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永井 勇成 / ゆうせいさんの「面白い邦画ランキング」

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更新日: 2020/11/20
永井 勇成 / ゆうせい

映画メディア編集者・ライター

永井 勇成 / ゆうせい

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まえがき

面白い邦画ランキングということで、大好きな作品で作ってみました。どれも邦画ならではの魅力がつまった珠玉作です。

ランキング結果

1HANA-BI

HANA-BI

引用元: Amazon

制作年1997年
上映時間103分
監督北野武
メインキャストビートたけし(西佳敬)、岸本加世子(西美幸)、大杉漣(堀部泰助)、寺島進(中村靖)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

暴力映画?いいえ、真面目な男の愛の物語です

北野武監督の作品=暴力と思っている人にこそ見てほしい…。「その時に抱きとめてくれるひとがいますか」のキャッチコピーの通り、本作は愛の物語です。真面目で不器用な刑事が、自分の大切な人を守るため、救うために人生を捨てる。あなたは真似できますかと強烈に問いかけられ、もし自分の身に同じことが起きたら…と考えさせられます。

暴力描写はありますが、それは暴力を格好良く描かず、しっかりと痛く描くことで真似をする人間がいなくなるように、また、リアルに自分事として捉えてもらえるように、という北野監督の意図があります。

ちょっとリアルすぎて、見ている途中で「痛い」と声が出てしまいそうですが、その怖さを乗り越えてでも見る価値のある一本です。

2家族ゲーム(映画)

家族ゲーム(映画)

引用元: Amazon

制作年1983年
上映時間106分
監督森田芳光
メインキャスト松田優作(吉本勝)、宮川一朗太(沼田茂之)、伊丹十三(沼田孝助)、由紀さおり(沼田千賀子)、辻田順一(沼田慎一)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

いま必要なのは、こんな家庭教師です

どこにでもありそうな家族のもとに、普通じゃない家庭教師がやってくる話…では収まらないシュールさが魅力の作品。

話の通じない父親
やさしいけど頼りない母
優等生の兄
高校受験を控えた弟

どこにでもある家庭には、どこにでもある問題があり、解決しそうでしない、社会の小さな闇があるもの。その小さな闇を強引な方法で照らす男は果たして善なのか悪なのか。

こんな家庭教師は絶対嫌だ…と思っていたはずが、最後にはこの人が自分の家庭教師だったらと思ってしまう不思議な一本です。

3鮫肌男と桃尻女

鮫肌男と桃尻女

引用元: Amazon

制作年1998年
上映時間107分
監督石井克人
メインキャスト浅野忠信(鮫肌黒男)、小日向しえ(桃尻トシコ)、岸部一徳(田抜政二)、真行寺君枝(フクダミツコ)、高杉亘(反町)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

この世で一番格好いい映画!…かもしれない

たぶん、この世でいちばん格好いい映画です。ストーリーも、ビジュアルも、キャストも含め、邦画でこんなにスタイリッシュな映画があったのか…!と概念を変えてくれる一本。

物語は、ヤクザの金を盗んで逃げる鮫肌黒男と、変態偏愛ストーカーの叔父から逃げる桃尻トシコが偶然出会うところから始まります。

追われる2人、追うヤクザと殺し屋。逃げるうちに惹かれ合っていく2人。登場する誰もが魅力に溢れ、クセが強く、そして格好いい。いまでこそ渋めの役が多い浅野忠信さんですが、これこそが真骨頂だと確信できるほどのハマり役です。

4リベンジ!

リベンジ!
制作年2018年
上映時間74分
監督河谷忍
メインキャスト中村瞳太、河谷忍、鈴木真由 ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

制作費が40万円とは思えないほど最高の探偵映画

インディーズ映画からも一本ご紹介します。本作は制作費がわずか40万円!
しかしそれをまったく感じさせない完成度と見事な脚本に驚かされます。

とある探偵にスマホ回収の依頼が舞い込む。簡単な仕事のはずが、ヤクザに命を狙われるはめに…。

とにかく劇中の画がすばらしいです。あれもこれも、どうやったら低予算でここまで面白い映画がつくれるのか。ストーリー展開、伏線の回収も見事で、予算をかけなくても最高の映画はつくれると証明してくれた一本。

メジャー作品も裸足で逃げ出すと言っても過言ではありません。

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