宮本武蔵 一乗寺の決斗の詳細情報
制作年 | 1964年 |
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上映時間 | 128分 |
監督 | 内田吐夢 |
脚本 | 鈴木尚之、内田吐夢 |
メインキャスト | 中村錦之助 (宮本武蔵)、丘さとみ(朱美)、入江若葉(お通)、岩崎加根子(吉野太夫)、木村功(本位田又八)ほか |
制作 | 大川博 |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 1,077円(税込) |
『宮本武蔵 一乗寺の決斗』(みやもとむさし いちじょうじのけっとう)は、1964年(昭和39年)1月1日公開の日本映画である。東映製作・配給。監督は内田吐夢、主演は中村錦之助 (萬屋錦之介)。富士フィルムカラー、東映スコープ、128分。(引用元: Wikipedia)
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感想・評価
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時代劇映画ランキングでの感想・評価
吉川英治原作の映像化作品の中ではナンバーワン
リアリズムとダイナミズムの巨匠・内田吐夢が一年に一作、計五年の歳月をかけて完成させた「宮本武蔵」五部作は、吉川英治の原作を映像化した多くの作品群の中でもダントツに面白いと思っています。戦国末期から江戸初期を生きた剣豪・宮本武蔵を萬屋錦之助が好演し、次々と立ちはだかる強敵たちとの決闘シーンの殺陣がまた素晴らしい!
五作品の中で一番好きなのは、ライバル・佐々木小次郎との一騎打ちへと突入する第五作「宮本武蔵 巌流島の決斗」も捨てがたいけれど、京都で隆盛を誇る剣術道場・吉岡拳法一門との死闘を描く第四作「宮本武蔵 一乗寺の決斗」!
当主、さらに後継者の当主実弟を果たし合いで倒された一門が、武蔵一人をなりふり構わず数十人でなぶり殺そうとするクライマックスは、それまでのカラー映像が突如モノクロに転換し、本来血みどろとなるはずの画面が一種ドキュメンタリー風に、さらには独特の迫力と緊張感をもって展開します。泥田とあぜ道を這い回り、死に物狂いで剣を振るう武蔵の殺陣は時代劇史に残る名シーン。血に染まったかのように紅葉するシダの中で、疲労困憊の武蔵が大の字になる場面から再びカラーに戻す演出は、芸術映画かと思えるほど。
作家・日本史激動期研究家
瀧津 孝さん (男性・60代以上)
2位(90点)の評価