みんなのランキング

【人気投票 1~18位】出崎統監督のアニメランキング!みんながおすすめする作品は?

あしたのジョー2スペースコブラ(アニメ)ベルサイユのばら(アニメ)冒険者たち ガンバと7匹のなかまエースをねらえ!(アニメ)あしたのジョー(アニメ)スペース アドベンチャー コブラゴルゴ13 劇場版ブラック・ジャック(OVA)劇場版 CLANNAD

このお題は投票により総合ランキングが決定

ランクイン数18
投票参加者数31
投票数79

アニメ界の伝説として今なお多くの人に語り継がれているアニメ監督が出崎統です。今回は出崎統監督が監督を手がけたアニメ作品に注目する『出崎統監督のおすすめ人気アニメランキング』をみんなの投票で決定。『エースをねらえ』『あしたのジョー』『ベルサイユのばら』といった人気作品はもちろん、劇場版『Air』、『CLANNAD』といったギャルゲーム原作の作品もランキングするかも?あなたがおすすめしたい出崎統監督のおすすめ人気アニメランキングを作ってください!

最終更新日: 2025/05/01

ランキングの前に

1分でわかる「出崎統」

国民的人気作を手がけた出崎統のアニメ作品

出崎統は、1943年11月18日生まれの東京都出身のアニメ監督。応募約500人中採用3人という難関を突破し、1963年虫プロダクションへ入社しました。以後『鉄腕アトム』や『ビッグX』、『悟空の大冒険』などの制作に携わります。そして1970年には初監督アニメ作品『あしたのジョー』が放送されました。以後は1971年放送のルパン3世の絵コンテを手がけたり、1973年放送の『エースをねらえ』、『空手バカ一代』や1978年放送『宝島』、1979年放送『ベルサイユのばら』といった人気作の監督を務めます。さらに2001年から2004年にかけて幼児向け作品『とっとこハム太郎』の劇場版作品を手がけ、恋愛ゲーム原作の劇場版『AIR』や同じく恋愛ゲーム原作の劇場版『CLANNAD -クラナド-』の監督を務めるなど、すでにアニメ監督としての地位を確立しているにもかかわらず、新しいフィールドへ挑戦し続けました。惜しむらくも20011年に亡くなられてしまいましたが、今なお出崎統監督の影響を受けるアニメーターは数多く、正に伝説のアニメ監督と言えるでしょう。

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このランキングの投票ルール

このランキングではあなたがおすすめしたい、出崎統が監督として手掛けているアニメ作品に投票してください。例えば『鉄腕アトム』や『ルパン3世』などの人気作は監督として参加はしていないので、今回のランキングからは対象外になります。それ以外の監督作品であれば対象になるので、あなたおすすめの出崎統監督のアニメ作品に投票してください!

ランキングの順位について

ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。

順位の決まり方・不正投票について

ランキング結果

\男女別・年代別などのランキングも見てみよう/

1あしたのジョー2

94.1(9人が評価)
あしたのジョー2

引用元: Amazon

話数全47話
制作会社東京ムービー新社
演出出崎統
メインキャストあおい輝彦矢吹丈)、藤岡重慶(丹下段平)、田中エミ(白木葉子)、森脇恵(林紀子)、だるま二郎(西寛一)、仲村秀生(力石徹)ほか
公式サイトhttp://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=16
放送時期1980年

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美学が燃え尽きる傑作ドラマ

『あしたのジョー2』は、力石徹との激闘を経てリングを離れた矢吹丈が、宿命のライバルを失ったトラウマを抱えながらも、再びボクシングの世界へと戻っていくスポーツアニメです。

本作では、出崎統監督の代名詞である「出崎演出」が最大限に発揮されています。感情の極点を描く「止め絵」、絵画的な「ハーモニー」、ドラマティックな「透過光」、そして動作の重みを伝える「3回パン」といった独自の技法が、矢吹丈が力石徹の死というトラウマに苦しみながらも、カーロス・リベラやホセ・メンドーサといった強敵との死闘を通じて「真っ白に燃え尽きる」まで生き抜くその姿を、鮮烈かつ叙情的に映し出します。これらの演出は、丈の内面的な葛藤やボクシングの激しさを丹念に描き出し、物語の感動を一層高めるものです。

その映像表現はアニメ史に残る傑作として高く評価される一方で、出崎演出の強い個性に対し、時に「絵が綺麗すぎる」「演出が過剰」といった意見もあり、好みが分かれるかもしれません。それでも、矢吹丈の壮絶な生き様は、今なお多くの人々に感動と勇気を与え続けています。

▼こんな人におすすめ
・トラウマを乗り越え再起するドラマが見たい人
・叙情的でドラマティックな、唯一無二の演出表現を味わいたい人

運営

運営からのコメント

モアトリアムからの卒業

宮崎駿評は「死臭がする」だった本作ですが、放送された80年は連載終了をしてから7年後、メインの読者層が30歳前後時だった訳で、矢吹丈という存在を彼らのモアトリアムと捉えると死臭がするという言葉に繋がるんじゃないかなと。象徴的なのは最終戦の観戦に少年院時代の仲間たちが集まって「勤め先を本雇にになった」「町工場で働いてる」と現実の生活の話をしている中で、ジョーのことを「かつての突っ走って(ることのできてい)た頃の自分を思い出す」と語っていたシーン。つまり彼らにとっては同窓生(?)という以上にモアトリアム、地に足がつかなくてももがいていた時[続きを読む]

ビッグジョンさん

1位(100点)の評価

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1じゃなく2の方が好きです。

原作に関しては、プロボクサーになるまでが破茶滅茶で好きなんですが、劇場版に関しては単純に作画が好きで2の方が好きです。
とはいえ力石徹よりホセメンドーサの方が好きなので、内容的にもカーロスリベラとの反則試合なども好きだし、カーロスリベラを廃人に追い込んだホセにジョーが敵討ちに挑む(後に誤解とわかります)ような要素もあり、個人的に最期のホセ戦は燃えました。

まふ。

まふ。さん

1位(100点)の評価

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2スペースコブラ

93.3(4人が評価)
スペースコブラ(アニメ)

引用元: Amazon

話数全31話
制作会社東京ムービー
監督出崎統、竹内啓雄
メインキャスト野沢那智(コブラ)、榊原良子レディ)、高島雅羅(ドミニク・ロイヤル)、藤田淑子(ジェーン・ロイヤル)、加藤精三(ドグ・サバラス)、小林清志クリスタルボーイ)、柴田秀勝(サラマンダー)、内海賢二(ターベージ)ほか
公式サイトhttp://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=25
放送時期1982年

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出崎統演出が冴える宇宙活劇

『スペースコブラ』は、悪の組織から逃れるため記憶を消していた男が、再び宇宙海賊コブラとしての記憶を取り戻し、宇宙を股にかける冒険へと身を投じるSFアドベンチャーです。

静止画をイラストのように見せる「ハーモニー」や、同じカットを繰り返し使用する「繰り返しショット」、そして「画面分割」といった実験的な手法が、ハードボイルドな世界観と主人公コブラのクールな生き様を鮮やかに描いています。特に、平凡なサラリーマンだったジョンソンが、伝説の宇宙海賊コブラとしての記憶と左腕のサイコガンを取り戻す序盤のシーンには、出崎演出が存分に活かされ、物語の幕開けを劇的に彩ります。また、ジャズテイストの劇伴も相まって、その世界観をより一層引き立てています。

一部には80年代のアニメーションスタイルや出崎監督特有の演出に古さを感じるという声もあるでしょう。しかし、そうした要素こそが作品独自の個性を生み出し、色褪せることのないハードボイルドSFアドベンチャーとして、今もなお多くの人々に愛され続けています。

▼こんな人におすすめ
・80年代を象徴する、色褪せないSF冒険活劇を求める人
・ジャズが彩る、渋くハードボイルドな世界観に浸りたい人

運営

運営からのコメント

テレビアニメを推す

絵のタッチからして大人の雰囲気がただようのがコブラであり、正直20歳になってこの作品のよさに気付いたうちの一人だ。本作の前に公開された劇場版のコブラも出崎統が監督を手掛けている。スペース アドベンチャー コブラと呼ばれるタイトルだが、テレビアニメのほうが原作に忠実なため、自分としてテレビ放送のほうを高く評価している。

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3ベルサイユのばら

88.4(7人が評価)
ベルサイユのばら(アニメ)

引用元: Amazon

話数全40話
制作会社東京ムービー新社
総監督長浜忠夫
メインキャスト田島令子(オスカル)、志垣太郎アンドレ)、上田みゆき(マリー=アントワネット)、野沢那智、堀勝之祐(フェルゼン)、吉田理保子(ロザリー)、三景啓司(ジェローデル)、市川治(オルレアン)、山田俊司(アラン)、内海賢二(ジャルジェ将軍)、京田尚子(ばあや)、安原義人(ルイ16世)、森功至(ロベスピエール)ほか
公式サイトhttp://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=312

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出崎演出が紡ぐ革命ドラマ

『ベルサイユのばら』は、男として育てられ、マリー・アントワネットの近衛隊長を務めるオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの激動の人生を描く歴史フィクションです。物語は、フランス革命前夜の華やかな宮廷を舞台に、愛と運命が交錯する壮大なドラマを紡ぎます。

この作品の後半を特徴づけるのが、第19話以降の出崎統による「映画的」な演出です。彼の代表的な技法である「ハーモニー」や「透過光」は、キャラクターの内面的な感情の揺れ動きを詩的に描き出し、重要な瞬間に用いられる「止め絵」や「パラがけ」は、登場人物の秘めたる想いや心理的な側面を鮮烈に表現しています。例えば、第32話でアランの妹ディアンヌが結婚の喜びを語るシーンでは、入射光や象徴的な鳥の描写が、ささやかな幸せを多くの人に伝えます。こうした演出によって、貴族の身分と民衆の間で葛藤するオスカルの姿が、より烈しくダイナミックな革命のドラマとして際立っています。

発表時期を考えると、作画に古さを感じる人もいるかもしれませんが、その独特な表現手法と普遍的なテーマは、今なお多くの人々の心を掴み続けています。

▼こんな人におすすめ
・男装の麗人に惹かれる人
・フランス革命を舞台にした、壮大な歴史ロマンスを楽しみたい人

運営

運営からのコメント

4冒険者たち ガンバと7匹のなかま

86.6(5人が評価)
冒険者たち ガンバと7匹のなかま

引用元: Amazon

制作年1984年
上映時間93分
監督出崎統
メインキャスト野沢雅子ガンバ)、水城蘭子(ボーボ)、内海賢二(ヨイショ)、富山敬(ガクシャ)、堀絢子(イカサマ)、島田彰(シジン)、大塚周夫(ノロイ)ほか
主題歌・挿入歌-
制作会社東京ムービー新社
公式サイトhttp://www.tms-e.com/library/tokushu/ganba/index.html

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恐怖と希望を描く出崎演出の傑作

『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』は、勇敢なドブネズミとその仲間たちが大海原を旅するアドベンチャーアニメーションです。都会育ちの主人公ガンバは、海を見たいと港へ辿り着き、そこで白イタチのノロイに苦しむ子ネズミ忠太と出会います。ガンバは仲間たちと共に、ノロイ打倒の旅に出ることを決意します。

重要な瞬間に挟まれる「止め絵」はキャラクターの決意を強調し、パステル調で感情を表現する「ハーモニー」は物語に彩りを与えます。さらに、悪役ノロイの圧倒的な存在感を際立たせる「逆光」や「画面分割」といった演出は、緊迫感を高め、視聴者に強烈な印象を刻むことでしょう。小さなネズミたちが仲間との絆を胸に、知恵と勇気を振り絞って強大なノロイに立ち向かう最終決戦は、絶望的な状況下でも希望を捨てないことの重要性を示す名シーンとして、今もなお多くの人々の心に刻まれています。

強大な敵ノロイの描写は、視聴した子どもたちに強烈な恐怖を与え、「トラウマ」として語られることもありました。しかし、ノロイの圧倒的な存在感、そして小さな命が困難に立ち向かう勇気と友情の物語は、出崎統の代表作の一つとして高く評価されています。この作品は、逆境に立ち向かう小さな者たちの尊厳と、仲間との絆の力強さを、私たちに力強く伝わることでしょう。

▼こんな人におすすめ
・大海原を旅する勇敢な主人公の王道アドベンチャーが好きな人
・圧倒的な存在感を持つトラウマ級の悪役に惹かれる人

運営

運営からのコメント

ノロイという対象

これはリアルタイムで見ており、やはりオープニングテーマからして最高だった。ワクワク感とドキドキ感が最高潮に達する放送前には正座してテレビの前に着席していた。いまになって思えばノロイも動物だったはずなのに、あの怖さはなんだったのだろうか。トラウマレベルで恐怖におののいていたことが思い出される。

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ガンバガンバガンガンガーンバ

テレビアニメの総集編として劇場公開された作品です。
子供の頃テレビアニメ観ていたので、EDのノロイやその他画像と音楽が恐怖でしかなく本当に大好きでした。
テレビ放送から約10年後に公開された本作は編集も上手くされていて見応えのある作品なのでノロイ観たさにリピートしちゃいます。

まふ。

まふ。さん

2位(95点)の評価

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ガンガンガンバ

宿敵のノロイを退治するために、ネズミたちが奮闘していたのが懐かしいです。このアニメの空気感というか雰囲気が子供ながらに好きでした。いま思うとノロイが怖すぎましたね。すごーーーく残忍で悪い奴でした。

ようこママ

ようこママさん

2位(90点)の評価

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5エースをねらえ!

85.9(7人が評価)
エースをねらえ!(アニメ)

引用元: Amazon

話数全26話
制作会社東京ムービー
演出出崎統
メインキャスト高坂真琴(岡ひろみ)、池田昌子(竜崎麗香)、菅谷政子(愛川マキ)、中田浩二(宗方仁)、森功至(藤堂貴之)ほか
公式サイトhttp://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=75

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止め絵とハーモニー、出崎演出の極致

『エースをねらえ!』は、テニスを題材にした少女漫画原作のスポ根アニメです。県立西高校の1年生・岡ひろみが、竜崎麗香に憧れてテニス部に入部。未経験ながらも、新任コーチ・宗方仁に才能を見出され、代表選手に抜擢されるところから物語は始まります。

本作テレビアニメ第1作では、出崎統監督による独特の映像表現が作品のドラマ性を際立たせています。特に、重要な場面を静止させ感情を強調する「止め絵」や、光のグラデーションで心理状態を表現する「ハーモニー」といった演出技法が随所に用いられています。宗方コーチの厳しい特訓に耐え、肉体と精神の限界に挑むひろみの苦悩や決意は、これらの演出によって鮮やかに描き出されます。ひろみの成長への強い意志とスポ根のテーマが視覚的に描き出され、キャラクターの葛藤は視聴者の心を揺さぶります。

社会現象を巻き起こしたヒット作ですが、1970年代ゆえの作画や、当時のスポ根特有の厳しい指導描写には好みが分かれる場合があります。しかし、ひろみの成長や師弟愛といった普遍的なテーマを、出崎演出がアニメ史に残る形で輝かせた傑作として、今なお多くのファンに語り継がれています。

▼こんな人におすすめ
・王道の熱血スポ根ドラマを楽しみたい人
・ドラマチックな映像表現で、キャラクターの心理描写を深く味わいたい人

運営

運営からのコメント

すごく人気がありましたよね!

当時の女のこはみんな見ていたんじゃないかしら。それほど「エースをねらえ」に夢中だった記憶があります。時代を象徴するかのようなイジメにスパルタ…岡ひろみ、お蝶夫人、宗方コーチ…サーブ、スマッシュ、ボレー。思い出すだけでワクワクしてきます。エースをねらえごっこも流行りませんでしたか?カラオケでオープニング歌うと盛り上がりますよね。

ようこママ

ようこママさん

1位(100点)の評価

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お蝶夫人がすこ


マーガレットで連載されていた、山本鈴美香による伝説のスポコン漫画をアニメ化した作品です。私は今20代なので放送されている時は生まれていなかったのですが、小学生の時にはじめて見たテニスアニメであり、かなりハマっていた作品です。エースをねらえは、主人公は岡ひろみ。お蝶夫人(竜崎麗香)にあこがれてテニスの名門・西高に入ったものの、上達しないという女の子です。実力がないにもかかわらず代表選手に抜擢され、宗方コーチの特訓を受け入れるという流れなのですが、ここからが熱い。部内の女同士のいじめや、つらい練習や負けることへの恐怖など、ひろみにはさま[続きを読む]

鯖缶

鯖缶さん

1位(100点)の評価

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6あしたのジョー

85.6(4人が評価)
あしたのジョー(アニメ)

引用元: Amazon

話数全79話
制作会社虫プロダクション
総監督出崎統
メインキャストあおい輝彦矢吹丈)、藤岡重慶(丹下段平)、仲村秀生(力石徹)、西沢和子 / 恵比寿まさ子(白木葉子)、西尾徳(マンモス西 / 西寛一)ほか
公式サイト-
放送時期1970年

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出崎演出の原点、熱きボクシングドラマ

『あしたのジョー』は、天涯孤独の不良少年・矢吹丈が、東京の下町・ドヤ街に流れ着き、元プロボクサー丹下段平に見出される物語です。詐欺行為で少年院へ送られたジョーが、ボクシングの世界へ足を踏み入れていくヒューマンドラマを描いています。

「出崎演出」は、出崎統監督の代名詞とも言える表現技法です。彼の初監督作品である本作で確立された「止め絵」「ハーモニー処理」「透過光」「繰り返しショット」といった技法は、キャラクターの激しい感情や、ボクシングの緊迫した瞬間を鮮やかに表現しています。そして、特に少年院で宿命のライバル力石徹と出会い、元プロボクサー丹下段平の指導の下、ボクシングの道へ進む決意をする場面では、出崎演出がジョーの内面の変化と覚悟を明確に描写するのです。こうした映像表現によって、逆境に立ち向かうジョーの生き様が力強く伝わり、視聴者の心を揺さぶります。

アニメ第1期は原作の途中までで完結しているため、原作や第2期を知る方には物足りなさを感じるかもしれません。しかし、出崎監督による革新的な演出と、社会の底辺から「あした」を掴もうとするジョーの不屈の人間ドラマは、現代においても多くの視聴者に色褪せることのない感動を届け続けています。

▼こんな人におすすめ
・不良少年がスポーツで更生する物語が好きな人
・師弟愛と主人公の不屈の成長を応援したい人

運営

運営からのコメント

オープニングからジョーの世界

漫画もある【あしたのジョー】だが、やはりアニメでこそ映える作品だと感じる。尾藤イサオによるオープニングテーマからして、いやがおうなしにあしたのジョーの世界に引き込まれ、見たのはリアルタイムではなかったものの、オープニングを飛ばすことなく儀式として名曲「あしたのジョー」を聞いていた。ジョーに対する丹下段平の「あしたのために」はやはり痺れるものがあり、この時代のアニメにはパワーがあったように思える。マンモス西というキャラクターも人間味があって非常に味わい深かった。鼻からうどんをのぞかせるシーンはなぜか広く有名だろう。
出崎統がアニメ【あしたのジョー】を監督したのは26歳のことだった。

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7スペース アドベンチャー コブラ

78.2(3人が評価)
スペース アドベンチャー コブラ

引用元: Amazon

制作年1982年
上映時間99分
監督出﨑統
メインキャスト松崎しげるコブラ)、中村晃子(ジェーン・フラワー)、藤田淑子(キャサリン・フラワー)、榊原良子(アーマロイド・レディ)、久米明(トポロ教授)、睦五郎(クリスタル・ボーイ)、田島令子(サンドラ)、風吹ジュン(ドミニク・フラワー)、緒方賢一(宣教師ダコバ)ほか
主題歌・挿入歌DAYDREAM ROMANCE / 松崎しげる
制作会社東京ムービー新社
公式サイトhttp://www.tms-e.co.jp/search/introduction.php?pdt_no=26

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止絵が冴えるハードボイルドSF活劇

SFアクションアニメ『スペース アドベンチャー コブラ』は、かつて銀河に名を馳せた伝説の宇宙海賊コブラが、記憶を封印し平凡なサラリーマンとして暮らしていた日常から、再び冒険へと身を投じる物語です。とある出来事を機に、彼は封印していた記憶と左腕に仕込まれたサイコガンの能力を取り戻し、危険なSFアクションの冒険へと繰り出すことになります。

本作では、出崎統監督による詩的でダイナミックな映像表現が際立っています。特徴的な「止め絵(ハーモニー)」、感情を際立たせる「透過光」、物語の多面性を映し出す「画面分割」といった技法が、スタイリッシュなハードボイルドの世界観を創り出しているのです。第1話で平凡な男が宇宙海賊コブラの記憶を取り戻しサイコガンを発射するシーンは、彼の変身と決意を鮮烈に刻み込む場面です。羽田健太郎によるジャズ調の音楽も、大人の冒険活劇の雰囲気を一層引き立てています。

現代では好みが分かれる表現も見られることも事実です。しかし、『スペース アドベンチャー コブラ』は、洒落た名台詞、野沢那智の魅力的な声、クールなキャラクターデザイン、ジャズテイストの音楽が織りなす「大人の魅力」で、今なお多くのファンを惹きつけ、SFハードボイルドアニメの傑作として愛され続けています。

▼こんな人におすすめ
・身体に隠された能力を解放する劇的な展開が好きな人
・洒落た名台詞で魅せる、大人のハードボイルドを求める人

運営

運営からのコメント

サイコキネシス

念力で左腕をサイコガンに変える方のコブラです。
クリスタルボーイとの決着に関しては原作の義手ごとサイコガンを撃ち、義手による物理的衝撃で特殊偏光ガラスを割る描写が好きなのであれですが、それ以外の細かな設定変更は気にならなかったので、劇場版コブラも大好きです。

まふ。

まふ。さん

3位(90点)の評価

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原作・アニメとは違うストーリー

左腕がサイコガンに変形したり、3姉妹の設定が若干変わっていたりとところどころにオリジナル要素が見られる劇場版。個人的にアニメよりもこっちのクリスタルボーイとの闘いがかっこよくて好き。

ゆき

ゆきさん

1位(100点)の評価

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8ゴルゴ13 劇場版

68.7(4人が評価)
ゴルゴ13 劇場版

引用元: Amazon

制作年1983年
上映時間93分
監督出崎統
メインキャスト瑳川哲朗(ゴルゴ13)、納谷悟朗(レオナルド・ドーソン)、藤田淑子(シンディ)、富田耕生(ボブ・ブレイガン中佐)、小林清志(T・ジェファーソン将軍)、武藤礼子(ローラ)、富山敬(ロバート・ドーソン)ほか
主題歌・挿入歌プレイ・フォー・ユー / シンディ・ウッド
制作会社東京ムービー新社、フィルムリンク
公式サイト-

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孤高のスナイパーを彩る出崎演出

『ゴルゴ13 劇場版』は、ハードボイルド・アクションアニメーション作品です。国籍不明の超一流スナイパー、ゴルゴ13ことデューク東郷が、石油王の息子を狙撃したことから、執拗な復讐劇に巻き込まれていく物語となっています。

本作のハードボイルドな世界観とゴルゴ13の孤高の存在感を際立たせているのは、出崎統による「止め絵」や「繰り返しショット」といった独特の演出技法です。彼の代名詞とも言える演出は、緊張感あふれるガンアクションや、デューク東郷の内面を丁寧に描き出し、物語に独自の魅力を作り上げています。また、当時としては画期的なアニメーション初のCG導入は、先進的な映像表現への挑戦でした。狙撃後の娼婦との場面からは、プロとしての徹底した隙のない振る舞いがうかがえます。国家機関に追われながらも圧倒的な戦闘力で返り討ちにするシーンは、孤高のスナイパーとしての本質を鮮やかに描き出し、彼の魅力を存分に示しています。

当時としては画期的なCG表現は、現在の視点では意見が分かれることもあります。しかし、「ハードボイルドをアニメにするなら、かくあるべし」と評される完成度の高さは今なお色褪せず、このジャンルにおける傑作として多くのファンに支持されています。

▼こんな人におすすめ
・ハードボイルドな世界観で描かれる、骨太なアクションスリラーが見たい人
・アニメ史上初のCG導入による革新的な映像に触れたい人

運営

運営からのコメント

よく観るとホラー映画

3DCGを初めて取り入れたことが語られる作品ですが、OPの部分しか印象には残ってないかな。出崎さんはゴルゴというキャラがよく解らなかったと語っていたそうで、感情移入先は狙われる側。退けたかと思ったら何度も舞い戻るゴルゴの姿は、どう見てもジェイソン的なそれ。脚本は『弟切草』『キカイダー』などで知られる長坂秀佳先生ですが、長坂臭はほとんどしなかったです。

ビッグジョンさん

3位(70点)の評価

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別物ゴルゴ

原作の機械的な感情を持たないゴルゴではなく、少しだけ人間味が垣間見れるゴルゴなのでそこは賛否両論ですが、原作があまり好きではない自分にとってはむしろ好きなゴルゴになっています。
世界初のCG導入アニメですが、作り込まれているシーンとチープなシーンの格差が凄いのでCGは無くても良かったかもと思えます。
しかし内容はゴルゴが追い詰められる話しなので観ていてドキドキできます。
あとエロと流血多目なのでR指定です。

まふ。

まふ。さん

4位(85点)の評価

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9ブラック・ジャック(OVA)

64.8(6人が評価)
ブラック・ジャック(OVA)

引用元: Amazon

発売日1993年12月21日
話数全10話
制作会社手塚プロダクション
監督出崎統
メインキャスト大塚明夫(ブラックジャック)、水谷優子(ピノコ)ほか
公式サイトhttps://tezukaosamu.net/jp/anime/110.html
放送時期1994年

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魂揺さぶる「出崎節」医療譚

『ブラック・ジャック(OVA)』は、手塚治虫の医療漫画を原作としたオリジナル・ビデオ・アニメーションシリーズです。天才無免許外科医ブラック・ジャックが、法外な手術料と引き換えに難病や怪我を治療し、医療の限界や倫理に挑む物語を展開します。OVA版では、彼が落ち着いた大人びた人物として描かれています。

本作は、アニメ界の巨匠・出崎統監督による「出崎節」と称される独特の演出技法が惜しみなく投入されています。印象的な場面で背景を止めてキャラクターの心理を強調するハーモニー(止め絵)、複数の視点を見せる画面分割、光源を際立たせる透過光、そしてカメラが三度同じ対象をパンする技法などが、作品全体に漂うハードボイルドな世界観と重厚なヒューマンドラマをより一層際立たせる効果をもたらします。ブラック・ジャックの心情に迫るモノローグや、患者の心の闇まで治療しようとする彼の姿勢は、医療の倫理や生命の尊厳といった普遍的なテーマを鮮やかに描き出していると言えるでしょう。

出崎監督特有の静止画を多用する演出は、一部の視聴者には好みが分かれるかもしれません。また、原作に比べて大人びたキャラクター造形に違和感を覚える声も聞かれることがあります。しかし、手塚治虫が描いた人間ドラマを、劇画調の作画と卓越した映像表現で再構築し、アニメの可能性を広げた作品として、今なお多くのファンに語り継がれています。

▼こんな人におすすめ
・劇画調の作画と独特の映像表現で描かれる、ハードボイルドな世界観を楽しみたい人
・医療の倫理や生命の尊厳を問う、骨太なヒューマンドラマに触れたい人

運営

運営からのコメント

10劇場版 CLANNAD

62.7(4人が評価)

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出崎統監督の美学が光る家族劇

『劇場版 CLANNAD』は、恋愛アドベンチャーゲームを原作としたドラマ映画です。父親との間に問題を抱える不良少年・岡崎朋也が、病気で休学していた少女・古河渚と出会うところから物語は始まります。二人の出会いをきっかけに、学園生活の中で朋也が変化し、成長していく様子が描かれます。

アニメ業界の巨匠、出崎統の遺作でもある本作では、その独特の演出技法が随所に光ります。感情を強調する「ハーモニー」や、より細やかな心理を描き出す「画面分割」など、出崎統ならではの表現が活かされています。桜の花びら、雪、雨、光の粒といった視覚的要素も、その演出に大きく貢献します。これらが、朋也と渚の間に育まれる「家族愛」や「人との絆」というテーマを鮮やかに描き出しています。渚が演劇を披露する創立祭のシーンや、二人の出会いの「坂道」は、彼らが困難を乗り越え、共に歩む道のりを象徴する重要なモチーフです。

原作ゲームやテレビアニメ版とは異なる独自の解釈がなされた本作は、その大幅な設定変更やキャラクター描写の差異から、原作ファンを中心に賛否が分かれました。しかし、出崎統ならではの映像表現は、限られた時間の中で物語に新たな魅力を引き出していると評価する声も多く聞かれます。

▼こんな人におすすめ
・家族愛と人との絆をテーマにした温かいドラマが好きな人
・不良少年が心を再生する物語が見たい人

運営

運営からのコメント

テレビアニメに続いて劇場版も

泣きゲーとして名高いKeyゲーム『CLANNAD』。テレビアニメの1期2期を見てボロ泣きしたので、せっかくなら映画版もということで観てみました。シナリオと絵柄は原作ゲームに寄せてあります。テレビアニメが1,2期あわせて50話という超ロングストーリーだっただけに、90分という尺に全部は詰め切れないのではないかと思っていましたが、こちらも良い作品でした。前半は学園ドラマ→後半は主人公とヒロインが家族になってからのストーリーという総集編的な感じなので、テレビアニメ全部見る気力はないけどとりあえずざっくり内容を知りたいという人向けです。背景の[続きを読む]

トム

トムさん

1位(100点)の評価

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まさに人生

CLANNADは人生…とはよく言ったものです。しかしながら本当にその通りでいろいろなことに気付かせてくれる私にとって大切なアニメです。

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11ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎

61.3(2人が評価)
ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎

引用元: Amazon

話数全1話
制作会社東京ムービー新社
監督出崎統
メインキャスト山田康雄ルパン三世)、納谷悟朗銭形警部)、小林清志次元大介)、井上真樹夫(石川五ェ門)、増山江威子(峰不二子)、富田耕生(コンサノ)、小林修(カルロス)、筈見純(マルセス)、佐々木優子(マリア)、立木文彦(マッシュ)、島香裕(ロペス)、谷口節(リベラ)、峰恵研(高僧)ほか
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アニメ「ルパン三世」公式

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出崎演出とルパン一味の絆が光る

『ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎』は、大泥棒ルパン三世が伝説の財宝「ヘミングウェイ・ペーパー」を追うアクション・アドベンチャーです。地中海に浮かぶコルカカ島を舞台に、財宝を巡る内戦に巻き込まれるルパンの冒険が描かれます。

本作の最大の魅力は、出崎統監督ならではの映像表現と、ルパン一味の複雑で魅力的な関係性です。出崎演出の真骨頂である画面分割は、登場人物の緊迫した心理や状況を鮮やかに描き出し、要所で挟まれる止め絵も、視聴者の心に鮮烈な印象を与えます。それぞれ独立しながらも互いを強く信頼し合うルパン、次元、五ェ門、不二子の「大人」の絆も視聴者の胸を打つでしょう。特に次元と五ェ門が、敵対組織に雇われながら瞬時に共謀して対決を回避するシーンは、その関係性を象徴する名場面です。大野雄二のOP・劇伴はもちろん、ルパンに寄り添うED「HE'S GONE」が物語の感動を一層高めています。

銭形警部の出番が少ない点や、五ェ門のキャラクター描写に賛否はあるかもしれませんが、本作はルパンシリーズ屈指の人気作です。出崎演出とルパン一味の「大人」の絆、そして山田康雄によるルパンの演技が融合し、魅力が詰まった傑作として今なお愛され続けています。

▼こんな人におすすめ
・互いの信頼を基にした、スリリングなチームプレイを楽しみたい人
・内戦や陰謀が渦巻く無法地帯の冒険活劇が見たい人

運営

運営からのコメント

出崎統が描くハム太郎の冒険

『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険』は、ハムスターのハム太郎が、飼い主ロコちゃんへの一途な思いから家出同然に旅立つジュヴナイル・アドベンチャーです。人間と話せる「魔法のヒマワリのタネ」を求め、ハムちゃんずと共にハムハムランドでの冒険に挑みます。

出崎統監督が手がけた本作は、愛らしいハムスターの世界観に監督特有の映像表現が随所で際立っているのが特徴です。例えば、ハム太郎の走り方には『ガンバの冒険』を思わせる躍動感があり、ロコちゃんに構ってもらえず拗ねたハム太郎が穴を掘る「やけほじり」のシーンでは、主題歌のバロック調オルガンアレンジが彼の切ない心情を描き出しています。夜の遊園地のような幻想的なハムハムランドの世界観も、まさに監督の真髄です。そして、形あるものより絆が大切だと気付くハム太郎の成長と、言葉を超えて通じ合うロコちゃんとの心の交流を、監督独自の感性で紡ぎ出しています。

本作は、従来の『ハム太郎』シリーズと比較して、物語の展開が「ブラック」あるいは「ややこしい」と感じられ、一部には意外な印象を与えたという声もあります。しかし、そこには大切な人へ気持ちを伝えることの尊さや友情の温かさが描かれており、テンポの良い冒険を通して多くの観客に勇気と感動を届けました。

▼こんな人におすすめ
・切ない心情に寄り添う作品が好きな人
・躍動感あふれる冒険活劇を堪能したい人

運営

運営からのコメント

映画版ハム太郎

子供と一緒に見に行った映画版のハム太郎です。第一作目です。ハム太郎らしい勇気をもらえる内容でしたよね!

ようこママ

ようこママさん

3位(75点)の評価

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劇場版代一作

ロコちゃんに構ってもらえないハム太郎が拗ねて家出する話。最後のシーンで子供ながらに感動したのを覚えている。

生ハムメロン

生ハムメロンさん

1位(100点)の評価

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13ブラック・ジャック

60.6(6人が評価)
ブラック・ジャック(アニメ)

引用元: Amazon

話数全63話
制作会社手塚プロダクション
監督手塚眞
メインキャスト大塚明夫ブラック・ジャック)、水谷優子(ピノコ)、佐藤ゆうこ(写楽)、小野涼子(和登)、富田耕生(マスター)、川瀬晶子(本間久美子)、石井真(ラルゴ)、阪脩(本間丈太郎)、堀秀行(手塚医師)、内海賢二(友引警部)、大木民夫(山田野)、野沢那智(琵琶丸)、矢尾一樹(タカシ)、田中敦子(ブラッククィーン)ほか
公式サイトhttps://tezukaosamu.net/jp/anime/123.html
放送時期2004年

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『ブラック・ジャック』を彩る出崎演出

手塚治虫の不朽の名作をアニメ化した『ブラック・ジャック』は、無免許の天才外科医・間黒男が、法外な治療費と引き換えに難病や奇病に苦しむ患者の命を救う医療ドラマです。本作はOVAや劇場版として、出崎統監督によってアニメ化されました。

出崎統監督は、手塚治虫が描いた根源的なテーマを、独特の映像表現と緩急ある演出で丁寧に描き出しています。無免許の天才外科医ブラック・ジャックは、法外な報酬を請求しながらも患者の命と真摯に向き合う姿勢を見せます。その姿は、視聴者に命の尊厳や医療倫理、人間のエゴといった普遍的な問いを投げかけるものです。また、彼が時に見せる冷徹さと、助手であり養女であるピノコとの微笑ましい交流、貧しい患者を無償で救う人間味あふれる行動とのコントラストが、ブラック・ジャックという人物の多面的な魅力が際立つ要素となっています。

テレビアニメ版は、手術シーンの描写が控えめなため、原作の生々しさを求めるファンには物足りなさを感じる声も聞かれます。しかし、命の尊さや医療倫理といった普遍的なテーマを、幅広い世代に問いかける作品として高く評価されています。その奥行きのある人間ドラマは、長期シリーズとして多くの視聴者を魅了し続けているのです。

▼こんな人におすすめ
・命の尊厳や医療倫理といった普遍的なテーマを扱った医療ドラマが見たい人
・冷徹さと人間味のギャップを持つ主人公に惹かれる人

運営

運営からのコメント

1996年公開の劇場版。

アトランタオリンピックの最中、超人的な能力を発揮している超人類と呼ばれる選手達は、謎の病原菌に冒されていて、ブラックジャックはその病原菌の原因究明と手術をブレーン製薬に依頼されます。
しかしその病原菌はブレーン製薬の人体実験により超人類達に移植された事が判明し、その非人道的な実験に腹を立てたブラックジャックは研究から降りようとします。
ところが、ピノコが人質に取られブラックジャック本人も病原菌を注入され命の危機に晒されます。
そんな始まりのブラックジャックですが、以降のストーリーが時間制限がある中での展開なので緊迫感のある内容になっています。

まふ。

まふ。さん

5位(75点)の評価

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巨匠が魅せるハムスターの冒険

『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!』は、ファミリー向けの冒険コメディ映画です。主人公のハムスター、ハム太郎のガールフレンド・リボンちゃんが、雪が降らないオーロラ谷に「伝説のスノープリンセス」として連れ去られ、ハム太郎たちが彼女を助けに向かう物語です。

本作では、監督の出崎統による、情感豊かな「出崎演出」が光っています。重要な場面で用いられる「ハーモニー(止め絵)」や、キャラクターの心情を強調する「透過光」といった技法は、ハム太郎たちが繰り広げる友情と勇気の冒険に、より一層のドラマ性を生み出しています。特に、リボンちゃんを救うためにハム太郎が海賊ハムクックと競う「ハムハムグランプリン」のレースは、ハム太郎の決意と成長が凝縮された象徴的なシーンとして、視聴者の胸を熱くさせるでしょう。また、妖精ハムスター・プリンちゃんをはじめとする個性豊かなキャラクターたちも、物語を鮮やかに彩っています。

本作は、一部でまとまりがないという意見も聞かれますが、子供たちが安心して楽しめる冒険物語として評価されています。ゲスト声優として参加した安倍なつみやミニモニ。、ダンディ坂野の出演も話題となりました。

▼こんな人におすすめ
・可愛らしいハムスターキャラが好きな人
・豪華ゲストが作品を彩るお祭り映画を求める人

運営

運営からのコメント

リボンちゃんのヒロイン感

さらわれたリボンちゃんを救おうべく、ハム太郎がレースに出場する話。リボンちゃん可愛い。

生ハムメロン

生ハムメロンさん

3位(85点)の評価

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絵本の世界で紡ぐ、友情と創造の冒険

『劇場版 とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ! ハム太郎とふしぎなオニの絵本塔』は、お芝居の練習をしていたハム太郎たちハムちゃんずが、不思議な煙に誘われて謎の絵本塔へと辿り着くところから物語が始まります。そこで出会った作家ハムスター・あややムを助けるため、ハムちゃんずは絵本の世界へと冒険に旅立ちます。本作は、そんな彼らの冒険を描いたファミリー向けファンタジーアニメーションです。

出崎統監督ならではの美しい映像表現が随所に光ります。例えば、不思議な煙がハムちゃんずを絵本塔へ導く導入シーンは、光と影のコントラストや、透過光を思わせる表現が効果的に用いられ、日常から非日常への誘いを鮮やかに演出しています。さらに、物語の中心には作家あややムの創作への苦悩と、ハム太郎たちハムちゃんずとの友情による成長が丁寧に描かれているのです。子供向けでありながら、物事の本質を見極める重要性を示唆する場面も登場します。例えば、絵本の鬼役が本当に「悪者」なのかと問いかける描写や、リボンが鬼役を演じたかったと語るシーンは、物事を多角的に捉える視点を与えてくれるでしょう。こうした描写に加え、ハムちゃんずの協力や友情、あややムの心理描写が、物語を創る喜びと難しさを鮮やかに描き出しています。

急な展開に好みが分かれるかもしれませんが、あややムの丁寧な内面描写によってキャラクターに親しみが湧きます。気軽に楽しめるエンターテイメント性だけでなく、物語の本質を問いかけるテーマ性も持ち合わせた作品です。

▼こんな人におすすめ
・幻想的な映像表現が織りなす世界観を楽しみたい人
・友情の力で悩みを解決する心温まる物語が好きな人

運営

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あやや可愛かった

ハム太郎たちが絵本塔へ連れられ、ひまわり太郎の話を完成させる話。当時一世を風靡したアイドル・松浦亜弥さんが演じる「あややム」が可愛かった思い出。

生ハムメロン

生ハムメロンさん

2位(95点)の評価

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16劇場版 AIR

58.1(4人が評価)

詩情と宿命を紡ぐ夏の叙情詩

『劇場版 AIR』は、亡き母の言葉を胸に旅する人形遣いの青年・国崎往人が、夏の海辺の町で病弱な少女・神尾観鈴と出会うファンタジーロマンス長編アニメーションです。

本作は、出崎統の独自演出と、千年の時を越える「恋と宿命」のテーマが融合しています。出崎統が得意とする入射光を多用した光の表現、分割画面、絵画的な止め絵は、登場人物の繊細な感情や、物語に宿る詩的な情感を丁寧に描き出します。神尾観鈴と国崎往人、そして千年前の翼人の姫君・神奈姫と護衛・柳也の禁断の愛と絆の物語が、眩しい夏の光景の中に詩情豊かに描かれています。オープニングを飾るLiaの主題歌「鳥の詩」も、心地よいメロディで観客を物語の世界へと誘い、感動をいっそう深めることでしょう。

原作からの大胆な変更や出崎統の個性的な演出により、本作は原作ファンを中心に賛否が分かれました。しかし、出崎統ならではの映像表現と、絵と色彩が織りなす情緒的な雰囲気は、原作を知らない観客からも「もう一つのAIR」として評価され、独自の存在感を示しています。

▼こんな人におすすめ
・時を越える切ない愛の物語に涙したい人
・言葉ではなく光や色彩で感情を表現する作品が好きな人

運営

運営からのコメント

演出が光る

出﨑監督らしい演出の数々。京アニのテレビアニメもいいけど私的にはこっちかな。

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出崎統監督が描く、ハム太郎の大冒険

『劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス』は、ハムスターたちが異国の地で冒険を繰り広げる児童向けアドベンチャーファンタジーです。ハム太郎がシャボン玉に囚われたお姫様の夢を見たことから、ハムちゃんずは砂漠の国「ハムージャ王国」へと旅立ちます。

出崎統監督が本作の監督と絵コンテを担当しており、その独特の演出スタイルが、子供向け作品ながらも映像表現に奥行きをもたらしています。ハム太郎とハムちゃんずが友情と勇気を胸に困難に立ち向かう姿は、邪悪なネコの支配に脅かされるハムージャ王国の危機の中でも輝きを増します。冒険の中で、ハム太郎がシェーラ姫に抱く淡い恋心とその結末は、児童向け作品に切ない感情を織り交ぜ、物語に豊かな彩りを与えています。また、モーハムずやゴハムにCGを用いるなど、当時の技術的挑戦も見られる点です。

敵キャラクターのサバクーニャが、ハム太郎の世界観にしては「強面」に感じられるという声もありましたが、全体としては友情と冒険の楽しさを描いた作品として多くの子供たちに愛されました。純粋な心で困難を乗り越えるハムちゃんずの姿は、視聴者に温かい感動を届けます。

▼こんな人におすすめ
・砂漠の国を舞台にした壮大なファンタジー冒険活劇が見たい人
・可愛らしい動物キャラのドタバタと、心温まる物語に癒されたい人

運営

運営からのコメント

18ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え

43.3(3人が評価)
ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え

引用元: Amazon

話数全1話
制作会社東京ムービー新社
監修出崎統
メインキャスト山田康雄ルパン三世)、納谷悟朗銭形警部)、小林清志次元大介)、井上真樹夫(石川五エ門)、増山江威子(峰不二子)、大平透(ヘーカー)、戸田恵子(千恵子)、吉水慶(ホーク)、大塚明夫(マッカラム)、速水奨エリック)、大木民夫(マルチンベック)ほか
公式サイト-
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アニメ「ルパン三世」公式

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時を経て問われる「価値」と「自由」

『ルパン三世 ナポレオンの辞書を奪え』は、天才怪盗ルパン三世が「ルパン帝国の財宝」の鍵を握る「ナポレオンの辞書」を巡って、世界を股にかける壮大な争奪戦を繰り広げるアクションアドベンチャーです。G7首脳会議で議題に上がるほどの財宝を狙い、ルパンはクラシックカーレースに身を投じます。

本作は、出崎統が監修を務め、彼の代名詞ともいえる「止め絵」や「透過光」といった演出が要所で効果的に用いられています。これにより、キャラクターの内面や物語の重要な瞬間の感情が強調され、財宝の真の価値、そして自由な生き方という作品の核心的なテーマを際立たせていると言えます。特に、ルパン一世の財宝の正体が、時代とともに無価値となった「真空管の特許」だと明かされるシーンでは、この演出が「価値の変遷」というテーマを鮮烈に描き出します。また、ルパンと銭形が互いを「自由人」と認め合う場面は、単なる追跡劇を超えた両者の絆を感じさせるものです。

本作は制作期間の短さから、作画の不安定さやアクションシーンの迫力不足を指摘する声もあり、評価が分かれる作品です。しかし、時代とともに移ろう「価値」を問う示唆に富んだテーマ性、ルパンと銭形が互いを認め合う絆の描写は、多くのファンを惹きつけます。また、当時の社会情勢を風刺するユーモアも満載で、ルパン三世らしさが存分に詰まっています。

▼こんな人におすすめ
・伝説の財宝を巡る大泥棒のハードボイルドな冒険が見たい人
・時代と共に移ろう『価値』を問うテーマの作品に惹かれる人

運営

運営からのコメント

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