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蜂須賀 紀子さんの「辛口白ワインランキング」

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更新日: 2020/06/12
蜂須賀 紀子

ソムリエ・ワイン文化講師

蜂須賀 紀子

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まえがき

辛口白ワイン、私も大好きです。

今回は、辛口の中でも「スッキリ系」の辛口に絞ってみました。
ふくよかで芳醇な辛口もたくさんあるのですが、選んだのは、きりっ!としたイメージが強いものばかりです。

きっちり冷やして、和食と合わせて飲みたいようなものばかりなので、暑い季節にはぜひぜひお試しくださいね!

ランキング結果

1ウィリアム・フェーヴル シャブリ

ウィリアム・フェーヴル シャブリ

引用元: Amazon

タイプ白ワイン
味わい辛口
生産地フランス ブルゴーニュ地方
生産者ウィリアム・フェーヴル(William Fevre)

きりりとした辛口ワインの代名詞!クリーンでフレッシュな王道シャブリ

辛口ワインといえば、「シャブリ」。
きりりとした酸味と硬質的なミネラル感、がっしりとした骨格…。「辛口が好き」という方にお出しして間違いなく喜ばれるワインですから、これをランキングから外すわけにはいきませんよね。

ブルゴーニュ地方の最北に位置するシャブリ地区は、冷涼で鉱物の多い土壌で、「シャブリ」はこの土地のシャルドネ種から造られる白ワインです。

シャブリとひとことで言っても、実はランクもいくつかに分かれていたり、造り手によって醸造スタイルが異なっていたりと、味わいの個性も様々。ウィリアム・フェーヴルはシャブリ地区を代表する造り手のひとつで、私たちがイメージするような、フレッシュでクリーンなシャブリのスタイルを貫いています。

透明感があり、きりりと引き締まった酸味をもつこういう白ワインを飲むと、なんだかこちらまで背筋が伸びるような気がしてきますよね。ダラダラしがちな暑い夏の日に、キンと冷やして飲みたいワインです。

2ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リー 辛口

ソレイユ・ルバン 甲州シュール・リー 辛口

引用元: Amazon

タイプ白ワイン
味わい辛口
生産地山形県
生産者月山ワイン山ぶどう研究所

これぞ日本の辛口ワイン。北限地で造られる甲州は、優しさと酸味のバランスが絶妙!

月山(がっさん)ワインの正式名は、「月山ワイン山ぶどう研究所」。山形県鶴岡市に、昭和55年に造られたワイナリーです。

こちらの甲州シュール・リーは、ジャパン・ワイン・チャレンジなど数々のコンクールで受賞歴を持つワインなので、見たことあるぞという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

甲州ぶどうといえば山梨県が主流なので、山形で甲州?と思われるかもしれませんが、実は庄内地方でも古くから栽培されています。まさに、甲州ブドウの北限とも言われる地域です。

この地域の歴史ある甲州ぶどうを100%使用して造られたのが、こちらのワイン。きりりとした酸味としっかりとした骨格、そこに柑橘系のふくよかな香りが重なり、なんとも絶妙なバランス感。いや、単純に美味しいなあと。

日本の湿度と温度、そして日本の食にしっかりと調和した、日本でこそ飲みたい辛口ワインです。

3ユルチッチ ソンホフ グリューナー・フェルトリーナー テラッセン

ユルチッチ ソンホフ グリューナー・フェルトリーナー テラッセン

引用元: Amazon

タイプ白ワイン
味わい辛口
生産地オーストリア ニーダーエスターライヒ州
生産者ユルチッチ・ソンホフ(Jurtschitsch Sonnhof)

地に足のついたしっかりとした辛口。和食にもオススメなオーストリアワイン。

オーストリアの白ワイン、日本であまり見かけることがありませんが、実は和食によく合うと昔から思っています。

グリューナー・フェルトリーナーなんて聞いたこともない…と思うかもしれませんが、これがオーストリアで最も重要な白葡萄品種。新鮮なハーブやスパイス、フレッシュな柑橘系の生き生きとした香りが特徴で、どこかエキゾチックなニュアンスと厚みのあるテクスチャーが特徴的な辛口ワインです。

引き締まった香りのトーンと引き締まった酸、そして適度に厚みのある口当たりが、白身のお刺身や焼き魚など、さっぱりした和食に本当によく合います。

今回選んだユルチッチという造り手は、家族経営の歴史あるワイナリーで、どのラインナップも本当に高品質。私に最初にグリューナーのおもしろさをを感じさせてくれたワイナリーです。

見つけたら、ぜひ試してみてくださいね!

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