どもは重度の障害をもって生まれてしまったのです。
マリーナにとってその事実は、自分の運命を変えるくらい辛い出来事でした。そして、引退を決めて移り住んだ村で、その時、自分に風疹をうつした人物に再会してしまう、という話です。
そのため、ちゃんと意味を解っている人ではないと、絶対に解けないミステリーで、さすが薬剤師の経験がある、アガサの作品、と思ってしまいました。
こなみんさん(女性・60代以上)
2位(85点)の評価