ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
北野作品へのデビュー作
1993年の「ソナチネ」で北野映画に初参戦となります。それまではポルノ映画やB級やC級作品ばかりで売れない役者人生を歩んできましたが、今作によって一躍人気俳優への階段を駆け上がります。演技は終始無表情で、そこが北野武ともマッチして実にいい塩梅なのです。
最後の主演作品
最後の主演作品が、死刑囚と対話「教誨師」という職業を演じるのは皮肉なものですが、個人的には最も素の大杉さんが出ていると思いました。名バイプレーヤーとして地位を確立したので、自身の主演作は数少ないので本作はその貴重な一本です。主役でも決して派手な演技はしていませんが、そこが大杉さんらしくて涙を誘います。
大ヒット作品でも光る演技力
確か、大杉さんが出演した中では最もヒットを記録したのが「シン・ゴジラ」です。長谷川博己・竹野内豊・石原さとみなど豪華スターの陰に隠れていますが、中年の渋さが前面に出ています。
5位HANA-BI
淡々とした演技が巧み
個人的には最も大杉連という役者を象徴している作品だと思っています。全編を通して重苦しい死を感じさせる中で、車椅子の大杉さんと主人公のやり取りが最も人間味を感じさせるのが計算だとしたら、実に巧みな映画だと思います。何度観ても見入ってしまう名作中の名作です。
円熟味の演技が光る
ヤクザ役がすっかり板に付く大杉さんの演技が楽しめる作品です。怒鳴り声も様になり、北野映画の常連として存在感を発揮しています。奇しくも、この作品が多分ヤクザ役として最後だと思うので、そう言った観点からも感慨深いものが感じられます。