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蜂須賀 紀子さんの「シャブリワインランキング」

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更新日: 2020/08/28
蜂須賀 紀子

ソムリエ・ワイン文化講師

蜂須賀 紀子

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まえがき

「シャブリ」にもいろいろな格付け(プチシャブリからグランクリュシャブリまで)があります。
今回は、カジュアルに楽しめるいわゆる「シャブリ」格付けのものでセレクトしました。

ランキング結果

1ヴァンサン ドーヴィサ シャブリ

ヴァンサン ドーヴィサ シャブリ

引用元: Amazon

タイプ白ワイン
味わい辛口
生産地フランス ブルゴーニュ シャブリ
生産者ヴァンサン・ドーヴィサ(Vincent Dauvissat)

シャブリの最高峰といえば!

ラヴノーと並んで、押しも押されもせぬシャブリのトップ生産者といえばドーヴィサ。生産量が少ないので入手しにくいのが難点ですが、やはりドーヴィサを外してシャブリのランキングは作れません。

樽を使った伝統的な醸造スタイルが特徴で、小樽や古樽を使用して半年から一年ほどしっかりと熟成します。葡萄はビオディナミと呼ばれる有機農法の畑で丁寧に育てられ、きちんと手摘みで収穫されたもののみ使用。

生まれてくるワインは、この地域特有のミネラル感が豊富で、骨格がしっかりとしていて果実味も濃厚。そして、驚くほどの長期熟成タイプになります。

「シャブリ=スッキリ軽やか」なイメージを持っている人は、ちょっと驚くかもしれません(価格も!笑)。
でも、やっぱりこれぞシャブリの真骨頂。ぜひ一度は、試していただきたい一本です。

2ウィリアム・フェーヴル シャブリ

ウィリアム・フェーヴル シャブリ

引用元: Amazon

タイプ白ワイン
味わい辛口
生産地フランス ブルゴーニュ地方
生産者ウィリアム・フェーヴル(William Fevre)

これぞ王道!シャブリの魅力が詰まった一本

やはりシャブリを代表する生産者であるウィリアム・フェーヴルを外すわけにはいきません。
シャブリの名声を支えた歴史ある作り手ですが、今はシャンパーニュのアンリオが所有していて、卓越した技術の元で高品質なシャブリを作り続けています。

ウィリアム・フェーヴル シャブリの特徴は、なんといってもその透明感!樽を使用していないACシャブリクラスなので、ピュアな果実味がしっかりと感じられます。
一般的なシャブリのイメージをそのまま体現したような、フレッシュできりりとしたスタイル。大手ならではの安定感と、コスパの良さも魅力です。

みなさんが持っている、「シャブリってこういうワイン!」というイメージに当てはまること間違いなし。
キリッとした白ワインが飲みたくなる、暑い季節にもおすすめです♪

3ルイ・ジャド シャブリ・セリエ・ド・ラ・サブリエール

ルイ・ジャド シャブリ・セリエ・ド・ラ・サブリエール

引用元: Amazon

タイプ白ワイン
味わい辛口
生産地フランス ブルゴーニュ シャブリ
生産者ルイ・ジャド(Louis Jadot)

老舗の貫禄。柔らかくエレガントなシャブリ

ワイン好きならこのラベルに見覚えのある方も多いはず。ブルゴーニュの大ドメーヌであり大手ネゴシアン(卸売)、泣く子も黙るルイ・ジャド社が作るシャブリです。

樽を使用しないクリアな作りでありながら、味わいはどちらかといえば華やかでクリーミー。酸味の骨格はしっかりとしているのに、酸を強く感じすぎないのは果実味の厚みがあるからでしょう。
「フレッシュ!キリリ!」みたいな印象が前面に出すぎず、エレガントに柔らかくまとまったシャブリという印象。ちょっと高級感がある感じです。

漫画『神の雫』には、生牡蠣にあうワインとしてこちらのワインが登場しましたが、個人的にはさっぱりした白身魚や鶏料理にあわせたいかなあ。

いずれにしても、大手ならではの安定感とコスパの良さが感じられます。安心して手に取れる、貴重なブランドによる一本です。

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