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小池 美枝子さんの「オーガニックコーヒーランキング」

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更新日: 2020/07/12
小池 美枝子

フリーランスバリスタ・コーヒーマイスター

小池 美枝子

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まえがき

オーガニックコーヒーとそうでないコーヒー、どっちがおいしいかは断言できませんが、品質で言うと、確実にオーガニックの方がいいです。色々な認証制度があり、それらを取得しているとパッケージに表示されますので選びやすいですね。

表示に関しては誤認を防ぐために規定がありますので、オーガニックの表示がなくてもそれに相当するものもあります。

ランキング結果

桃のような柔らかく甘い余韻。

第1位はFUGLEN COFFEEのエチオピア グジ ブレホラ。エチオピアのシダモ地区といえばイルガチェフェが有名ですが、最近はグジのコーヒーを目にする機会が多くなりました。

柑橘系のフレーバーが特徴のイルガチェフェに対し、グジ・ブレホラは桃や煮りんごのような柔かくて甘い印象のフレーバーが特徴的です。この地域は標高が高く寒冷な気候のため、コーヒーチェリーはゆっくりと熟します。

登録されているメンバー(農家)は栽培に関するトレーニングプログラムを受けることができ、今後更に高いクオリティのコーヒー生産が期待されるエリアです。

クリーンでバランスが良い。

第2位はチモトコーヒーのコロンビア モンテシエラ。コロンビアのコーヒーは一般的にしっかりとしたコクと酸味があり、赤ワインのように喩えられることがあります。

モンテシエラはコロンビア北部に位置し、味わいはすっきりとしていてオレンジのような柔らかい酸味とチョコレートのような甘味を感じます。この地域ではオーガニックブームに関係なく、古くから当たり前のように自然の恵みを大切にコーヒーを生産していました。

2011年にモンテシエラ農協が発足してからは、低温乾燥の導入や品種限定の取り組みなど、品質向上にも熱心に取り組んでいます。

初めて好きになったコーヒーの産地。

第3位はスムーチコーヒーストアのグアテマラ ウェウェテナンゴ。私がコーヒーを飲むようになって初めて好きになったコーヒーの産地です。

味わいも今流行りの華やかでフルーティな味わいではなく、花の蜜のような甘い香りとぶどうのような芳醇で甘酸っぱい味わいです。深煎りにしてもナッツやチョコレートのフレーバーで飲みやすいです。

ウェウェテナンゴの奥地、サンタエウラリアでコーヒーの2大栽培品種であるティピカ種とブルボン種だけを有機栽培で育てています。ここで栽培されるコーヒーは、標高の高さと寒暖差の激しさがもたらすクリーンで良質な酸味が特徴です。

あとがき

ランキングをご覧いただきありがとうございます。いかがでしたか?

今はネット通販で全国のお店のコーヒーが手に入ります。日本の焙煎技術レベルは世界的に見ても高く、全国各地に名店と言われるコーヒー店があります。

同じコーヒーの銘柄でも、お店によって個性が変わりますので、色々試してみるのも楽しいですよ。

手に取ったことがない商品があればぜひ試してみてください。ぜひ皆さんのご意見もお聞かせください。

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