七人の侍(映画)の詳細情報
制作年 | 1954年 |
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上映時間 | 207分 |
監督 | 黒澤明 |
脚本 | 黒澤明、橋本忍、小国英雄 |
メインキャスト | 島田勘兵衛(志村喬)、菊千代(三船敏郎)、岡本勝四郎(木村功)、片山五郎兵衛(稲葉義男)、七郎次(加東大介)ほか |
制作 | 本木莊二郎 |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 1,818円(税込) |
『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年(昭和29年)4月26日に公開された日本映画である。東宝製作・配給。監督は黒澤明、主演は三船敏郎と志村喬。モノクロ、スタンダード・サイズ、207分。 日本の戦国時代(劇中の台詞によると1586年)を舞台とし、野武士の略奪により困窮した百姓に雇われる形で集った7人の侍が、身分差による軋轢を乗り越えながら協力して野武士の一団と戦う物語。(引用元: Wikipedia)
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感想・評価
全 38 件中 1 〜 20 件を表示
やっぱり外せない黒澤作品
やっぱり、黒澤明監督作品は外せません。どれか1本と言われれば、これまた、やっぱり『七人の侍』になってしまいますね。
村を襲う盗賊から守ってもらうため、農民たちが浪人を雇うことになり…という物語は、もう言わずもがなでしょう。
7人のキャラクターの面白さ、ロケとオープン・セットを駆使したダイナミックな映像など、黒澤作品の醍醐味いっぱいの作品です。
セルジオ・レオーネ監督からスティーブン・スピルバーグ監督まで、この作品を下敷きに、あるいはオマージュを捧げた映画は多々。そういう意味でも見ておくべき作品だと言えそうです。
現代に通ずる「集団ヒーロー」の雛形
これはもう説明の必要もない。世界の映画監督でこの作品に影響を受けていない人は恐らく居ないだろう。日本でも特撮の戦隊シリーズやアニメにおける集団ヒーローものは沢山生まれてきたが、その源泉は正にここにあると言って良い。兎に角個性豊かな七人の侍が農村の村人達を救うために結集し、野武士と戦うという王道中の王道を往く時代劇。しかもただ七人の侍達が戦うのではなく、野武士と戦うために村人達を鍛え上げ、地形を利用した策を練ったり、丁寧な敵情視察をしたりするなど細やかな作戦の持って行き方も素晴らしい。そして何より三船敏郎演じる三枚目キャラの菊千代、彼の存在がより一層物語を盛り上げてくれる。兎に角日本人ならもうマストで見るべき古典的名作である。
ホントに面白い作品
U-NEXTであ、仕事で疲れてた時にソファーで横になりながら最初は見てつまらなかったら寝落ちしようと思って見始めましたが、、、最終的にまったく眠れずに見れました。いまだにイメージに残ってるのが東女人物の設定描写がすごくよかったと今でも思っております、賛否両論はあると思いますが、三組の男女の絡みは個人的にはあんまり意味を感じなかったような感じはしました、でも火の中へ飛び込むシーンはちょっと...切ないていうか虚しいていうか...そういう感じでした…でも自分はこの映画で昔のDVDも借りることも増えたし。ホントに面白い作品だともうから一位にしました!!
世界映画史に燦然と輝く日本時代劇の金字塔
敗戦による連合国占領下にあった日本がようやく独立を取り戻したばかりの昭和29年、世界の映画史に燦然と輝くこれほどの名作が作られたことに日本人として嬉しく、感銘を受けます。当時の娯楽映画として圧倒的人気を得ていた外国の西部劇に決してひけを取らず、日本らしさを前面に出し、老若男女が理屈抜きで楽しめる徹底したエンターテインメント作品を撮る、という監督・黒澤明の強い信念が大きな実を結ばせたのでしょう。
戦国時代を舞台に、入念な時代考証によってそれまでの時代劇と一線を画すリアルな演出が試みられ、生まれる以前のクラシック作でありながら大きな衝撃を受け、私の執筆作品に多大な影響を及ぼしました。クライマックスとなる雨の決戦シーンは、マルチカメラシステムを導入した絶妙な編集によってモノクロ映画なのに凄まじい迫力。単純なメロディーを力強く繰り返す早坂文雄の音楽は、この娯楽大作にぴったりとマッチしています。
七人の侍の中では、やっぱり宮口精二演じるクールな剣豪・久蔵がイチオシ。HDリマスターか4Kデジタル修復で映像だけでなく、少し聴き取りにくい音声をもっとクリアにしてくれれば言うことないんだけどなぁ〜。
作家・日本史激動期研究家
瀧津 孝さん (男性・60代以上)
1位(100点)の評価